7月上旬。 体長7cm程度(大人の人差し指程度)の個体を5匹採取しました。 極狭い範囲での捕獲だったので、このサイズでも群れで行動しているのかな? ひとつ下の赤ちゃんの写真は2年前・・・産卵 or 孵化する時期は大分変るのか・・・それとも、去年産まれて1年でこのサイズ!?
7月中旬。体長2cm程度。 水草の茂みの中にライギョの子供が沢山居ました。
7月中旬。 アユの澄む綺麗な川・・・この川にライギョが居るとは・・・ 凡そ体長50cm程度。
7月中旬。体長は凡そ60cm前後。 今日は池や川などで3匹のライギョを偶然目撃しました。 ペットボトルに10号ラインを40cmほど付け、針に5cm程のコイを背掛け、用水路に放り込んでおきました。 用水路は予想外の水深30cm程・・・浅すぎる・・・完全に諦めてました。 今回は、この仕掛けたった1個・・・昼に放って午後2時に見に行ったら、ペットボトルが強く動いてる・・・ ※この仕掛け一式は、私が何となく思いついた方法です。 地に固定せず、フリーに動けてしまいますが、ここの場所は・・・ 1、用水路の幅が2m程度なので、回収出来なくなる事は無い。 2、あちこちにヒシ・オオカナダモが生い茂り、必ず水草に仕掛けが絡まる。 3、水深は深くても50〜60cm程度。 なのです。 フリーなので、ライン切れ、仕掛けロストも無い・・・ フィッシュイーターは、思いっきり飛び掛ってひったくる・・・大きな浮力が抵抗となり、針掛かりするのでは・・・ 水面に出たペットボトルが目印になり、何処にあるか一目瞭然、ペットボトルが動いていれば大物が掛かっている、通行人にはただのゴミとしか見えな い・・・などの特徴があります。 この仕掛けで前回はナマズを釣りました。 見事なスネークヘッド。 体の割りに頭が大きく、眼が顔の先端に・・・ ヘビの頭に似ているので外国ではスネークヘッドと呼ばれています。 カムルチーは2列の模様がハッキリしてます。 鋭い歯。 同じフィッシュイーターのナマズに比べて大きく鋭いです。 写真は割り箸を喰い付かせました。 カムルチー。 8月末。体長57cm。 カムルチー。 4月下旬。体長65cm。 ライギョルアー。 ライギョは水草の中に隠れているので水草との戦いになります。 一番上のタイプは私が子供の頃のルアーで、水草に絡まないように針金でガードしています。 その他は現在のルアー。中は空気でライギョが咥えると空気が抜けて凹むようになっています。膨らんだ状態では水草に絡まず、ライギョが咥えると針が掛かり 易くなる構造です。 水草がまばらな状態では、ライギョも警戒し、少しでも人影が見えると底へ沈んで咥えなくなってしまいます。 真夏になり、水面が見えないほどにビッシリと水草が敷き詰まっている状態は釣り難いのですがベストな状態で、ライギョも盛んに食いつきます。 ルアーをカエルのように水面をちゃぷちゃぷ歩かせると・・・いきなりバフッとライギョが咥え込みます・・・が、捕食はヘタなので失敗も多い・・・ 水中が全く見えない状態で、音の効果もあり、一気にアドレナリンが噴き出します。 大きな歯に細かな歯。 こんなのに噛まれたら相当痛いでしょう・・・ 7月上旬。大人の人差し指サイズの個体を数匹採取できました。 可愛くてつい、1匹だけ持ち帰ってしまいましたが、育てるのはとても大変・・・ ナマズは視覚よりも嗅覚に良く反応し、動かないエサでも良く食べるのですが、ライギョは主に視覚でエサを探しているようで、動かないエサには反応しないの です。人工餌は何度かトライしましたが今の所ダメ。 今まで食べたものは、小魚、生レバー、ミミズです。 小魚を食べる様子は、いきなり猛スピードで突進し、水槽の角へ追い込み、さらに上へ逃げた所を水面近くで飲み込みました・・・この間、0.5秒程度・・・ 一瞬の出来事でした。完全に視覚で獲物を追ってます。 また、ナマズのように、腹がはち切れるほど食べ続けることはなく、数日後も外見はスリムでした。 8月下旬。 大きさがまちまちの小ぶなを投入したら次々に食べていき・・・残った大きなフナは釣りのエサにでもしようと考えていました・・・どうやって口に入ったのか・・・どう考えてもお腹に入らないと思われるサイズも飲み込んでしまいました。 食べ難い魚は何度もツツイて頭から丸のみしてました。 9月上旬。 だんだんと大きくなったライギョ・・・体長15cmを超えている感じです。 ライギョは跳ねて水槽から飛び出ると知っていたのでフタをしていたのですが、子供のライギョでもあったので簡易的なもの・・・夜、仕事から帰ってきたら居 ない!! 探したら水槽の裏側に埃だらけになってパサパサ・・・全く水分の無い状態だったので諦めようとしたらモゾッと動いた! 直ぐに水槽へ投入しまし たがボロボロ・・・時々ヨロヨロと何とか空気を吸いに水面に・・・大丈夫か・・・今夜もてば何とかなるかな・・・目玉も乾燥してちょっと怖い・・・間違い なく数時間は水槽の外にいたようです。 9月上旬。 水槽から飛び出てカラカラに乾燥していたのに無事に復活しました。 空気呼吸で酸素を取り込む事ができるのが良かったのでしょうか・・・普通の魚ならば、確実に死んでます。 写真は、無事復活した後、2ヶ月間飼育して初めて見た・・・砂に潜って目だけキョロキョロ・・・そう言えば、目はかなり上の方に付いているので、自然環境下でもこんな風にしている事もあるのでしょう。 11月上旬。 体長20cmを超えている気がします。沢山捕まえたウシガエルの赤ちゃんも数日のうちに食べ尽くしました。 ひとつ上の写真から翌年となった9月。 ずっと飼っていたライギョを捕った用水路と同じ場所で、同じくらいの大きさのライギョをまた捕ってしまいました。 自然環境からいきなり水槽では臆病だろうな・・・と思ったら・・・ とてもナツくなった1匹目が居るからでしょうか・・・人にも全く動ぜず直ぐに慣れ、お腹が空いて来ると2匹でずっと私の動きを目で追うほどに・・・写真の様に2匹でずっと私を見るのです・・・ 写真は、右が飼いなれた1匹目。水槽で育ったので体色は薄くなってます。目が大きくかわいい。左は後で捕った個体。人を見ても恐がりませんが、見た目も性格もずっと野生的。 11月中旬。 それぞれ体長が25cm程にもなり、水質の悪化がハンパない・・・ここで、2匹を捌いて料理してしまいました。1年以上飼育養殖して思い入れもあったためか・・・煮物にして頂いたのですが、作った料理は撮影し忘れてしまいました。 とても臆病なライギョですが、飼育すると良くなつく事が分かりました。 ライギョ。 私も含めて・・・一般にライギョと呼ばれますが、カムルチー、タイワンドジョウ、コウタイなどの総称です。 外国ではスネークヘッドと呼ばれますが、まさに、ヘビのようです。 一昔前は外来魚として大繁殖したのですが、大分減少しています・・・が、最近また増え始めたとの報告もあります。 水草を集めて巣を作り子守をするので、ある程度の環境が必要なのです。 呼吸するために時々水面に浮いてくるので、辺り一面水草に覆われている場所でも、そこだけは水面が見える事もあります。その下にはライギョがいる可能性あ りです。 意外ですが、特定外来生物には指定されていないので、飼育可能です。 釣り方: カエル型のルアーを水面でスイスイと・・・いきなりバフッと水面下から喰い付いて来ます。 大繁殖!?したバスフィッシャー(ブラックバス釣りをする人)に比べ、ライギョマン(ライギョ釣りをする人)は数が減り、ライギョ自体の数も減っているた めか・・・とてもこだわりを持った方も多いようです。(ネットからの情報です・・・) 私もライギョマンにあった事がありますが、とても気さくで良い方でした。 ただ、ライギョマンの目の前で活け締めなどは避けた方が良いかも知れません・・・ライギョを傷つけたり、殺してしまうような扱い方をしていると、喧嘩にな り、竿や車!まで壊されることもあるようです・・・ 昔は日本でも食べていた人が多かったようです。 中国、韓国や東南アジアでは、現在もポピュラーな食用魚となっています。 ※食用として知られていますが、(他の淡水魚同様に)寄生虫を持っている可能性があるので、刺身などの生食をしてはいけません。 ライギョの下拵え: 8月末。血抜きをした身です。 身は厚みあり、柔らかく、脂もあり、プリプリ・・・ 右上は頭、左上は胃です。 白身で美味しそう・・・おもわず刺身で食べたくなる感じです。 皮の面にサッと湯を掛けて表面のヌメリ&臭みを取っても良いでしょう。 小骨も無く、プリプリ・・・これに唐揚げ粉をまぶしてカラッと・・・ ライギョ料理: 唐揚げ。 柔らかくホクホク、クセ・臭みなどなく、信じられないほどに美味しい・・・ 外見からは想像できない上品な魚の唐揚げが出来ました。 唐揚げ。 美味しいのでやはり唐揚げで食べたくなる・・・今回はポテトチップスと一緒に・・・フィッシュ&チップスで頂きました。 写真の量で半身です・・・美味しくボリュームあり・・・ビールと一緒に頂くとお腹が膨れます。 頭・・・でかい。 喉周りの肉の他、フィッシュイーターの頬の肉・・・大きくて食べ応えがありました。 写真右は胃。煮込んだので煮込みモツのような食感に・・・焼いてコリッとしていた方が私は好きです。 アラも残らず利用します。 骨周りに残った身もお酒をチビチビやりながら残さず頂きます。 大きな身の極一部。 煮物。 小骨など無く、プリッとしていた身そのままに、身離れ良く食べ易いです。 煮込んでしまったらただの魚・・・普通に美味しい煮込み魚となりました。 唐揚げの方がずっと美味しく私は好きです。 串焼き。 とても弾力がある頬の筋肉は切り取って串焼きにしてみました。 しょう油を付けて焼いて・・・ 歯応え良く美味しい・・・貝柱よりも弾力は強めですが適度な感じで美味しいです。 当然ながら・・・1匹から2個しか取れない貴重な食材。 ソテー。 予め塩コショウで下味を付けておき、中まで火が通るように蒸し焼きにしてからバターと一緒に焼きました。 白身魚のスズキと似ていると思ったので、スズキ料理の中から選びました。 しょう油を少し垂らして頂くと美味しいです。 照り焼き。 予め、しょう油とお酒のタレに漬けおきます。それを、しょう油、砂糖、酒、砂糖のタレと一緒に絡めながら焼き上げます。 スズキでも行なう白身魚の料理ですが、ライギョにも良く合い、これは美味しいです。