サバイバル節約術


ユッカ < - >





3月下旬。花茎が伸び始めたところ。









 川原のユッカ。全体は直径80cm程度。
4月下旬。









5月下旬。



10月上旬。







10月下旬。



10月末。河原にて。



12月上旬。



12月中旬。





12月下旬。

ユッカ。(アツバキミガヨラン)
暑さ寒さ乾燥に強く、海岸や石ばかりの川原でも見掛けます。
花は年2回咲きます。
北米の先住民の方々は、花、花茎、実、種を食用とするようです。
アマゾン川流域でも食用とされている情報がありました。
また、メキシコでは花茎を切り取って出て来た液体を煮詰めアガベシロップ(甘味料)を作る他、 茎を蒸し焼きにして蒸留酒(テキーラもそのうちの一つ)が造られています。
その他、薬や石鹸などにも利用されました。


食材として利用するには情報量がとても少ない・・・料理法、下拵え、アク抜き等・・・分らないです。
食用となる種から毒のある種まで様々・・・毒のある種も十分なアク抜きを行って食べるようです。
根に猛毒を持つものもあります。



花茎の料理:

サバイバルの本に、焼いて食べるのが良いとの情報があったので挑戦してみました。



焼きユッカの花茎。
3月下旬。まだ地面から出始めたばかりの白い花茎を使いました。
生の状態では花茎に鼻を着けて匂いを嗅ぐと、僅かに良い香りがしました。
しょうゆを付けて頂きましたが、根元から先に行くほどにアクの様な物を感じました。
根元のほうが比較的食べやすかったです。
今回の初挑戦では、好んで食べるものではなく、非常食だと思いました。




ちくわ きゅうり ユッカ。
昨日採取したユッカの花茎が冷蔵庫に・・・買い物中にちくわが目に入り・・・ヒラメキ!! 早速!!
ユッカの花茎はややアクを感じたはず・・・調べたら既に4年前・・・と言う事で、
今回は花茎を縦に4等分し、塩少々を入れた湯で十分アク抜きしたら、やや硬めの皮を剥き、ちくわに挿入してみました。
頂く時に醤油をチョロッと付けて・・・これは普通に問題なく美味しいちくわのおつまみになりました。
彩り良く、風味も僅かにありました。




炒め物。
10月中旬。大人の背丈ほどに育った花茎・・・周りに付いているもの・・・この後、ツボミになって花になる部分・・・これがそこそこ大きかったので、逆にこれを使って見ました。
苦みがあるのは承知済みなので、シッカリ油で炒めて、肉と一緒に・・・さて・・・
結果、やっぱり苦みが・・・アケビにも苦みがあり、それと同等な感じなのですが、気分的な物でしょうか・・・こちらの苦みの方がちょっと苦手です・・・た だ、少し苦みがあるだけで食べれない分けでは無いので、サバイバル状況下ならば十分、食材として利用できるでしょう・・・



花の料理。

中央アメリカなどでは、花をサラダに添えたり、卵やジャガイモと一緒に煮ているそうです。
意外にもビタミン、ミネラルを多く含む食材です。
2018年、地域によると思いますが、花を利用する場合は、基本、花びらを使うようです。



花の甘酢和え。
花の香味が強い・・・軽く湯通ししたので香味も抑えられたと思うのですが、それでも香味が・・・花の香水和え・・・
この香味を活かした料理、もしくは抑えた料理ならば美味しく食べれるかな?
香味が鼻に付くので、少し食べたらもう十分になります。




ユッカの花を漬けた直後。



翌日。



3日後。

ユッカの花の強い香り・・・お酒に移すとどうなるか・・・これは実験・・・

翌日。
自己主張が強いので、まずは翌日頂いてみました。
美味しい・・・花の香りなどは感じないのですが、お酒(泡盛)がまろやかに飲みやすくなった気がしました。

3日後。
風味がややキツくなってました・・・
お酒との比率にもよると思いますが、漬け込みは1〜2日程度で取り出したほうが良さそうです。




ワインへ。
ユッカの花2個を実家から頂いた白ワインに入れてみました。
もともとフルーティな白ワインですが、違和感なく、美味しい・・・
+αの風味付けとして、極僅か・・・その場でしばらく着けて頂くと丁度良い感じです。




炒め物。
ウィンナーと一緒に炒めて塩コショウで頂きました。
風味は殆ど飛びましたが、柔らかく、見た目ともあいまって、キャベツを炒めた感じと同じ・・・炒め物にも意外と合います。




花の煮物。
サバイバルの本に煮物が良いとか・・・疑心暗鬼のまま作ってみたら・・・まず!!
下拵えが必要なのか、作り方に問題があるのか・・・ただ、サバイバル状況下でそれほど手の込んだ料理なのだろうか・・・
これは、正直、美味しくありませんでした。




カレーに。
1食分に7個程度の花を入れてみました。レトルトカレーに花を入れてしばらくコトコト煮込んだだけ。
とても美味しいカレーですが、花の風味は極僅か・・・もう少し多くするか料理の仕方に工夫が必要か。




玉子焼き。
花びらを溶き卵に混ぜてそのまま(下拵えなど無く)利用しました。
醤油でも塩コショウでも問題なく、違和感もなく、僅かに風味もあり、美味しいです。




天ぷら。
今さらながら・・・花の食べ方の定番のひとつをやってないのに気付いたので早速♪
これが! 柔らかく、外はもちろんサクサク、で、花の香りも感じる♪
これはおすすめ♪






お茶に。オリジナル&失敗!?
香りのある花びら・・・乾燥させてお茶にしたら・・・激美味かも!?って、思ってしまい・・・挑戦!!
結果、香りはありましたが、美味しい!?私には微妙でした。
ただ!! 今回は、花びらの乾燥に少し日数が掛かってしまったんです。
(お茶にするためにあらゆる食材を乾燥させるのですが、日数が掛ると確実に味が悪くなるんです・・・)
今回はこれが原因の可能性も。






 

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