サバイバル節約術


イワシ <鰯・鰛・鰮>





雪がちらつく程の寒い2月、大群が港の中に入ってきて海が黒くなりました。



20cm超。





体長23.5cm。
これが最大サイズ程度かと思いましたが、調べたら30cmにもなるとか。



写真中央より左側。

マイワシ <真鰯>
写真では分かり辛いですが、体に黒い点が並びます。
このイワシもウロコが取れ易いです。




大部分がカタクチイワシです。







口はでかい。まるでジョーズ。

カタクチイワシ <片口鰯>
ウロコがとても取れ易く、身も柔らかです。
包丁を使わず、手でしごいて捌く事ができます。
とても口が大きいので自分の体の半分程もあるルアー(弓角)に食って来た時がありました。






ウルメイワシ <潤目鰯>
大きい目・・・文字通り、目が潤んだ感じなので直ぐに分かります。
円筒形でコロンとしてます。






中央は、コノシロ、両脇がカタボシイワシです。
腹側はコノシロの様に鋭角なのですが、背中側はコノシロと違い、丸みを帯びます。

カタボシイワシ <肩星鰯>
エラにある三角形マークが名前の由来で特徴です。
温暖化により、生息域が北上しています・・・2024年にして初♪


イワシ。
どのイワシも足が早い(鮮度が落ち易い)魚なので、しっかり保冷して家に持ち帰りましょう・・・
イワシは海中の豊富な栄養分を含んでいるので、フィッシュイーター(魚を食べる魚)にとっては、とても重要な生き物でもあります。
※当初、トウゴロウイワシとギンイソイワシも一括りにしていましたが、種が違う&食べ方に違いもあるので、別枠にしました・・・

釣り方:
サビキで釣ります。
回遊があれば入れ食い状態になりますが、無ければ全く釣れません・・・
サビキの種類がその時の環境(海の色、太陽の位置など)にあえば、エサの無いサビキだけで大漁に釣る事ができます。





カタクチイワシの白子と真子。
4月上旬、大型のカタクチイワシが数釣れ・・・捌いたら、白子や真子が・・・これは!!
茹でようかとも思ったのですが、捌く際に破れたものもいくつか・・・これを茹でてしまうとバラバラになって回収不能になるのでは!?
で、結局、お酒で洗ったら醤油を掛けて頂いてみました。
これは悪くない!! 甘味と・・・この風味・・・ナマコのコノコ・コノワタの感じに似てる♪




右上の皿の左がウルメイワシ、右がギンイソイワシの刺身です。



こちらは、トウゴロウイワシ(奥)とウルメイワシ(手前)です。



マイワシ。写真中央。脂が乗って柔らかく美味しいです・・・



マイワシ。
大型のマイワシは簡単ですが3mm程度の幅で骨切りしました。
脂で柔らかくまったりと・・・美味しすぎる・・・
欲を言えばもっと丁寧に血抜きすれば良かった。



見るからに美味しそう・・・この銀色と赤色のコントラストが食欲をそそります・・・



手前がマイワシ。奥はサッパ。
体長20cmを超えるマイワシが釣れたのですが、大型のイワシはこの1匹だけ・・・これは是非刺身に・・・脂が乗っていたので冷蔵庫へ入れたら表面の脂が 固まりました・・・
半身丸ごとかぶり付いて口の中へ・・・体温で溶ける脂・・・まったりと美味し過ぎる・・・
大型のサッパは、骨切りしてコリコリして美味しいです。



手前がマイワシの刺身。
同じ皿の奥はコモンフグを細く切ったもの。ポン酢。
右上は小さなヒイラギの唐揚げ。左上はサッパの背ごしで酢味噌。
12月中旬、僅かな釣果でしたが、少しずつ・・・いろいろな味を楽しみました。



カタクチイワシの刺身。
身がとても柔らかいので捌くのに苦労しました。手開きしました。








手前がウルメイワシ。奥はサッパ。

ウルメイワシの刺身。
私にとってはなかなかお目にかかれないイワシです。
口に入れると溶けてなくなる柔らかい身。美味し過ぎる。



カタクチイワシのカルパッチョ風。(ドレッシングの塩レモンを掛けただけです。)



カタクチイワシの刺身を醤油とゴマドレで。
ひとつ上のカルパッチョと同じ日・・・ちょっと変わった食べ方をしたかったのです・・・どれも美味しかったのですが、ゴマドレだけは、微妙・・・味はまさにゴマドレ!イワシの風味は完全に打ち消され、食感のみ!!でした。



午後から釣りを初めて・・・カタクチイワシが釣れ出したのは3時頃!!
数時間前まで泳いでいた鮮度!! 足の速い(傷みやすい)イワシを刺身で頂けるのは、釣り人の特権でしょう♪
写真では、左の方はサッパの刺身、右の方がカタクチイワシの刺身です。
鮮度が落ちるとクタクタになってしまう身ですが、コリッコリ♪ しかも甘〜い♪



ウルメイワシ。



左上奥はサッパ、右はアジ、手前はカタクチイワシです。緑はセリ。



カタボシイワシの刺身。

刺身。
新鮮なイワシは刺身で食べたくなります。
とても足の速い魚(痛みやすい魚)なので、刺身は釣り人の特権。




そろばん玉。
カタクチイワシをブツ切りして酢味噌で食べるものです。
本来の作り方は分からないのですが、恐らく・・・背ごしの様に頂く気がしたので同様に・・・
カタクチイワシの頭と内臓を取り除いたらブツ切りし、軽く塩もみして少し置いたら酢で洗い流して酢味噌で頂きました。
これは、背ごしにするほど背骨が硬くはない・・・イワシだからこそ出来る背ごしの一種だと思いました。
もちろん、美味しく全て頂いてしまいました。




大型のマイワシは3枚に卸してから唐揚げにしました。
柔らかく、イワシ独特な風味が美味しくビールに合います。



大量のカタクチイワシ。
中骨も柔らかいイワシ・・・2度揚げせずとも丸ごと美味しく頂けました。



カタクチイワシの唐揚げ。



カタクチイワシ丸ごとの他、他の料理で使った残りのアラ・・・頭、背骨、脇骨など・・・
その他、アジやサバの子供も混ざってます。緑はヨモギの天ぷらです。




ウルメイワシ。



アラの唐揚げ。
イワシ、アジ、サッパ、サバ、メッキの頭・背骨・脇腹です。



カタクチイワシのアラ:中央が頭、背骨が中央〜左下。
左上はサッパ、右は大きなコノシロの背骨と頭です。

唐揚げ。
新鮮な食材は揚げてしまうのをためらう程美味しいのですが、個人的な好みもありますが、当然ながら、唐揚げもとても美味しいです。




カタクチイワシのアラ(頭)。
身を刺身にした残りをアミで焼きました。
もともと風味の濃いものなので、サクサクと食感も良く・・・香ばしく・・・泡盛のツマミになりました。



串焼き。
手前の方はウルメイワシで、奥はカタクチイワシです。
大量にサバが釣れる中で混ざってきたイワシ達・・・今回は釣りのエサに使うために確保・・・のつもりだったのですが、イワシだけはどうも食べたくなってし まい・・・串に刺して焼いてみました。 (サバはエサにします。)
刺身も好きですが、たまには別の食べ方も・・・香ばしく焼けたイワシに醤油をチョロッと着けて頂きました。
美味しいです。泡盛などチビチビやりながら頂きました。



串焼き。
大量に釣れたイサキの子供に混ざって・・・僅かに釣れたカタクチイワシ・・・どうしようか・・・
そうだ! 串に刺して焼いてみよう♪ そして、食べたらツマミになって美味しかった♪
早速、HPに・・・って、あれ!? 4年前も同じ事してた・・・




カタボシイワシの塩焼き。
柔らか&イワシ風味が美味しい♪




生姜煮。
これは風味良く美味しいです。

作り方:
1、水、酒、醤油、みりん、砂糖と一緒にイワシを煮るだけです。
2、15分程度煮たら完成!!




梅煮。

作り方:
1、イワシはウロコ、頭、内臓を取り除きます。
2、水、醤油、みりんを煮立たせたら、イワシを投入!
3、生姜と梅干しを入れて、コトコトジックリ煮込んで味を滲み込ませたら完成♪




イワシのタタキ。
これを食べたいがために、イワシを釣ったあと、アサツキの生えているポイントまで採取しに行きました・・・アジもアサツキも採りたてで、もちろん美味し い。

 


イワシのなめろう。
手でしごいて身だけ取り、味噌を少し加えて包丁で叩きます。
この時は薬味がゴマだけだったのでイマイチ・・・
大葉やネギがあればもっと美味しかったと思います。




なめろうを焼いたのがサンガ焼き。
アワビなどの貝殻に詰めて焼けば雰囲気も最高!になります。






イワシのつみれ。
イワシが獲れた時はいつも食べたくなります・・・
具はシンプルに、叩いたイワシの身に塩少々を混ぜてダンゴに。
汁は、料理酒、塩、醤油少々です。
ミツバなどがあればもっと最高!




内臓を使った味噌汁。
これはオリジナルです・・・コロナでずっと釣りに行ってない!! ほんと、魚が食べたくて食べたくて・・・そしてやっと釣った魚!!
頭も骨も頂いて、内臓も全部食べたかったんです!!
カタクチイワシを捌いたら、白子や真子が出て来て・・・これは♪ で、黒い部分は苦いだろうと思いながらも全部食べたくて、全て茹で、味噌を溶き入れただけ!!
結果、やはり苦かったのですが、ゴミも出ず、全て頂けたので大満足でした!
もし私の様に食べたくなっても、腸の黒い部分は取り除いた方が良いでしょう♪




鮨。
左二つは、カタクチイワシ・・・柔らかく美味しいです。
中央上は、ギンイソイワシ・・・意外と歯応え良く美味しいです。
中央下は、アジ・・・文句なしで美味しいです。
右上は、メゴチ・・・美味しいのですが、特徴がなかった。
右下は、サバ・・・やはり酢で閉めた方が美味しいかな?



ナンプラー& アンチョビ作り♪



カタクチイワシが数釣れたので、身を取って塩に漬けました。
容器の底に塩を敷き、身を並べたら塩を敷いて、その上にまた身を並べ・・・を、繰り返し、最後に塩を載せて完成♪
この上にビニール袋に水を入れたものを載せて重しとしました。
出来るだけ空気に直接触れないようにするのが良いので、ラップをしてから重石をすると良いです。



まず先に・・・イワシを取り出して残っていた汁・・・これがナンプラーになります。



カオマンガイ。
いろいろな作り方、バリエーションがありますが、私が見つけたのはシンプル&炊飯器で作る簡単なもの♪
ほくほくで風味があって美味しいです♪

作り方:
1、お米は炊飯器に入れて水を吸わせておく。
2、鳥肉は適度に切ったら、塩と摩り下ろしニンニク&ショウガのタレに漬けこむ。
  ★塩ではなく塩コショウを使いました♪
3、炊飯器の水を捨てたら、ナンプラーを入れた後、水を規定量まで入れます。
  ★ここで鶏ガラスープの素をパラパラと少々投入♪
4、その上にタレに漬けていた鳥肉を乗せたら、普通に炊きます。
  ★極少量のゴマ油も投入♪
5、炊き上がったら器に盛って完成♪
★は、他のカオマンガイレシピにあったものをアレンジで加えた部分です♪



汁も取り出して残った塩・・・これをフライパンでジックリ乾燥させたものは、ナンプラー風味の塩として使えます♪



手元にあった食材を、この塩で炒めてみました。
これだけで、普通に美味しい♪


ここから最初に戻って、塩漬けしたイワシについて。



アンチョビ。
塩に漬けて1ヶ月と10日後。 アンチョビを作る場合は1〜2ヶ月程度が良いのです♪
塩と水気を拭き取ったらオリーブオイルに浸けて行きます。
これで1年程は保存できるようです。



身をそのままツマミに♪
当然ながら、少々ショッパイので、お酒をチビチビやりながら頂きます♪
あっと言う間に・・・消えて無くなりました・・・



アンチョビガーリックポテト。
定番の一つなので美味しくて当然!?

作り方:
1、ジャガイモは綺麗に洗って適度に切ったら、レンジでチンか、茹でます。
2、ニンニク、アンチョビを細かく刻んだらフライパンにオリーブオイルを入れてジックリ炒めます。
3、ジャガイモを投入して、さらに炒めます。
4、軽く焦げ目がつく感じになったら完成♪





自家製アンチョビ、ニンニクスライスと唐辛子。



アンチョビペペロンチーノ。
ひとつ上の量を使ったのですが、私には少々物足りない・・・1.5〜2倍程度が良いかも♪
ただ、これでも十分、美味しいです♪

作り方:
1、オリーブオイルでスライスしたニンニクを香りが出るまで炒めます。
2、アンチョビ、鷹の爪、塩少々も加えて炒めます。タレはここまで。
3、パスタを茹でます。規定よりも1分程度短く茹でるのが良いです。
4、茹でたパスタと茹で汁をスプーン2さじ程度を“2”のフライパンに投入して軽く炒めます。
5、タレが絡んだらお皿に盛って完成♪



アンチョビペペロンチーノ。
今回はアンチョビ6枚の他、彩りにカラシナの葉も刻んで和えてみました♪
美味しくてあっと言う間になくなりました♪







 

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