サバイバル節約術


ミル <海松>





6月下旬。
他にも枝が数本だけのものもありました・・・ミルの季節は夏でしょうか。





7月下旬。
生まれて初めて見た時のミル・・・もちろん、名前も知らず・・・
この時は、とても食べれるような気がしない・・・ゴワゴワガサガサした感じだったので、その場に置いて来てしまいました。




これだけのボリュームでも根元は1つです。
マリモの様に丸い状態で磯にあります。


ミル。
古くから食用とされてきましたが、現在は極限られた地域、一部の国でのみ利用されています。
韓国ではキムチの材料にも。


ミル(海松)は、古くはもっと身近な存在で、
・海松色は、日本固有の色で、役人が着ていた服の色、お祝い事に着る服の色でした。
・海松文は、平安時代の衣装の模様にもなっています。
・食材として、朝廷や伊勢神宮へ献納されていました。
・その他、万葉集でもいくつか詠まれています。


ちなみにこれが海松(ミル)色:



深緑色かと思ったら茶色に近い緑色でした。




適度に千切った所。
中から別の海藻やヤドカリ、カニなどが洗っても洗っても出てくるので十分揉み洗いします。



両手で思いっきり握って絞った状態。
柔軟なのですが、かなりシッカリしているので潰れる事はありません。
このまま乾燥させたり、塩蔵して保存する事ができます。




酢味噌和え。
酢味噌和えが美味しいようなので早速実行。
お手軽で美味しいです。




みそ汁。
海藻の風味があるので、ワカメの代わりにしても問題ありません。
投入する際は一口サイズに切っておきます。




ラーメンに投入。
この彩りはワカメの代わりになります・・・
見た目も良く美味しいです。




冷やし中華(ミル版・・・)
ミルの写真をジッと見ていたら・・・“ミル”だけに・・・
まるで麺のようでもある・・・ソバ? うどん? 夏が似合うミルはやはり冷やし中華!!
・・・と言うわけで、早速挑戦。
冷やし中華のツユは、醤油、酢、水を等量に、砂糖少々、ごま油少々です。
このサッパリしたツユとミルは合いました。
サッパリとしてヘルシー、ダイエット中のかたにもおすすめ!




写真奥が茹でたミル。
手前左は塩ゆでしたスガイなど、中央はカコボラ、右はコブヨコバサミ(ヤドカリ)。
ミルは酢味噌で頂き、途中でヤドカリの味噌と酢味噌を一緒に付けて頂いてみたら・・・合いませんでした。
酢味噌だけの方が美味しいです。




天ぷら。
写真手前。奥はハゼの唐揚げ。
やや失敗・・・もっと良く絞って厚めの衣で揚げれば良かったです。




炒め物。
ブタコマと一緒に豆板醤でピリ辛にしてみました。
美味しい!! ピリ辛にしたのが正解だった気がします。




ミルご飯。
ワカメご飯の作り方を参考にしてみました。

1、お米は水を吸わせておく。
2、出汁、みりんを投入した後の水量が適量となるように調節します。
3、炊き上がったらゴマを振りかけて完成!!

わずかにおこげが出来て香ばしくて美味しかったです。
もっと食べたかった・・・




乾燥ミル。
下に僅かに写っている定規で分かるでしょうか・・・大分、小さくなりました・・・

これを水で戻すと・・・ほんと、極々わずかに膨らみます・・・
あまりに変化に乏しいので、ここに載せるのをやめたほど・・・



酢の物。
2021年、海藻と言えば、酢の物があうと、やっと気付いたのです・・・早速♪
乾燥させて縮んだ分、食感は良くなりましたが、味はシンプル・・・
悪くはないのですが、もし、次に頂く時は、キュウリと一緒にしても良いかも♪




 

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