サバイバル節約術


アナゴ <穴子>






1月中旬。
雪が降るほどの激寒の中・・・凍えて浜に打ち上げられていました。



8月中旬。夜10時。エサはアオイソメ。
体長51cm。太さ3cm程。
ウナギやアナゴなど・・・長物はグニャグニャと・・・とても手が付けられず・・・
飲み込んだ針もそのままに、仕掛けを途中で切る羽目になります。
実物はとても太い!初夜釣りでの初アナゴでした。



9月下旬。夜7時。エサはアオイソメ。体長45cm。
釣り上げると暴れるのでいつも良い写真は撮れません・・・

マアナゴ。
体側にハッキリした白い点が並びます。
アナゴにも種類があり、良く似た長物にウミヘビもいます・・・
知らない人はウミヘビをアナゴと勘違いして食べてる人も・・・(食べても問題はないのですが。)
夜活動する夜行性なので、夜釣りをしないとお目にかかれません。





8月下旬。
話が前後しますが、クロアナゴを釣ったのは2度目。
しかも今日は入れ食い状態!! 以前釣ったサバの子供を冷凍庫に保管していたので、これをエサにぶっ込み仕掛け。
ぶっ込んでしばらくすると、仕掛けがビクともしない・・・竿が折れる限界ギリギリでのやりとり・・・釣れるか仕掛けが切れるか・・・その繰り返し・・・結局、釣れたのは体長60cm超のもの2匹でしたが、海中には大量に存在していた模様・・・



8月下旬。クロアナゴ。
根に潜られるとビクともしない・・・今回は胴付き仕掛けで釣りをしていました。
体長90cm。グイングインと凄い引きでした。



9月中旬。90cm。



10月中旬。釣った直後。 体長70cm超、太さ5cm近くありました。
初めて釣ったクロアナゴです。クロアナゴと言う種類すら知らず・・・巨大魚に興奮しました。
ワイヤーにカツオ釣り用の巨大な針、昼間に釣った10cm程度のカサゴに切れ目を付けて放り込んでおきました。



意外と小さくとても細かな歯が並んでました。
ハモとの決定的な違い・・・鋭い牙の様な歯がありません・・・

クロアナゴ。
ネットで検索して“ハモ”だと思い込んでしまいました・・・
ハモで検索すると、ハモ科のハモだけでなく、アナゴ(紛らわしい事に、東北地方では、アナゴの事を“ハモ”と呼びます・・・)もヒットし、アナゴをハモとして紹介しているのです・・・
・・・と言うわけで、料理法はハモの様に骨切りしてしまったのですが、アナゴにも小骨があるので、結果的に骨切りして正解でした。
皮1枚残して包丁を入れると、ザクザクと小骨が切れました。






頭部に暗色帯があります。



臀ヒレは黒いです。



ハナアナゴ。
体長23cm。







クロアナゴ。骨切りした身。
身の中にそこそこ(とても飲み込めない)の骨があります。
丸ごと食べる場合は、ハモの様に骨切りすると、意外と気にならずに頂けます。






クロアナゴを捌いたら出て来た大量の白いふわふわの物体・・・脂のようです。
ついさっきまで生きていたクロアナゴ・・・頂いてみる事にしました。



さっと湯がいてわさび醤油で・・・獣の脂と違ってクドくなく、甘味もありました。
これは意外と良い♪



残りはスープに。
ジックリ火に掛けるほど、油が浮いて来ます・・・当然♪
スープにしても美味しいのですが、脂でまろやか(味を感じにくく)なるので、濃い目の味付けや、濃い味の具を入れると良いかも♪
機会があればまた♪




串焼き。タレを付けて・・・
何度もタレ(醤油、みりん、砂糖)を付けては焼いてを繰り返し、ややコゲが付く程度に仕上げます。
醤油の焦げた香りが!! 風味&ホクホクでビールが美味し過ぎる。
肝心の小骨ですが、骨切りなどせずに焼きましたが、かえって取りやすい・・・食べながらサッと取り除けるので、全く面倒ではありませんでした。
これはおすすめの食べ方です。




頭の串焼き。
噛みつく力も凄いので、当然、顔の筋肉も美味しいです。




1月に浜に打ち上がったマアナゴ。
たった1匹だったので串焼きにして身だけ喰らい付きました。
骨はもちろん、揚げます♪




焼き。(クロアナゴ)
腹身・・・頭と肛門の間で、背骨よりも下(腹)側の身・・・ここには小骨が無いので、思う存分喰らい付いて下さい♪
串に刺して、両面ともちょっとコゲ目が付くほどに焼きます。
これをポン酢で頂きます。
美味い♪ これは良い♪




中骨の揚げ焼き。
フライパンに少し多めに油を入れたらシッカリ火を通して、酒、砂糖、醤油で炒めるだけ。
美味しいけどちょっと食べ難い・・・もっとシッカリ火を通すべきか、もっと小型の個体ならば良いのか・・・
電子レンジを使う方法もあるようです。今回の物をさらにレンジでチンしたら違ったかな?
料理の上手な方ならば美味しく出来るはず・・・骨の多いウツボでも作られる料理なのです。
私もいつかもっと上手に・・・






奥は骨の唐揚げ。

マアナゴの 天ぷら。
ふわふわで柔らかく美味しいです。





クロアナゴの唐揚げ。
骨切りしたら揚げるだけ・・・手軽で小骨も気にならず手軽。
もちろん!これが美味しくビールに合う! おすすめです。




マアナゴの 煮物。
コトコトと煮込み、小骨も柔らかく美味しく頂きました。
写真は極一部です。




写真手前の頭と奥のアラはクロアナゴ。中央はハナアナゴ。
クロアナゴの大きな頭・・・肉食魚のアゴの筋肉はボリュームがあります。
背骨に残った僅かな身もチビチビやりながら美味しく頂きました。





頭だけでツマミになる・・・



煮物。
とてもボリュームがあるクロアナゴ・・・調理が一番手軽なのが良い所・・・ブツ切りにして煮るだけ。
とても美味しいのですが、小骨を取り除きながら頂くのがほんの少し面倒です。



クロアナゴの腹回りの煮物。
腹回りには、こまかな骨が無いので、食べやすいです♪
ホクホクの柔らかい身を美味しく頂きました♪




大型のクロアナゴ・・・大型になるほど小骨も太くなります。
その小骨を気にせず美味しく頂くには・・・やはり、圧力鍋でしょう。
今回は実験で、骨切りせずに調理してみました。
調理法は、“骨まで食べれるサンマの蒲焼き”の作り方を参考にしました。

1、圧力鍋に開いたクロアナゴ、醤油、酒、砂糖を投入します。
  サンマの場合、3匹で各おおさじ2程度です。
  今回は、水を少し投入したのと、かつ丼のタレがまだ残っていたので少しだけ投入してみました。
  頂きもののかつ丼のタレは、煮物など・・・醤油を使う料理と一緒に少し投入すると、とても美味しくなります。

2、フタをして火に掛け、蒸気がでたら弱火にして20分煮込みます。
  調理方法は、手持ちの圧力鍋の使い方を参考にして下さい。

3、加熱したら自然放熱させて冷めたら完成です。




クロアナゴの うな あな丼。
骨は全く気にならず、ホクホクの御飯に柔らかなアナゴの身。煮詰めた煮汁がとてもあい・・・一気に食べてしまいました。



翌日。
濃い目の味付けなので、お酒のつまみにも良かったです。



煮込む料理は、温めた後、冷やす時間で味が滲みます。
最後は、煮汁も全て投入してとても美味しく頂けました。



熱々のご飯に、ぷるぷるに固まった煮凝りを乗せて・・・
ジワジワ溶けて行くところを一緒に口へ・・・タダの煮汁でも栄養満点&コラーゲン満載! 捨てては行けません! もちろん激美味!





体長90cmのクロアナゴ。約4mm程度の骨切りでしたが、2度揚げで全く気になりませんでした。

クロアナゴの唐揚げ。
小骨も気にならず、フワフワのカリカリ・・・ビールが美味しい。
一番手軽で一番美味しい食べ方です。




クロアナゴの竜田揚げ。
幅4mm程度の厚めの骨切りだったので少々小骨が気になりましたが、切ってあるので喉には刺さらず、美味しく頂けました。揚げる料理でも骨切りは丁寧に行なった方が良いです。




クロアナゴの湯通し。
ハモだと思い込んでいたので、ハモの定番、湯通ししてみました。
上品で淡白なのに、旨み甘味もある・・・とても美味しかったです。



クロアナゴの湯通し。
3mm程度の厚切りですが、湯通しして身がプリッとなったら、ポン酢を掛けて・・・
なんでこんなに美味しいのだろうか・・・これは毎年釣りたくなります♪




クロアナゴのソテー。
私はあまり感じませんでしたが、食味のレビューをいろいろ見ていると脂肪分が少ないとか・・・
ならば、油を使った料理が合うはず・・
今回は揚げ物以外の油(脂)を使ったソテーにしてみました。
4mm程度の厚切りの骨切りだったので少々小骨が気になりましたが、普通に美味しいです。




白焼き。
45cmのアナゴが釣れたので白焼きにしてみました・・・若干ボリュームが・・・
そのまま網で焼いてわさび醤油で頂きました。
シンプルですがとても美味しい・・・



クロアナゴでのカマボコ作り:



クロアナゴの身の中には細かな骨が・・・これを取り除くのは超大変!!
柵取りして、毛抜きで・・・って、しっかり埋まってて、抜けん!!
そして見つけた・・・身に包丁を入れて埋まった骨に当たったら、刃を滑らせて身だけをしごき取る!!!



右下が、取った身。
左は、身も付いてますが、大量の小骨です。
ちなみに上に僅かに写っているのは、皮と中骨。
しごいて身を取る方法は、思った以上に簡単で短時間でできました。

この後、水で洗ってウロコや小骨などを選り分けたら、サラシなどで水気を切るのですが、全く何も取れなかった・・・この工程は、クロアナゴに限ってパスして良いかも!?

ここで、さらに好みで裏ごししてもよいです。



身を包丁で何度も叩いたら、1〜1.5%程の塩を加えて自力で擦るか、ミキサーを使います。
散々擂ってネバリがでたら、さらに1〜1.5%程の塩、砂糖6〜9%、みりん無し〜6%、卵白1個〜1個半に、酒や片栗粉も混ぜる場合があります。お好みで♪
これをさらに擂ったら・・・

板に盛り付けます。棒に巻いてちくわにしても良いです。
本格的にする場合は、一部に食紅を混ぜて上に盛り付けます。

最後に15分程蒸したら完成♪



クロアナゴのカマボコ。
湯通しして食べた事があるので分かってました・・・ほんとに自己主張などなく、控えめで上品・・・釣り上げる時の強烈なインパクトとは真逆です♪
泡盛を飲みながら、ワサビ醤油で静かに味を噛みしめる・・・強烈な個性がないので、気の向くまま、好きなだけ飽きることなく食べれます♪




アラの潮汁。
上のカマボコ作りで出た大量の小骨(身も残ってる)と皮をコトコト火にかけて汁物にしてみました。
肌に良いコラーゲンたっぷりなので、あまさず食べたいのです。
ぷるぷるに丸まった皮が柔らかくて美味しい♪
そして、体が求めるからでしょうか・・・吸い付くように鍋一杯全て飲み干してしまいました。





唐揚げ。
釣れてしまった子アナゴ(手前)とサッパのアラ(背骨、脇腹、頭)。
サクサクと美味しいです。




65cmのクロアナゴ2匹で作りました。



ヒレ付き。90cmのもの。



小型のマアナゴ。頭ごと♪ 全てサクサクと美味しい♪

骨せんべい。
背骨の長いクロアナゴ、骨せんべいを作るにはもってこい・・・ただ、このサイズでもサクサク行けるのか・・・
低温でジックリ揚げた後、シッカリ冷ましてから高温でカラリと揚げました。
口に入れるまでダメかも感がありましたが、いざ、食べてみると全く問題なし!
厚みがある分、サクサク感がとても心地よく、これは骨せんべいを作るために存在するような・・・それほどです。
これは、捨ててしまうにはあまりにも惜しい・・・クロアナゴを釣ったら必ず食べたい!!









 

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