体長5cm程度の個体。田んぼの隅に沢山集まってました。
カラドジョウ <唐泥鰌> 体は黄色味が強く、尾びれの元に黒点がありません。 その他、体の暗色が薄い、尾が細くならない、口ひげが長い(目と吻先の長さよりも長い)、ウロコが目立つなどの特徴があります。 ただ、個体差が激しいので当てはまらないものも多いようです。 大人の人差し指ほどの太さ個体・・・寸詰まりに感じます・・・ ブチ模様の濃い個体。 新田砂の水槽に入れたら、潜りにくそうでしたが何匹かはこんな状態に。 体長約15cm。図鑑で調べるとこれが最大サイズ・・・ 捕まえたとき、網の中でウネっているのを見てウナギかと思いました・・・ 太さ2cm超・・・ビビリました・・・ ドジョウ <泥鰌> 正式名称、ドジョウ科のドジョウです。 尾びれの元に黒点があり、口ひげは短い(カラドジョウと比較して) 水槽で観察していると、口から砂を吸い込んでエラから吸い込んだ砂がポンポンと飛び出すのが面白い・・・まるで掃除機。 シマドジョウ。 日本固有種。普通のドジョウが泥底に生息しているのとは異なり、水が綺麗な川砂にいるように思います。 綺麗な水でしか生きていけないイメージですが、意外と丈夫で次々に色々な生き物を投入している水槽でも1年を越えましたがまだまだ元気です。 6月下旬。体長約4cm。 スジシマドジョウ。 山の中の沢の源流付近。年中、極僅かな水量しかないとても心細い感じの所でした。 ドジョウの好む泥底ではなく、ゴツゴツの岩ばかりの所で岩の隙間に頭を突っ込んで尾が出たままの状態で逃げたつもり・・・になっていました。動きは俊敏で した。 ホトケドジョウかナガレホトケドジョウかの判断は保留としました。 ホトケドジョウの特徴:背ビレ・尾ビレに暗色班がある。ズングリした体型。目から口にかけて暗色の帯がない(もしくは不明瞭)。 ナガレホトケドジョウの特徴:背ビレ・尾ビレに暗色班がない(もしくは不明瞭)。ややスリムな体型。目から口にかけて暗色の帯がある。
ホトケドジョウ。 梅雨の合間の薄暗い山の中での撮影だったので条件悪すぎ・・・ですが、この曇り&濁りだったからか・・・ 流れ込みの中に何度も突っ込んで行ったり、かなり活発に動いてました。 ドジョウ。 川底が泥となっている所を好みます。 子供の頃、大人の人差し指程度の太くて大きなドジョウを沢山捕まえた記憶があります・・・水際の草の根の中から良く獲れます。 食用となるのは有名でしょう・・・ドジョウ料理と言えば、柳川鍋。 その他、どぜう鍋、唐揚げ、天ぷら、どぜう汁、蒲焼、地獄鍋など。 捕獲方法: ドジョウは釣りではなく、網での捕獲になります。 網でのガサガサでは岸際に生える草の根が水中に入っているところ・・・その草の根ごと網に入れてしまい、文字通り、ガサガサと揺すると根の中で休んでいた ドジョウが網に入ってきます。 底が泥の場所で泥ごと網で掬い、水中で網を揺すって泥を抜く方法もありますが、とても効率が悪く重労働になります。 お酒を掛けると相当暴れますが、直ぐに大人しくなります。 元気な状態なままだと、飛び出したり汁が飛んだりするので、大人しくさせてから料理に入ったほうが安心です。 また、この状態で大目の塩で揉み、臭みのあるヌメリを落とせば、より美味しく頂く事ができます。 煮物。 採取した当日頂いてしまいました・・・泥抜きした方が美味しいでしょう。 若干、泥臭い感じもありましたが、風味良く美味しいです。 唐揚げ粉を使った簡単タイプ。 写真、右下・左上はハゼ類、その他がドジョウです。 本格的な唐揚げ。レシピは↓。 写真一番左はタマゴたっぷり!美味しかったです。シシャモのようでした。 唐揚げ。 作り方: 1、どじょうにお酒を注いで大人しくさせます。 2、水分を取り、塩、コショウ、片栗粉をまぶします。 3、カラリと揚げたら完成! 泥臭さなど無く、手軽で美味しく、ビールに合う! 2度揚げすれば骨まで美味しく頂けます。おすすめ! 佃煮。 これは美味しい・・・濃い味付けが良いです。 串焼き。塩。 僅かに臭味を感じてしまいました・・・流水でヌメリを取り除いた後、塩を振って焼いただけ。 塩を振って数分おいた後、一度洗い流せば違ったと思います。 遠火でジックリ焼いて骨まで丸ごと頂きました。それなりに美味しかったです。 どぜう鍋。 用水路でドジョウを捕獲してまる2日ほど水槽に入れた後、料理しました。 作り方: 1、ドジョウはお酒に漬けておとなしくさせます。30分〜1時間。 (この後、塩でヌメリを落とす場合もあります。) 2、味噌汁を作り、ドジョウを投入して30分〜50分弱火で煮込み、味噌汁は捨てます。 3、煮込んだドジョウをぬるま湯に5分程度浸けて、味噌の風味を落とす。 3、ドジョウと割り下(ダシ汁、しょうゆ、みりん、砂糖)を入れてネギを載せて煮立たせる。 (アク抜きしたゴボウを入れる場合もあります。) 4、七味トウガラシを掛けて完成。 写真は撮影用にネギ少なめですが、多目が良いです。 これは美味しい!!お酒に合う!! 何度でも食べたくなります。 柳川鍋。 幾つか料理法がありますが、今回は割かずにそのまま・・・丸の状態で料理しました。 三つ葉は、柳川鍋に使いたかったので川原で採取してきました。 1、ゴボウはささがきにして水に晒してアク抜きする。 2、ゴボウを鍋の底に並べる。 3、ゴボウの上にどじょうを並べる。 4、しょう油・酒・みりんの割り下を入れる。 今回は頂き物の牛丼のタレも少々投入。 5、火に掛けて煮立てたら溶き卵を流し入れる。 6、刻んだネギか三つ葉を乗せて完成。 美味しい! です。 一番気になる臭みは全く感じられませんでした。 風味良く味良く美味しく頂きました。