他の魚も混ざってますが・・・大部分がサッパです。 扁平な魚で小骨が多く・・・美味しいのですが殆どの釣り人には嫌われます。 コノシロよりも青みがあり、釣り場では良くイワシと間違われてます。 口。体は小さくても口はかなり大きく開きます! へんな顔♪ サッパ。 あまりにも美味しいのでご飯を食べつくしてしまい、隣の家にまでご飯を借りに行ってしまうほど・・・“ママカリ”との別名まで付くほどに美味しい魚ですが、小骨が多く、下処理に手間の掛かる魚です。 外道扱いして逃がしてしまう人も多いです。 もちろん、私にとっては美味しい魚で、雪の降るような真冬でも堤防から釣る事ができる貴重な魚でもあります。 釣り方: サビキで、基本は表層を狙います。 群れが居る場合はエサ無しで釣れる事もありますが、エサがある方が確実に良く釣れます。 ヒュンヒュンと音がするほど勢い良くサビくと良いとも言われますが、それは疑似餌だけの場合でしょう。 サビキにアミエビを針付けしている場合は、全く動かさない方が良いです。 梅雨から梅雨明け頃の濁りが入っている時、潮に動きがあり、特に上げている時は、極小針のサビキのエサ無しで入れ食いになる事もありました。 捌き方: 背中側は厚みがあるのですが、腹側は厚みがない一本線・・・大袈裟に表現すると包丁みたいな感じです。 他の魚同様に、肛門に包丁の刃先を入れて開いても良いのですが、短時間に沢山捌きたい時は・・・ 写真の様に腹側を切り取ってしまっても良いです。 沢山切り取るか、少しだけ切り取るかは、料理によって使い分けます。 この方法で、頭とお腹を切り落としたら、水道で内臓を洗い流すのが最速でしょう♪ 茹でた真子と白子と皮。 刺身にするために捌いていたら・・・次から次へと・・・真子に白子に真子に白子・・・これは!! 鍋に湯を沸かしたら、出て来た真子や白子に皮までも・・・どんどん投入して行き、最後に水気を切ったらポン酢で♪ 捨てたら生ごみ!! 食べたら絶品!! 真子と白子。(ほとんど真子で、一番右だけが白子です。) 釣った当日に捌いて出て来た真子と白子は、やっぱり捨てずに頂きたいです。 栄養満点で美味しい♪ 皮を茹でたもの。ポン酢で。 刺身を作った際に取った皮を使いました。ただ捨てるのがもったいなかっただけ♪皮はコラーゲン満載♪ 刺身。 奥はギンイソイワシ、右はアジで、中央より手前がサッパ。 2021年、アイゴを沢山釣って・・・このイワシやサッパなどが僅かに釣れたのです・・・で、まとめて刺身に♪ 投稿しようと思ったら、一番シンプルな刺身は一度も作った事が無かった!! 酢締めも美味しいですが、わさび醤油で頂くのも◎!! 美味しい♪ またまた前回に続いて刺身に・・・ 今までずっと酢締めばかり頂いて来ましたが、“生”がいい!! 生のぷりっとした身が美味しい♪ 小骨は気になる人いるかな??? 私は多少の小骨も持ち味・食感の一つとして楽しめるほど♪ お酢が苦手な人は、刺身でも美味しいので、是非♪ サビキは、いろいろな魚が少しずつ釣れる時があります・・・ 写真左下より時計回りに、ヒガンフグ、マアジ、サッパ、サッパ(背ごし)です。 右下より手前の4つがアジで、奥がサッパです。 6月上旬にコマセ無しで釣ったのですが、これが!! 脂がのって激激美味!! 釣った当日は・・・もう!! 絶対!! 刺身で食べたい!! 美味しい♪ 今回は皮を取ってみました。 刺身。 イワシ同様にとても栄養豊富でいろいろな生き物が好んで食べます。もちろん生で。 身に旨みが十分にあるので、人間が生で食べてももちろん美味しいのでした。 ウロコ、内臓を取り除いたら、頭、尾、腹まわり、背びれなどを取り除き・・・ 1mm〜2・3mm (好みで♪) にスライスします。 これを氷水で締めて酢味噌で頂くのが一般的です。 冷蔵庫にギシギシがあったので和えて見ました。 僅かに酸味のあるギシギシとも違和感なく、見た目も良く、美味しく頂けました。 ドレッシングのおろしポン酢で食べてみたら・・・これも美味しい!! 酢味噌や醤油、ポン酢で頂くのが定番です。 サッパの酢締めの要領で、塩と酢で洗った後、酢味噌で頂いてみましたが、これも美味しかったです♪ サッパの背ごし。 背ごしと言えばアユが定番ですが、サッパでも出来ます。 頭と内臓、ウロコを取り除き、約1mm程の厚さで筒切りします。 1、塩を振って酒で洗い、臭みを取り除きます。 2、酢味噌を付けて頂きます。 これも美味しい・・・ なめろう。 やや小型のサッパの内臓、ウロコと、頭、尾びれを切り落としたら、背骨も小骨もそのままに・・・ 包丁で叩きまくったら、ネギ、生姜と味噌少々を混ぜたら完成♪ 今回は何故か、醤油で食べたくて・・・味噌は少な目にして、醤油をチョロッと掛けて頂きました。 これは小骨が気になる方もいるかも知れません・・・が!! 私には、僅かな小骨もサッパの持ち味♪ めちゃ美味しい♪ サッパの食べ方の定番。酢締め。 1、三枚に卸して塩を掛けて臭みを取り除き、数分後、酢で洗い流します。 3枚に卸す。 塩を掛けて数分置く。 酢で洗います。 2、酢に漬けて数時間・・・身が白っぽくなり引き締まってきたら食べ頃です。 昆布と一緒に漬けたもの。 写真一番左の2枚がコノシロで、他はサッパです。 サッパ。 手前の山がコノシロで奥の山がサッパ。短時間だけ軽く締めてみたもの。 酢に漬けるときに一緒に昆布を入れても良いです。 食べるときは皮を取ってもそのままでも好みで。 漬ける時間も好みにより一晩漬けても良いです。 酢を使った料理・・・それほど好きではないのですが、この旨み・・・美味しいです。 酢味噌和え。 一晩酢締めしてから酢味噌で和えて頂きました。 これは美味しい!また食べたいです。 酢締めの青じそ塩レモン(ドレッシング)和え。 写真左は背ごし。これも一緒に。 サッパリと・・・(サッパだけに・・・)美味しく頂けました。 塩焼き。 サッパの塩焼きは珍しいかも!? 沢山釣れたので一部を塩焼きにしてみました。 これが、ほんとに普通に美味しい焼き魚♪ 残ったアラは、後日、唐揚げにすれば無駄もない♪ 甘露煮。 コトコトじっくり煮詰めて作りました。 味が滲みて♪ ほんと美味しい♪ お酒にも合います♪ サッパの焼き酢漬け。 内臓もウロコもそのままに、アミでこんがりと焼きます。 酢と醤油をメインに、好みで日本酒や砂糖等を加えた漬け汁に、ジュッと、熱々のまま漬け込んでいきます。 漬けてから3日後から骨も頭も丸ごと頂けます。 お酒に合います・・・ 焼き酢漬け。 保存が効いて骨まで丸ごと食べる事ができるのでおすすめ♪ 小型のサッパは丸ごと、酢締めにして残ったアラも一緒に唐揚げで骨までサクサクと頂けます。 ビールに合います・・・ 小型のサッパ。アジも僅かに混ざってます。 鱗も内臓もそのままでも良いのですが、今回は内臓だけは取りました。 今回は3枚に卸して、身だけを揚げました。残りのアラは後日頂きます。 腹骨を残してますが、2度揚げでカリッとなりました。 ビールに合い、一気に食べてしまいました。 サッパ・コノシロとハゼ2匹も混ざってます。奥は青竹の手づくりコップに手作りどぶろく。 アラ。低温からジックリ揚げて、シッカリ冷ましたら、高温でカリッと♪ 口に入れて噛もうとすると、簡単に砕ける・・・ほんと、サックサク♪ 今回は開いてから揚げてみました。 やっぱり、この方がサクサク〜っと頂けます。 内臓を取ったサッパ丸ごとや、サッパのアラだけ・・・の他、アジのアラなどなど。 唐揚げ。 小型のものは丸ごと唐揚げにしても美味しいです。 身を頂いて残ったアラも捨てずに頂きます。捨てたら生ゴミ、食べたらご馳走・・・ 南蛮漬け。 作り方: 1、サッパはウロコ、内臓、エラを取り除いたら、片栗粉をまぶして揚げます。 2、漬け汁は、酢100cc、砂糖大さじ2、醤油小さじ2、出汁小さじ1、塩少々で作ります。 ※増減は、この比率を参考に♪ 3、1の揚げたサッパを2の漬け汁にジュッと漬け込んで行きます。 4、翌日から美味しく頂けます♪ 煮物。 2024年にして初めて♪ 身は取りやすく美味しく頂けます♪ 私の場合・・・やっぱり頭や背骨も食べたい!! じっくりコトコト煮込むか、サッと洗って冷凍庫へ入れてしまい、後日、唐揚げに♪ サッパの梅煮。 イワシに近い感じのサッパでも美味しそうな気がしたので作ってみました。 圧力鍋で作れば、頭も丸ごと柔らかく、青魚の旨味にサッパリした梅干しが合う!! サッパだけに!! また食べたい! 作り方: 1、鱗を落とし、内臓を取り出してサッと洗っておきます。 2、圧力鍋に、水・酒・醤油・みりん・酢・砂糖を入れて火に掛けます。 3、沸騰してきたらサッパを入れ、生姜を少々、種を取った梅干しを入れます。 4、圧力鍋のフタをして、加圧30分、自然放熱。 5、煮汁が多い時は好みの濃さになるまで煮詰めて完成!! サッパやイシモチも混ざってますが潮汁。 身を取った残り・・・アラにも栄養満載!! コラーゲンたっぷり!! 丁寧にアクを取ったら塩で味付け・・・とてもシンプルですが、体に沁みる・・・体が喜んでいるのを感じます。 右上より時計回りに、サッパの背ごし軍艦、サッパ皮つき、サッパ光物(酢締め)、ネコマタ皮つき、シログチ。 感想・・・ サッパの背ごし軍艦・・・アイディアでは良さそうだったのですが、背骨が少し 気になりました。味は良かった。 サッパ皮つき・・・美味しいのですが、酢締めの方が良かった。 サッパ光物(酢締め)・・・これは美味しいです。 ネコマタ皮つき・・・これも美味しいですが、美味しい皮がやや食べ難い ので炙るのをお勧めします。 シログチ・・・柔らかく、脂が乗り、美味しい。 干物作り: 1、お腹を開いて内臓とエラを取り除いたら、丁寧に洗い流します。ウロコはそのままで良いです。 私はササラの代わりに調理用に別に確保してる歯ブラシで細かな所まで汚れを落としました。 2、汚れを取ったら、背骨を超えて背中側まで(皮一枚は残して)刃を入れ、頭も割って開いてしまいます。 3、塩分濃度10〜13%程度の塩水に30分浸します。 大きさや好みにより調整して下さい。 4、ほんとに軽くサッと真水で洗って、表面の塩分を落としたら、1枚1枚丁寧に水気を取ります。 上の写真は、この状態です。 5、乾燥させます。 天日、風通しの良い日陰の他、今回私は、寝るまでの間は部屋で扇風機で、その後、翌日の夜までは冷蔵庫で乾燥させました。 6、ここまでで、干物の完成♪ 頂く際は、火で炙ったり、細かくして他の食材に混ぜるなどして頂きます。 一昼夜干ししたもの。 遠火でジックリ炙ります。 これが!!! 頭や周辺の薄い所はサクサク〜♪ で、身のある部分はシットリと噛みしめれて♪ 焼き魚の香ばしい風味が!!! なにこれ!!! 激美味なんですけど!!! 何も付けづにそのままが最高だったので、変な味付けは絶対にマイナスだろうと・・・ 手前が、大根おろしのドレッシング、奥がマヨ+七味唐辛子、左上だけ味付け無しです。 私的には、これも悪くありませんでした・・・110点が108点になった感じ!? 元が凄過ぎたので、何かやっても美味しい♪ ふと思い立って・・・魚粉を作ってみました。 兎に角、カラッカラに乾燥させます。 内臓とエラを取り除いたら、遠火でジックリ炙り、水分を飛ばし・・・夜間は冷蔵庫で乾燥・・・翌日は快晴だったので、激熱の車内、ボンネットの上に置いておいたら・・・カラッカラ!! すり鉢で擂ったもの。そう言えばウロコもそのままだった! 大きなウロコなどを網で取り除いたら、再度、スリスリして粉々に!! 完成した魚粉。 これは、内臓、エラ、ウロコ以外の全て・・・背骨などの骨やヒレ、頭も入ってます。 焼きそばに♪ 魚粉は焼きそばが合う♪ 美味しい♪ またまた焼きそばに♪ 今回は生の焼きそば&海藻のアオサをカラカラに乾燥させてフリカケ♪ これが!! 美味しくない分けが無い!! 焼きそばと魚粉!! 合います♪