6月下旬。夕方4時頃。 エイの大きさは横幅(体盤幅)で測るとか・・・写真は60cm。重さは恐らく15kg以上。 2015年、人生初のエイでした。 8月中旬。体盤幅40cm。 磯の岩場に入り込んできたエイを・・・網で出口を塞いだら・・・尻尾を手掴みでGet!! バシャバシャバシャ!! って!! 想像以上の暴れ方で面白かった♪ エイの体の構造を知っていたから出来た・・・こんなアホな事は絶対にマネしないようにね♪ 9月中旬。 海に濁りが入って、潮の流れが穏やかな日・・・深さが膝下程度しかない岸壁にまでアカエイが寄ってきました。体盤幅は、恐らく5・60cm程度。 9月下旬。夜10時。 前日に釣ったハゼとイカの切り身を針につけ、ラインはナイロン10号、ハリスはワイヤー。 急に竿がしなり、大人の人間でも掛かったかと思うほどの強烈な重み・・・30号の船竿が逆U字になり、物凄い勢いでラインが唸りを上げて出て行く・・・ド ラグを目一杯締めて竿は両手で持ってやっと立てることができました。 バキッと竿の爆ぜるイメージが何度も頭をよぎりました・・・エイが堤防を回り込んでしまい、私も移動したので、隣のおじさんの釣り場を占領してしまいまし た。 優しいおじさんにライトで照らしてもらい、離れた場所にあった玉アミまで持ってきてもらい・・・そこからさらに体盤幅70cmのエイを枠の直径45cmの 玉アミに入れるのに一苦労・・・今度は約20Kgになった玉アミを濡れた手で垂直に持ち上げる事がなかなかできずにまた苦労・・・ 写真は海面まで浮いてきたアカエイ・・・でかい!でか過ぎる! 真っ暗闇で姿の見えない相手と戦っているよりも、目視できると動きに対応しやすく気合も入 ります。 体盤幅70cm。重さは20Kg近かったと思います。 デカ過ぎ! 今の私の装備ではこれ以上のものが掛かってしまったら、竿も網も役に立たないでしょう・・・ 10月上旬。夕方5時。 体盤幅80cm。重さは20Kgぐらいあった気がします。 駆け引きの最中は、もう頭の中真っ白な自分と、超冷静な自分に・・・神頼みする自分も! 普通に考えて竿の曲がる限界を明らかに超え・・・ギャラリーが悲鳴を上げる程の曲がり! いつ竿が折れてもおかしくない・・・想像を絶する引き込みに、もうやめて!神様ごめんなさい!勘弁して!って叫んでしまいたくなるほど・・・それが何度も繰り返し!! 私の持っている玉アミでは絶対に入らなかったと思います・・・今回は見に来てくれた方が、見た事ない大きさの玉アミ!恐らく直径60cm以上はあったと思います。このエイがすんなり入るほどデカイ玉アミを持っていて・・・その方に助けてもらいました♪ こんなデカイの2度と釣りたくない! 次こそ竿が折れる! 出来れば50cm以下のサイズでお願いします♪なんて♪ アカエイ。 食用になるエイの中でもっとも美味しいと言われる種類です。 ザラザラの硬いウロコ状の歯。これはまるで石畳・・・ この歯でアサリの貝殻やカニの殻までもバリバリと砕いてしまいます・・・ エイと言えば毒針・・・武器はこれだけだと思ってました・・・ 写真は、エイの尾にあったトゲ。 尾の根元に近い場所に、写真の配置で・・・逆向きのトゲも・・・ ザラザラしたムチの様にしなる尾に毒針とトゲ・・・なんと凶悪な・・・ 尾には大きくて鋭い毒針があります・・・写真は表面の皮を取り除いた状態。 頂く場合は真っ先にこれを取り除くことをおすすめします。 裏側・・・変な顔♪ エヴァの使徒っぽい♪ おしり♪ 尾の両脇にある長いもの・・・実は、これが “ちんちん”!! 2本!! 負けた!! 人間の様に柔らかくなったり硬くなったりせず・・・触ると、結構な硬さでした。 エイ。 軟骨魚綱に分類され、サメに近い仲間です。 投げ釣りや磯釣りで掛かってしまうと、仕掛けを切り捨てるか・・・時間を掛けて抜き上げるか・・・どちらにしても厄介なので釣り人には嫌われます。 幸か不幸か・・・私は外道でエイが掛かってしまった事がなく・・・とにかく捕りたい一心で・・・色々調べて挑戦したのでした。 サメ同様に体中に尿素を含んでいるので、これを意識しなければ美味しく頂くことはできません・・・ 死後時間が経つと尿素はアンモニア(いわゆるオシッコの成分)に変わってしまうのです。 ただ、肉にアンモニアを含んでいるので腐り難いという特徴もあります。 食用にされるのは良く知られていると思います・・・が、ほとんどはヒレのみですね・・・ 全身の大部分がヒレで、これは泳ぐヒレ・・・ 食べ方としては煮付けが特に美味しいと言われています。 韓国にはホンオフェと呼ばれるアンモニアを含んで腐り難いことを利用した醗酵食品があります・・・あまりの臭さに涙を流しながら頂くとか・・・ 仕掛け: エイは大型になる、歯は硬く、尾のトゲでラインを簡単に切断する・・・ことから、 大き目の環付き針(懐の広いもの)を使い、ハリスとしてワイヤーを1m程度、これをスリーブなどで留めて使います。 10号のナイロンラインでも毒針に触れると簡単に切れてしまうようです。 私が準備した装備は、 1、30号コンパクト投げ竿に10号ライン、ワイヤーハリス1m、カツオ針。 2、20号コンパクト投げ竿に6号ライン、ワイヤーハリス1m、管付ヒラメ針。 上の写真は2の仕掛けです。 エサは、魚の切り身やイカなどが良いです。臭いで寄せます。 今回は、1の仕掛けにサンマの切り身とイカの切り身。 2の仕掛けにはエサはその場で釣ったメゴチ(切れ目を入れました)とイカの切り身をそれぞれペアで針掛けしました。 エイが掛かったのは2の仕掛けでした。 場所は、潮通しが良く水深のある底が砂地の場所・・・ 数年前に横幅50〜60cm程度の個体がいくつも昼間からウロウロしていた場所・・・ 時間は、基本夜行性ですが日中でも釣れる事があります。 とても潮通しの良い場所ですが、今回は長潮・・・こんな時はエイがウロウロしていそうな気がしたので挑戦したのでした。 釣った時間は午後3時30分過ぎでした。昼の12時頃にも60cmサイズの個体がウロウロしてました。 その他、今回釣ったエイを捌いたら胃の中から大人の手のひらサイズの足を持ったタコが出てきました。目と上部分はありませんでしたが、殆どそのまま丸呑み 状態でした。 硬い口にシッカリ針掛かりした状態でした。 針に通っているのはイカの切り身・・・魚は食われたのか何処かへ・・・ 目の横にある穴・・・ここは、左右が繋がっているのです。何故に!? エイは死んで時間が経つと臭くなる・・・帰る時間になるまでは、ここにヒモを通して生かしておくのです。 エイの食べ方: 表面のヌメリを取り、体の両側にあるヒレを切り取ります。 切り取ったヒレの皮を剥いたら下拵え完了。 体内からは肝臓を取り出します。 皮を剥いたエイヒレ。 右下:頭。 中央と下:背中とその両脇。(エラは取り除きました) 左下:腰(お尻) 上:尾とヒレ。 でかいエイだったのでクーラーボックスに入らず・・・そのまま車の中へ放り込んで帰宅・・・海水が無くてもずっと生きていて、家に着く直前まで時々動いていました。普通の魚であれば最悪の持ち帰り方ですが、エイに限っては兎に角“生きている”事が最重要と考えました。 エイの肝臓・・・ついさっきまで生きていたもの・・・これだけでまるで小型のエイのよう・・・ボールに一杯まるまるありました。 肝臓の刺身。 臭いといわれるエイ・・・その肝臓・・・色々な生き物を頂いてきて肝臓はもっとも臭みが凝縮される場所・・・とのイメージが強いのですが、新鮮な肝は刺身 で絶品だとか・・・ 肝臓と言えば血液とは切っても切れない関係・・・皿にも血液が滲み出てきました・・・ 恐る恐る醤油を垂らして口に入れてみたら・・・とてもまろやか・・・ カワハギの肝のような美味しさ!あまりの美味しさにあっと言う間に口の中へ・・・ 2021年。再び♪ 家に着くまで、何とか生きてました。そこから肝の一部を取り出して刺身に♪ これが、ほんとに、文句無しで美味しい♪ ※ネットを調べると、適度にスライスして水で軽く洗い、内部の血液を揉み出したら、冷凍庫で1〜2日程度冷凍すると寄生虫対策に良いようです。 機会があれば、どれほど味が変わるのか・・・やってみたいです。 肝の炒め物。 肝をフライパンで焼いてみました。 塩コショウを振って・・・釣った当日に捌きながら食べて・・・食べ飽きてきたのか、鮮度が落ちてきたからか・・・クリーミィ ドロッとした感じでこれは残念でした。 内臓の煮物。 左:肝臓、下:白子、右:胃、右上:腸、上:腎臓? 白子はシットリクリミー、胃は少し歯ごたえがありシコシコ、腎臓?は、レバーに近いのですが、やや薄味。 そして腸。このヒダヒダがエイ独特なもの・・・この食感は面白い♪ 身の刺身も美味しいとか・・・早速挑戦!! ザクッザクッ・・・こんな硬いのを食べれるのか・・・って、そんな分けない!!! 途中で気付きました・・・軟骨を取り分けた肉部分のみを刺身として頂くのです・・・ 肉は発達した筋肉により歯応えが良いです。 新鮮であれば身もとても美味しいです。 身の刺身。新鮮であれば、ちょっと強めの弾力がありますが、とても美味しいです。 エイを釣ったら是非!! 身の肝和え。 肝臓を刺身で頂いたときにカワハギの肝を連想したので、身を細切りにして肝と和えて頂いて見ました。 肝臓の刺身を頂いたとき程の感動は無く・・・時間が経ってしまったからか? 巨大なエイを一気に色々な料理で頂いて食傷気味なのか? ちょっとイマイチ感でした。 空腹時であれば違ったかな? 刺身で身を取った残りのヒレ軟骨部分。 海水程度の塩水に30分程度浸けます。 後は乾燥させるだけ・・・天日干し、もしくは、室内では冷蔵庫か扇風機の風にあて続けます。 カラカラに乾燥させました。 これは美味しいです。当然ですね・・・ 軽く炙って頂くと風味良く、お酒に合う・・・ただ、今回はちょっと塩分濃かったか・・・ エイヒレ。 しっとりソフトで美味しい!! お酒が美味し過ぎる!! 作り方: 1、酒・醤油・みりんのタレに浸けます。半日〜1日程度。お好みで♪ 今回は、夜浸けて次の夜までそのまま。 2、乾燥させます。時間はお好みで♪ 今回は、当日夜は扇風機、寝る前に冷蔵庫に入れて翌日夜までそのまま。 3、そのままや、軽く炙ってもよいです。 またまたエイヒレ。今回はみりん干し。 みりん、酒、醤油のタレに1日漬けこんだ後、干して作ります。 写真下は、みりん干しを炙ったもの。 炙る事で香ばしさが加わり・・・お酒がすすむ♪ これは美味しい♪ どろぼう焼き。 愛知では、エイをどろぼう焼きにして食べるとか♪ このネーミングに興味を惹かれ♪ 作り方: 1、下処理して適度に切ったエイを赤味噌・酒・みりん・砂糖で煮ます。 ※ここで、砂糖とみりんは若干、多めにすると、クタクタのボロボロにならず、身がシッカリして以降の工程が楽になります。 ※煮る前に串に刺すとの情報がありますが、鍋に入らないので、まずはそのまま煮ました。 2、ある程度冷めると身がシッカリするので、私はここで串を打ちました。 3、串を打った身に、赤味噌と砂糖を混ぜたタレを付けて行きます。 味噌がシッカリしてるので、水で薄めたくなりますが我慢!! 私は少しだけ・・・1で残った煮汁を少し加えてタレを柔らかくしました。 4、焼いて行きます。焼き加減はお好みで♪ 私は少し焦げ始める頃が最高♪ 焼いて行くと・・・うわっ♪ めっちゃいい匂い♪ 私は五平餅を焼いた時の匂いを連想しました♪ ヨダレが! この匂い・風味・味・食感♪ 味噌は絶対に!赤味噌を推奨します♪ エイのアラの煮物。 エイのシッポや体中央付近の肉を切り出したもの。 夜、朝、夜と煮込んだ状態です。皮付きのまま投入しました。 プルプルで柔らかい・・・量があっても口に入れると直ぐに無くなる感じ・・・ 僅かに軟骨だけがややコリコリしています。 悪く言えば歯応えがあまり無いのですが、クセが無く食べやすい食材でしょう。 頭と背骨。 尾、腰・チンチン、お腹。 ヒレの根元。 各部の煮物でした。 エイヒレの煮物。 デカイエイだったので、ボリューム半端ない・・・喰らいついて喰いました♪ 白身と赤身のしましま・・・ふわふわにナンコツのコリコリも・・・面白い煮物です。 エイのアラをコトコト煮込んで、食べた後・・・残りは汁と身だけを丁寧に取って冷蔵庫へ♪ 身の量がかなり多め♪ このまま食べても、美味しい♪ もちろん、臭みなど全く全然何もなく、身は白身で上品・・・これが、コラーゲン満載で煮固まってるのです・・・ 今回は、身の量も多くボリューミィー♪ お酒のツマミに♪ ご飯に。 ご飯の量に対して激多い、煮凝りも身が多い!! ご飯がアツアツだったので、少しヒンヤリした煮凝りが丁度良い♪ 溶ける間もなく口の中へ! イートイン!! もちろん、美味しい♪ 熱さも丁度良い♪ ふ〜っ幸せ♪ 味噌煮。 少しクセのある食材は味噌が合う! で、作ってみました。 サバの味噌煮を参考にしました。 作った当日よりも、翌日の方が美味しかったです♪ ソテー。 ソテーと言えば白身魚・・・赤身があり、軟骨もある・・・どうなるか・・・ 作り方: 1、塩コショウを振って片栗粉をまぶす。 2、フライパンにバターを溶かしてシッカリ火を通す。 裏返してフタをして中まで火を通したらお皿へ。 3、フライパンにレモン、砂糖、醤油、酒を入れて軽く火に掛ける。 4、出来たタレをエイに掛けたら完成!! 軟骨がシッカリしているので筋にそって箸で切り取り、スティック状にして口の中へ・・・ 奥歯でゴリゴリと軟骨を噛み砕きながら・・・これは意外にも臭みも無く、バターの風味も良く、美味しい!! ガリガリ食べる新感覚のソテー。これは意外にもおすすめです。 塩焼き。 大量のエイの身は冷凍庫で保存しています・・・解凍して料理しました。 これは臭みがやや気になりました。上のソテーも解凍したものですが、料理法により明暗が分かれる・・・これは残念な結果に・・・ 唐揚げ。 もの凄〜く水分が飛んで・・・小さくなりました・・・ サクサク感よりも軟骨のコリコリ感の唐揚げになりました。 美味しいのですが、だいぶカサが減ってちょっと残念な気分・・・ 味と食感は良いのでおすすめ。 西京焼き。 エイを食べてみた感じから・・・味噌が合いそうな気がしたので調べていたら・・・ アカエイの西京焼きを発見。また、アカエイの西京焼きは白味噌では無いほうが合うとか・・・早速挑戦。 1、味噌にシャビシャビにならない程度に酒、みりん、砂糖少々を加えます。 2、1日漬け込む。 3、味噌を拭き取って焦げないように焼き上げて完成! これは美味しいです。臭みなど微塵も感じられません。おすすめ! 味噌汁。 柔らかな身の中に、歯ごたえのある部分もあり、エイ独特な風味も。 食べやすいように切って、ネギなど、他の具も僅かに加えたら違ったかも。 ただ、これも悪くないです。エイのボリュームも満喫できました。 エイチゲ鍋。 もちろん、作った鍋の極一部です・・・ これは、エイとチゲが合う♪ おすすめ♪ 釣った当日。 釣り上げてから2時間後!! 左上、一番忠実バージョン。 エイは現地で洗い、底に石、松の葉とススキの葉を使った物。 右上、簡単バージョン。 エイは現地で洗い、底に石、葉の代わりにクッキングシートを使った物。 手前、実験バージョン。 チャレンジャーが作っている方法の物。 エイを真水で洗ったら袋に入れて密封。 6日後。ちなみに室温は25度です。 6日後。一番忠実バージョンのものです。 ホンオフェ。 作り方: ※本来はガンギエイと言う種類で作るものですが、多くのチャレンジャーがアカエイでも作っていると知り、私もアカエイを使ってます。 1、ビンの底に石を並べ、藁や松葉を3cm程度敷く。 松葉は手に入りますが、藁は無い・・・私は同じイネ科のススキを使いました。 ホンオフェを作りたくて、松葉やススキを採取・・・ただ、肝心のエイが釣れない・・・ 結局、葉はカラカラに乾燥してしまったので、そのまま使いましたが、本来はどうでしょう? 2、エイ表面のヌルヌルの残った状態のものをその上に並べる。 ガンギエイの体表にあるヌルヌルにいる微生物が味付けに役立つとか。 私は、真水で洗ってしまうと殺してしまう(アカエイにもいると仮定して・・・)と思い、現地の海水で洗ったらそのまま使いました。 エイは切り身か丸ごとか・・・デイリーポータルの玉置さんは丸ごと漬けてる・・・これはダメだろうと思ったら、丸ごと漬ける場合もあるようです。ただ、切り身を使う事が多いようです。 3、その上にまた藁や松葉を3cm程度敷く。以降繰り返したら密封。 エイ同士が密着しない様にするのが良いようです。 最後に重石をするとの情報もありました。 4、温かい日は2〜3日程度、寒い時で7日程度発酵させる。 4日程度との情報がちらほらある中で、10日との情報もいくつかありました。 また、本場では1ヶ月以上漬けるとか・・・長期間漬ける程、熟成されて上級者向けに。 5、好みの漬け具合で発酵を止める場合は冷蔵庫へ。 11日後、チャレンジャーバージョン。 相変わらず、凄い便器の香り♪ ただ、今回は、+やや生臭感。 これは、水道水で綺麗に洗って、ビニール袋で完全密封して作ったチャレンジャーバージョン。 菌を殺してしまったか、発酵中に出て来る汁に浸かっていたからか・・・はてさて、ただ日数が経ったからか・・・ ドデカイエイなので、ヒレの極僅かな一部ですが、全部一気に食べたら最後の方は少ししんどかった・・・ 原因を確かめるべく、さらに2日後、忠実バージョンを食べてみたら生臭感はない・・・と、言う事は、熟成期間ではなく、作り方が原因のようです。 やはり、可能な限り、忠実に作った方が美味しくなります。 ホンオフェの天ぷら。 正確なレシピは不明・・・ホンオフェ自体を天ぷらにするのか、ホンオフェと一緒に天ぷらを頂くだけなのか・・・いくつかの情報が見つかりましたが、ドデカイエイのヒレが超大量・・・もちろんホンオフェも・・・ ちょっと別の食べ方をしてみたかったのもあり、挑戦してみました。 情報では、人の食べ物ではない程(ノーマルのホンオフェの比ではない程)の劇物とか・・・ そして感想・・・ 熱で軟骨も溶けたのか、グニャっとする食感に僅かにナンコツの硬さを感じる程度・・・ほとんどグニャグニャ感・・・ただ、天ぷらの衣のサクサク感があるのでギリセーフ・・・ ・・・何を言ってるのか・・・食感としては食べれなくもない・・・そんな程度。 そして!! 天ぷらで揚げたら便所臭が倍加の術!! かえって旨味はどこへ!? 単なるホンオフェからひと手間加えた料理ですが、料理としては一段下がってしまったか・・・ 世の中にはこれを好みにされる方も居るかも知れませんが、ホンオフェの数倍狭き門でしょう・・・ 約1ヶ月後。 途中から忠実バージョンに他のバージョンも全て入れてました。さてさて・・・ (瓶の一番底が忠実バージョン、その上のものは、簡単バージョンもしくはチャレンジャーバージョンなので、今回はそのどちらか。) 瓶からだしたら・・・アンモニア(おしっこ)臭だけでなく、なんか、う○こ臭っぽい感じも♪ 大丈夫か!? 喰えるのか!? ホンオフェって腐るのか!? ドギマギしながらも食べました♪ これはキツイ♪ さすがに1ヶ月近く常温保存したので、かなり上級者向けになったようです。 この後、体調に変化ありませんでした・・・口や指は臭くなりましたが♪ 納豆和え。 一つ上と同じホンオフェバージョンを納豆サイズに刻んで和えました。 なぜ納豆かと言うと・・・同じく臭い食材同士の相性は!? ちなみに、ホンオフェの臭さは、6,230Au。そして納豆の臭さは、452Au。 ※Auは、アラバスターという単位です。臭さを計測するのは、想像通り・・・難しいので、これはあくまで参考値。 ・・・とは言え、ホンオフェの臭さは納豆を遥かに凌駕しているので打ち消し合うのは難しいか・・・ 何はともあれ、食べてみたら意外と納豆風味が頑張ってる!! 今回は、今までで一番食べ難い上級者向けホンオフェでしたが、納豆+カラシと醤油の調味料でだいぶ食べ易くなりました。初心者向けの状態ならば、美味しく頂けたかも♪ ホンオムチム。 年を越して1月。常温で約1ヶ月、冷蔵庫で約2ヵ月経過したホンオフェを使いました。 河原で採取した野良ダイコンと、買ったニンジン、キュウリを使いました。 これは良い!! ただ、めっちゃ臭!! 臭さがハザードレベル!! ホンオを使わずに、普通にエイを使う場合もあるようです。 これはおすすめ♪ 作り方: 1、エイ、ダイコン、ニンジン、キュウリは4cm程の長さで切り揃えておきます。 料理にバリエーションがありますが、梨やネギを入れても良いです。 2、ダイコン、ニンジン、キュウリは、酢に塩小さじ1程度の汁に30分程漬けておきます。 3、タレを作ります。 タレはコチュジャン、酢、砂糖、摩り下ろしニンニク、粉唐辛子、ゴマ、塩を混ぜたもの。 3、2の食材の水気を取ったら、3のタレと和えて完成!! これが最後の一切れ・・・常温で1ヶ月放置後、5ヶ月間冷蔵庫で保管・・・計半年経ちました。 完全に保存し過ぎ。 写真はススキの葉の下から取り出したところ。忠実バージョンです。 一応・・・カビは見当たりませんでした・・・食べれるのか!? いろんな意味でドキドキ♪ シンプルにそのまま。 一緒に頂いたのは、春の苦みの無いタンポポの若葉です。 感想は・・・妙に弾力が無くなって・・・噛むと、ぐにゅぐにゅ・・・ 熟成されたのか、尖った刺激臭は無くなって、ちょっと“すえた”様な臭いに変化。 食べやすくはなりましたが、食感が残念な感じとなりました。 いくつか食べた後、タンポポの葉とゴマドレが合う気がしたので、掛けてみました。 ホンオフェ2切れをタンポポの葉に載せたらゴマドレを掛けてクルクルと巻いてパクリッ!! 食感はタンポポの葉に助けられ、落ち着いたホンオフェの風味は、ゴマドレのゴマにゴマ化され・・・悪くない! ちょっと味にちぐはぐ感もありましたが、この感覚を楽しんで美味しく頂けました。 ホンオフェを作りたくなってアカエイ釣りをしたのですが、なかなか釣れずに何度も通い、やっと釣れたと思ったら糸切られ・・・さらに何度も通って、やっとの思いで釣れたのは過去最大のデカさ!! そのエイから作ったホンオフェ・・・何度も何度も・・・十分満喫しました♪ 次作るのは何十年後かな!?