8月下旬 朝6時。体長33cm。ピンク色の弓角(ルアー)が大好きなのです。 8月下旬。体長33cm程度。 9月上旬。体長37cm。 9月下旬。写真上。 ブリ。大きさにより呼び名の変わる有名な出世魚ですが、地域により呼び方が違います・・・ 関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリとなりますが、 関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリとなります。 関西での呼び名を知らず、釣りをしているのに、ハマチと言う別の種類の魚がいるのだと思ってました・・・ その他、各地で様々な呼び名があります。 また、各呼び名のサイズも地域・人により異なります・・・ ルアー(弓角)で良く釣れるのが30cmサイズですが、このサイズは微妙で、ワカシともイナダとも呼べる狭間です。 陸から釣る場合、初夏の頃から釣れ始めるのですが、その時はまだまだ小型。夏が過ぎる頃は大きくなってきますが、あまり寒くなると岸に寄ってこなくなるので、釣れなくなってしまいます。 とても良く似た種にヒラマサがいますが、唇の角度が微妙に違うだけで外見はほぼ同じ・・・ですが、ヒラマサはもっと沖合いを回遊しているので、浜からの投げ釣りではまず釣れないでしょう・・・(磯からは釣れる事もあります) 釣り: ギラギラと照りつける太陽の下、岸近くに寄ってきたブリの子をカゴや弓角(ルアー)、ジグ(ルアー)などで釣ります。 弓角。 私はもっぱらサーフからの弓角。いわゆるサーフトローリングと呼ばれるもので釣ります。 弓角の色は、本体:ピンク、針:金色が最もヒットするパターンです。状況によりその他の色も使います。 エサ代が掛からず、浜では根掛りによるロストも無く・・・早起きの苦痛(私の場合、3時〜4時起き)さえ我慢すれば大物が釣れる可能性のある釣りです。 保存方法: 沢山釣れた! 数は少ないけどデカくて食べきれない!! などの場合・・・ 食べたい料理法をあらかじめ決めて置いて冷凍保存すると便利です。 漬けにする場合:酒・醤油・みりん 照り焼きにする場合:砂糖・酒・みりん・醤油 上記タレをジップロックに入れ、食べるサイズに身を切って入れたら急速冷凍するだけ。 食べる時にはそのまま料理に入れます。 刺身。 釣った当日。少し多いかなとも思いましたが、途中で焼いたりなどする暇もなく・・・あっと言う間に食べ尽くしてしまいました。 柔らかく口の中でトロけるようです。 刺身。 写真奥は腹側の身の刺身、手前は背側の身で炙ったもの。 2種類の味を交互に味わったら、もちろん、美味しい♪ そして気付いたら・・・無い!!! 炙り: 1、身を柵取りします。 (3枚におろした後、血合い骨を取り除いて背側と腹側に分ける) 2、皮を炙ると縮むので、予め切れ込みを入れておきます。 3、最初に身側を軽く炙ったら、皮側を焦げる寸前or僅かに焦げ始める程度炙ります。 4、冷蔵庫で冷やした後、頂く時にスライスし、お皿に盛って完成!! 漬け丼。 味が滲みて違和感無く一体となったブリの身に、白いご飯が超絶に合い過ぎる!! あっという間に胃袋へかき込んでしまいました・・・この丼ならば、数杯は一気に食べれそう♪ 作り方: 1、酒とみりん(1:1)は鍋で沸騰させます。 2、醤油(酒やみりんと同量)、砂糖(大さじ1)、摩り下ろした生姜少々を混ぜます。 3、ゴマ油(大さじ1)を混ぜたら、好みのサイズに切ったブリを漬けます。 4、最低1時間ですが、一晩置いて翌日頂くと美味しいです♪ 内臓。ポン酢で。 ネットを見ると、心臓・肝臓・胃や皮が食べれると書いてあります。 捌きながら・・・細いヒモのようなものがまとまっているもの・・・これも大きいので食べれたらいいな・・・と、言う事で一緒に調理してしまいました。 内臓の料理は、血液を兎に角洗い流し、茹でた後、さらに血管や着いたアクなどを丁寧に取り除く事。 もちろん!! 釣ったら直ぐに締めてシッカリ低温で保管して置く事!! 他の料理をしている間、冷蔵庫で保管していたので、皮は固まってプリプリ、肝臓の濃厚な風味、心臓は・・・ちょっと小さかった。胃のコリコリの歯ごたえはたまらない! 食べながら正体不明の臓器を調べたら、幽門垂(ゆうもんすい)と呼ばれる消化酵素を分泌する器官だそうで、魚類特有のものだとか。調べたらこれも無事に食べれるようでした。 これは歯ごたえと柔らかさが中間・・・その他の際立った特徴のある臓器たちに比べたらやや大人しい感じでしたが、美味しかったです。 今回食べなかったのは、緑色の液体が詰まった胆嚢と、糞が詰まった腸でした。 お久しブリの照り焼き!! ・・・ただ言いたかっただけです。今回は、汁に漬けて冷凍保存していたものを使いました。 フライパンにゴマ油を入れて温めたら、ブリを入れて両面それぞれ数分ずつ蒸し焼きした後、フタを取って水分を飛ばしたら完成。 味が滲みて美味しい・・・文句なしです。料理が美味しいとお酒も美味しくなります。 ブリのアラ煮。 半割りの頭、肝、幽門垂、皮です。 残りのブリのアラ煮。 半割りの頭、腹身のすいた物、尾、皮、心臓など。 料理酒、砂糖、醤油、みりんを使ったオーソドックスな煮物ですが、これに生姜を少々加えるだけで、数段美味しくなります♪ アラを煮て出た煮汁。 今回はぷるぷるゼリーになっていた煮汁を再度茹でて溶き卵を流し入れ、ご飯にぶっかけました。 美味!激美味! いつもの事ですが、35℃近い部屋の中ですが、あまりの美味しさに一気に胃袋の中へ掻き込んでしまいました♪ 湯豆腐。 ブリの煮汁を調べたら、ほんと、いろんな料理がヒットします。 今回は、豆腐を煮汁で茹でただけ!! これだけで、普通に美味しい♪ チャーハンにも♪ 今回は、ちくわと油揚げを使いました♪ ※ブリのアラを使った煮物は、つい・・・普通に醤油ベースで作ってしまいます・・・ 今回も後の祭り・・・ですが、未来の自分へ・・・アドバイス!! 味噌ベースで生姜も少々入れると絶対に美味しいはず!! 今からヨダレが♪