3月下旬。花。 4月上旬。 春。“ソフビ”で出来ているかのような感じです。 花。4月中旬。 葉。5月上旬。 柏餅と言えば、当然、柏の葉を使うのですが、私には意外ですが、このサルトリイバラの葉を使う“柏餅”を使う地域の方が多いのだとか・・・ 写真は大人の手のひらよりもひと回り大きい葉でした。 斑入り。5月上旬。 この株以外にも、周辺に生えていたものは全てこんな模様でした。 6月中旬。 この時期でも大きくて柔らかい新芽があります。 6月下旬。 10月中旬。実。 10月下旬。 実が色付き始めてます。 11月中旬。 茎。所々にトゲがあり、茎は独特な形状になります。 この茎を使って即席のお箸を作ったりするようですが、使い難そう・・・ サルトリイバラ。 ツル性の茎にポツポツとトゲがあります。 猟師がこれでサルを絡め捕ったとか・・・これには異説があり、トゲだらけのジャケツイバラを一部地域ではサルトリイバラと呼ぶそうで、混同されたとも言われます。 ゴマ味噌和え。写真中央。 適度な歯ごたえとやや苦味があります。 辛子ドレッシング和え。 良く茹でて水に晒したサルトリイバラの芽に、オリーブオイル、酢、醤油、辛子と塩をひとつまみを混ぜたドレッシングを掛けて頂きます。 やっぱり、苦味がありますが、辛みとサッパリ感で悪くないです。 苦味が苦手な方は、他の食材と一緒に使うと良いでしょう♪ 炒め物。 ベーコンと一緒に油で炒め、塩コショウで味付け。 僅かに苦味を感じますが美味しいです。 炒め物。 今回は、茹でて水に晒してアク(苦み)抜きしてからブタコマと一緒に炒めました。 味付けは塩コショウに、風味付けの醤油少々。 これは全く苦くなく、美味しく頂けました。 ピザに。 ピザの残り物を頂き・・・冷蔵庫にはサルトリイバラ、クサギ、タネツケバナ、タンポポがあったので、下拵えして上に載せ、火を通してみました。 たっぷりのチーズがあるので、野草山菜の苦みも感じず、これは見た目も良く美味しい!! 天ぷら。左。 あまり苦味も感じず、塩で美味しく頂けました。 大きな葉を見つけたので、ご飯を包んでみました。 とくに風味が付くわけでもなく・・・普通の塩味のご飯でした。 サルトリイバラの葉は、各地で餅を包むときに使われています。 また機会があれば♪ サルトリイバラ茶。 サルトリイバラ茶は、根を使う情報が多いのですが、葉を使った情報も見つけたので挑戦!! これが・・・芽は凄く美味しいとは言えない・・・感じなので期待せずに・・・が!! 何この甘味。美味しい♪ サルトリイバラ茶。炙りバージョン。 こちらは、さらに香ばしい風味も加わりました。 こちらも美味しいです。 サルトリイバラ・・・お茶として頂くのが一番良いのでは!?と、思ってしまいました。 天ぷら。 青い実は頂く事が出来る・・・との情報で掻き揚げにしてみました。 これは普通に掻き揚げです。 青い実の塩茹で。 僅かに酸味があるので口に入れたら梅干しを食べている感覚になりました。 青い実の醤油漬け。(オリジナル) サンショウの青い実を醤油に漬けるのと同時に・・・同じように醤油に漬けてみました。 サンショウは醤油に風味を付けるものですが、こちらは実に醤油をなじませる感じ。 2週間程度漬けました。 これは、お酒をチビチビやりながら少しずつ口に放り込む感じ・・・外皮は歯応えがありながら違和感もなく意外とツマミになりました。 浸けた食後。 約3ヵ月後。 サルトリイバラ酒。 具は酒量の3割程度にします。3〜4ヶ月後に熟成するので実を取り出したら直ぐに頂くことができます。 黄金色に僅かに赤味を加えた色のお酒になりました。 これは何と表現したらいいのか・・・不味くは無い・・・美味しいと言う程でも・・・酸味・甘味・苦味があるのかないのか・・・風味はありますが・・・表現できません。 この可も不可も無いお酒は、考え方によっては色々な料理に合うかも知れません。 疲労回復、整腸、鎮痛、解熱など。 採取した根。 ヒゲ根を取り除いてカラカラに乾燥 恐ろしく硬くなってしまった根・・・叩いて砕こうとしても全くダメ!! ノコギリで切るしかないかとも思いましたが、刃の厚いモーラナイフで思いっきり切ってみたらなんとか・・・ 乾燥する前からすでに硬いのですが、乾燥した後よりはまだましです。 採取したらスライスし乾燥させる手順をおすすめします。 手が痛い! サルトリイバラ茶。 10〜11月に根を採取し天日干しします。 効果は利尿作用の他、できもの・はれものなどにも。