サバイバル節約術


メジナ <眼仁奈>





今まで数百匹は食べて来ましたが、とても美味しいので何度釣っても嬉しいものです。



体長27cm。
アオイソメ、堤防の直下で釣りました。竿先がフワフワ〜・・・そ〜っと喰っていたようです。
朝まづめ、夕まづめに大型が底付近で釣れます。(堤防で釣れるのはこのサイズまでかな?)



コバルトブルーの綺麗な目。

メジナ。ノーマルタイプ。
上の写真が生きている状態にとても近いです。黒い体に濃いブルーの目がとても綺麗です。
関西方面では、グレと呼ぶほうが一般的です。
より沖合いにはクロメジナ(磯釣り師は、尾長グレorオナガと呼んで別格扱いします・・・)が生息していますが、釣ったことはありません。
とても目が良く頭も良く、大型になる程臆病でもあり、釣り難くなります。
引きが強く釣り自体も楽しめます。
海面で小型の木っ端グレが騒いでいる時には、海底で大型のグレがジッと様子を窺っています・・・
群れで行動しますが、大型は単独になります。

現在では釣り人がコマセ(撒きエサ)を撒くので、昔よりも味が良くなったとも言われます。
身は柔らかく、煮ても焼いても美味しいです。

捌く:
ウロコはとてもシッカリしているので、専用のウロコ取りを使った方が簡単です。
骨は太くかなりシッカリしているので、骨の唐揚げは小型のものしか使えません。





刺身。生。




刺身。
左の皿が炙り。右の皿が生。




唐揚げ。
小型のメジナを釣って持って帰ってしまいました・・・申し訳ない・・・
その他、スズキの子供、ウグイの子供、ヒイラギの子供など・・・極小の針でサヨリ釣りを行い、釣れた魚たちです。
開いて背骨はむき出しに、頭は半分に切り、アジの開き状態にしてから揚げました。
身は柔らかく、骨はカリカリに。全て丸ごと美味しく頂けました。








串焼き(炙り)。
特に冬の脂が乗った時期に皮の面を焼くと火を噴きます。
白身で柔らかくホクホク・・・それに香ばしい・・・これを食べたくて釣りに行くときも・・・






溶岩プレートで焼くと遠赤効果で中はフックラと焼けます。
可能であれば七輪で焼くことをお奨めします。これが最高。









メジナの塩焼き。
白身でふっくらふわふわの身です。
焼いてしまうと硬くなってボソボソになってしまう魚もいますが、これは美味しいです。




メジナの香草焼き。
やはり美味しいです。




西京焼き。
皮付きのまま、冷蔵庫で1日タレに漬けてから焼きました。
これは美味しい!! しかも、お酒に合う!! もっと欲しい〜
想像通り、メジナは西京焼きも合います。




バター炒め。
メジナをバター炒めにしたのは初めてだったのですが、これは美味しいです。
皮にやや焦げ目が付く程に火を入れました。




メジナの鍋。
鍋に入れても美味しいです。






メジナの煮物。
美味しいです。
翌日は煮汁が全てプルプルのゼリー状となる程、フィッシュコラーゲンが大量に出ます。
食べた後はお湯を注いでダシを取り、ごはんに掛けたり、そのまま飲んだりしてもとても美味しいです。




煮凝り。フィッシュコラーゲンたっぷりです。



煮凝りを使った野菜スープ。
これはやや失敗。シンプルな野菜の風味と魚の臭いは・・・いまいちだった。
チャーハンや煮物などに使った方が良かった・・・





みそ汁。
身を取ったアラを使ってみそ汁にしました。
小型の魚は唐揚げで骨まで頂き、大型の魚は汁物のダシに使えます・・・
捨てるとただの生ゴミになる部分ですが、これが美味しいのです・・・




鮨。皮付き炙り。
香ばしく美味しいです。秋になると脂がのってさらに美味しく・・・




シャブシャブ。手前左がメジナ。右はヒガンフグ。
昆布で出汁をとった鍋でシャブシャブにして頂きました。
表面が白くなり、新鮮なのでクルンッと丸まり・・・柔らかく美味しい・・・
鍋は、メジナやベラなど数種の魚、山で獲ったハタケシメジなど。




カルパッチョ。
小型のメジナを使ったので、“カルパッチョ”っぽくないですが・・・
身は薄く切ってお皿に並べ、塩コショウ、オリーブオイルを掛けます。
メジナの磯臭さが出ないように予め酒で洗ってから、身を削ぎました・・・これが関係あるのか無いのか・・・磯臭さなど全くありませんでした。
今回はメジナの身だけでは彩りが悪いのでツルマンネングサを載せました。
カルパッチョと言う料理自体、初めてだったのですが意外と美味しいです。




カルパッチョ。
大型のメジナの身の一部だけを使いました。
頂き物のキュウリを一緒に・・・トマトはどうしても一緒に頂きたかったので贅沢にも買ってしまいました・・・2個で178円!

今回のカルパッチョは・・・
1、皿に摩り下ろしニンニク、上に薄切りメジナの身、薄切りのキュウリ、トマトを載せて冷蔵庫で冷やしておきます。
2、頂くときに塩コショウを振ってオリーブオイル、レモンの汁を掛けて混ぜたら完成!!

カルパッチョのタレは色々なものが存在します・・・好み、その時の気分でいろいろ挑戦してみましょう!

そう言えば肝心の味は・・・もちろん美味しいです。
真夏の夜はサッパリしたカルパッチョをビールと共に頂くのも良いものです。







 

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