サバイバル節約術


タラノキ <楤木、桵木>













3月下旬。





5月上旬。



5月中旬。
今年出てきた若い芽のトゲ。



花。10月上旬。



10月中旬。



11月上旬。





実。11月上旬。

タラノキ。
有名なタラの芽です。
一番上の写真の様に、棒状の木が日当たりの良い所に立っているので知っている人にはとても分かり易い姿をしています。
意外にも林道脇の切り株(足元!)から芽が出ている事もあります。

玄人は一番先端の芽(一番芽)だけを採ります。
二番芽は何も知らない素人が採ってしまう事を考えて、敢えて残すのです。
三番芽まで採られてしまうと、ほぼ間違いなくその木は枯れて死んでしまいます。

開く前の芽は香り高く、開いてしまったものも食べられますが風味は弱くなります。

他の山菜、野草に見向きもしない方も、このタラの芽だけは、毎年競争で採りに来ます・・・これは、チキンレース・・・
芽が小さい時に摘んでも小さ過ぎて味わえない・・・大きくなるまで待ちたくても、待っている間に誰かに採られてしまう・・・
広範囲の場所を知って、丁度良いサイズのものを少しずつ頂くのが良いです。
一部では、3月上旬のまだ芽が膨らむ前の段階でバッサリと木の部分から切り取られているのを見掛けます・・・水にでも挿して芽吹くのを待つのでしょうか・・・そこまでしても食べたいのでしょうか・・・




芽を使ったもの:



やや成長してますが、これでも十分食べれます。
付け根のハカマを取り除き、トゲが硬く気になるようならこれも取り除きます。




ごまドレ。
シンプルに茹でたらごまドレを掛けただけ。
簡単シンプルですが美味い!!




天ぷら。手前右。



天ぷら。
定番中の定番。美味しいです。




アミ焼き。ゴマ味噌和え。
美味しいです。




アミ焼き。写真手前。
ゴマ味噌合え。写真奥。
タラの芽は、タンパク質を多く含むので焼いても美味しいです。
特に育ったものはアミ焼きする事で、トゲの先端が燃え、食べやすくなります。
和え物よりも焼いた方が私は好きです。




串焼き。
山を散策してたまたま目に付いた2つだけを採取・・・
少ないのでウィンナーと一緒に串焼きにしました。
料理が手軽なのが良いところ・・・もちろん、これで十分美味しいです。




油炒め。
こんなに美味しいとは思いませんでした・・・風味が増して凄く美味しいです。




油炒め。
ベーコンと一緒に炒めて塩コショウで。
やや育ったものを使いましたが、とても美味しいです。




納豆和え。
アミ焼きしたタラの芽を刻んで和えました。
風味良く、美味しい・・・




タラの芽味噌。
細かく刻んで、味噌、酒、みりんで煮詰める(水気を飛ばす)だけ。
このまま食べても、御飯と一緒にでも、田楽の味噌としても、とても美味しいです。




とんかつに。
とんかつは実家からの頂き物・・・刻んだタラの芽とソースを混ぜてとんかつに・・・
タラの嫌味のない風味はとんかつとも合いました。これは美味しい!



葉を使ったもの:



タラの葉をカラカラに乾燥保存してました。今は年を越して1月。



超小さなトゲまでカラカラに乾燥して痛!!! 超危険!!
あちこちにトゲがあるので全て取り除く事は不可能・・・ならば、念には念を入れて根気よくスリスリ、スリスリ・・・
可能な限り、トゲは磨り潰します。



白玉粉と混ぜたもの・・・1:1にするつもりが、ドロドロになり過ぎたり・・・
調節しているうちに、白玉粉:タラの葉=8:1程度な感じになりました。



タラノ葉団子。
葉をカラカラに乾燥させて保存し、団子やお好み焼きにまぜたとの情報を見つけたので作ってみました。
食べてみたら、白玉団子! 極々普通に白玉団子でした。 いや、黒玉団子か・・・



実を使ったもの:



実の天ぷら。
ネットを検索していたら、料亭で出て来たとか♪ で、早速♪
花茎を残す感じで実を採ったら、軽くてんぷら粉を振って揚げるだけです。
実自体は濃いめの風味なので、軽く塩を振るだけOKです♪
珍味♪




熟した実が多いもの。



若い実も混ざったもの。



2012年。



2013年。



2022年。

浸けた直後。



1ヵ月後。とても濃い赤です。下の写真は奥からライトで照らして撮影。



熟成してグラスへ注いだ所。



普通の状態では、真っ黒に近い紫色です。



2023年、再度作ったので撮ってみました。グラスの底に白い紙を敷き、入れたタラの実酒は、僅か3mm程・・・この濃さ!!
このお酒、風味良くて美味しい♪

タラの実酒。
秋に実ったタラの実を丁寧に採って洗い、酒の量に対して実は3割程度にして浸けます。
1ヶ月後に実を取り出し、3〜4ヶ月後には熟成して頂けます。
落ち着いた濃い風味・・・美味しいお酒になりました。

効能は、疲労回復、強壮、消化促進、健胃整腸、糖尿病予防、安眠など。



タラの実ジャム。ヨーグルトへ。
タラの実酒に使って取り出した実を砂糖で煮詰めて漉してジャムにしてみました。
見た目通りの濃い熟成した風味で美味しいです。大人のデザートになりました。




タラの実ジャム。11月上旬。
大量に採ったタラの実・・・写真は何処かへ行ってしまいました・・・
砂糖を入れてジックリ煮詰めて作りました。
大量に出来て、極一部ですがパンと一緒に頂いてみました。
ツブツブ感の残るジャムですが、濃厚な良い風味のある美味しいジャムが出来ました。



樹皮を使ったもの:





タラノキ茶。
6〜8月頃に樹皮を採取し乾燥させて使います。
大小様々なサイズのトゲがあるので、どこを持っても危険・・・採取には十分注意しましょう。
樹皮は、切れ目を入れたらペンチなどで挟んで引っ張るとアッサリ剥けます。
その他、葉を使ったタラの葉茶もあります。
クセの無い大人しい風味のお茶になりました。







 

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