1月中旬。 スイカズラ、別名:忍冬(にんどう)・・・私の住む地域ではかろうじて・・・葉を残します。 日当たりの良い河原にて・・・とても柔らかな芽が沢山!! 3月中旬。 3月下旬。 古い花は黄色っぽく、咲いたばかりの花は白色・・・これを金と銀に見立てて金銀花とも呼びます。 5月上旬。 5月中旬。 5月下旬。ピンクの縁取りが可愛い♪ 9月下旬。 11月上旬。 12月中旬。 スイカズラ。 ニンドウ(忍冬)とも呼ばれ、暖かい地方では年中緑を保ちます。 私の住む地域では場所にもよりますが、僅かに緑を保ちます。 芽や若葉は食用になりますが、苦みがあります。 本によると、アク抜きで5〜6時間流水に晒すとか・・・ これは通常の山菜&野草よりもシッカリアク抜きする必要があります。 特に苦みの苦手な方は、入念に♪ 春先、新芽の柔らかい部分のみ集めて和え物に。 やや苦味がありました。 この葉を使ったお茶もやや苦味のあるものでした。 お浸し。 2019年。今まで散々食べて来て・・・どうも苦みがありました・・・そこで、 今回は茹でて水に晒して十分アク抜きしてから使いました。 これは美味しい!! スイカズラは良くアク抜きする事をお勧めします。 マヨネーズで。 2020年。本にマヨネーズを付けて食べるとあったので作ってみました。 こ・れ・が! やっぱり苦い。 マヨネーズで大分、苦みも和らいでいる感じですがまだまだ・・・ 苦みが強めなので、十分茹でて、しっかりアク抜きしたのですが、時々訪れるこの苦み! 一つ上の2019年の記事は本当!?と、自分の感想をつい疑って見たくなったり・・・ 2021年。 苦みのある食材・・・冬の間に苦みのあるツバキの花が甘酢に浸ける事で美味しくなった!! その記憶から・・・スイカズラも!? 早速♪ 結果、ダメ!でした。 この後、マヨ+醤油で食べてみたら・・・問題なし!! 多少ながら・・・効果はあったのか!? 何度も何度もしつこいほど・・・ “食べられる野生植物大事典”には、5〜6時間流水に晒すとあります・・・ 今回は、夜に塩少々で茹で、しばらく水に晒した後、水を換え、そのまま冷蔵庫で一晩、朝水替えしてふたたび冷蔵庫へ、夕方水替えしてしばらくしてから使いました。 結果、苦くない!! ※春になると大量に採取できるスイカズラですが、食べる際には、一晩アク抜きしましょう♪ 天ぷら。 やや苦味を感じますが、塩で美味しく頂けます。 鳥皮と一緒に炒めました。 鳥皮からは大量の油が出るので素揚げ状態となりました。 苦味のある芽ですが、この揚げる状態でアクも大分抜けるか・・・ 結果、やや苦味がありましたが、かなり和らいで食べやすくなりました。 炒め物。 ウィンナーと一緒に炒めて見ました。 今まで何度か頂いてきましたが、やはり、やや苦い・・・そこで、今回は炒める前に茹でて水に十分晒してから使いました。 結果、殆ど苦味を感じないほどになりました。アクは抜きすぎると味も風味もなくなってしまうので個人の好みで調節します。 今回は十分美味しい食材にすることが出来ました。 花のサラダ。 花はサラダでも頂けると言う事で・・・まずは少しだけ試しに・・・ちなみに下はチーカマです。 花は意外と苦みのあるものがあるのですが、これは苦くない♪ これは色々な料理に使えます♪ 酢の物。三杯酢で。 花は、お浸しや三杯酢で頂くと香り高く美味しいとの情報で作ってみました。 クセなど全く無し! お酒のツマミとして美味しく頂きました♪ スイカズラの花茶。 乾燥させてお茶にしました。 花の香りのある飲み易いお茶になりました。 花と葉を使ったスイカズラ茶。 食べる薬草事典に載ってました。花と葉を別々に乾燥させた後、葉のほうは軽く炙っておきます。 葉のほうはお湯を注いでお茶を作ったら・・・コップに花を入れ、そこに葉で作ったお茶を注ぐのです。 どんな料理でも・・・こんなひと手間で、また違った美味しさに♪ 花と葉の両方の薬効は、 腰痛、関節痛、解熱、利尿、むくみ、腫れ物、湿疹、かぶれ、 発汗、健胃作用、整腸作用、発熱抑制、肝臓病予防、動脈硬化予防、 高血圧予防、肥満予防、皮膚病改善、口内炎改善、神経痛改善 漬けた直後。 約2ヶ月後。 忍冬酒 (ver.1) 徳川家康も愛飲したといわれる忍冬酒・・・ネットで検索するといくつか種類が見つかります。 使う部位は花だけや、茎や葉も使う場合がある他、一緒に漬け込むその他の野草も種類が様々です。 また、お酒に漬けたりみりんに漬けたり・・・麹・もち米と一緒に漬けて醗酵させるものも・・・ 今回は手軽で失敗のないアルコールに漬けて見ました。 これは普通に飲みやすいお酒でした。 薬効は、滋養強壮、冷え性、浄血作用、解熱、解毒、膀胱炎や腎臓病など。 漬けた直後。 2ヵ月後。 グラスへ注いだ所。 熟成が終わったので、お酒と具を分けました。写真は分けた当日の写真。 グラスへ注いだ所。 さらに約20日後・・・不純物が沈澱していたので、上澄みだけをグラスへ注いで見ました。 上の写真の時とそれほど味は変わらず? 若干、雑味が消えたかな? 忍冬酒 (ver.2) 前回は花をお酒に漬けただけでしたが、今回はもう少し手の込んだものを・・・ 本格的なものは作り方が秘密にされ、記録に残っているのは一部・・・ また、地域により作り方も異なります・・・ 不老長寿の薬とも言われました。 作り方: もち米1合を少なめの水で炊き、スイカズラ、こうじ100gを入れ、泡盛(35度)を具が十分浸かる程度に注いで、1週間程度毎に攪拌しながら2ヶ月熟成させたら完成。 漬け込む素材は、スイカズラの花だけでなく、茎、葉も漬け込んだり、その他の野草(ノイバラ、その他様々・・・)も一緒に漬け込んだりされました・・・ 今回投入した野草はスイカズラのみ、花だけでなく茎葉も一緒に漬けました。 肝心の味は・・・雑多な味が混ざってますが、甘味があり、まろやか・・・ 不思議な味ですが、これがなぜか美味しい・・・ また機会があれば、花だけで造ったり、ノイバラなども混ぜてみたいです。 浸けた直後。 2週間後。 オリジナルの思い付きスイカズラ酒。 スイカズラの花を採取し・・・実は、数日前にドクダミを採取し、ハチミツとドライイーストを投入するドクダミ酒を仕込んだばかり・・・そんな時だったのです・・・これも同じようにできないか!? スイカズラの花をビンに入れたら、水とハチミツを入れ、ドライイーストを投入!! 数日間、ブクブクと泡立ち、発酵してました。 そして・・・2週間が経過し・・・さてさて・・・ 結果、花の甘〜い風味にドライイースト臭が!! ほんと、ドライイーストを使うと、どうも臭いが・・・ワインに使うイーストなど・・・臭いの少ないイーストを使えば変わるでしょう・・・ 飲めなくは無いのですが、やっぱり・・・ドライイーストを使うとちょいと残念感・・・