1月上旬。 1月中旬。 こんな冬でも柔らかい芽があるので、冬のサバイバルで利用できます。 4月上旬。地面から新たに育って来た芽。 4月下旬。 5月上旬。 6月上旬。 11月。 12月上旬。 ノイバラ。 5月中旬。 テリハノイバラ。 ノイバラ。 藪の中にこれがあると、迂回して進まなければ服も体も傷だらけになります・・・せっかく買った虫取り網に穴を空けることも・・・ 気を付けていても他の草に紛れている事があり、痛い目を見ます・・・ 数ある植物の中でも一番嫌いな植物かもしれません・・・が、僅かに利用する方法もあります。 果実(偽果)を使ってお茶に。 果実や花を使って果実酒・薬用酒に。 葉の料理: シンプルに茹でてマヨで。 話は前後しますが、天ぷらにしたのが3年前・・・野草を頂くのに間違いない方法!! そして今回は、素材をシンプルに味わって見る事にしました。 頂いたのは芽。 触ると柔らかく、ぷるんぷるんと“しなる”程柔らかく太い瑞々しい芽です。 茹でてマヨで・・・天ぷらや炒め物を頂いて感じてきた、そのままな感じ・・・風味は、ほとんど感じない程度。 これはやはり、サクサクの食感や、濃い目の味付けで頂くのが良いでしょう♪ ノイバラの芽の天ぷら。 ノイバラの芽が食用となるとの情報は殆どありません・・・野草・山菜・救荒食など調べても見つからず・・・ 極僅かにネット上で食べれる(もちろんお遊びや挑戦ではなく。)との情報を見つけたので挑戦してみました。 若干、ベトつく芽を集めて揚げてみたら・・・全くクセなどなく、サクサク〜っと塩味で美味しい♪ ベーコンと一緒に炒め物。 1月に採取したまだまだ小さな芽・・・天ぷらで食べようと採取したのですが、HPを見たら既にやってる・・・ で、急遽、炒め物に♪ 今までの経験から、炒め物は水分が抜けるので、食材は硬くなるのです・・・今の時期の小さな芽では硬くなる・・・天ぷらの方が適しているのは十分承知で・・・実験で作ってみました。 結果、意外と硬さを感じず・・・それは・・・もともと芽が小さかったから!! こんなオチはさておき・・・春のボリュームのある芽の方が、どんな料理も美味しく頂けるでしょう♪ 花の料理: 花びらのドレッシング。 4月下旬の今回は、同時期に咲く食用となる花をいくつか集めて作りました。 摘んだ花は・・・ ノイバラ、スイカズラ、カラスノエンドウ、カタバミ、マツヨイグサ、ハルジオン、キツネアザミです。 作り方: 1、酢、ハチミツ、塩コショウを混ぜたら、オリーブオイルを加えて行きます。 2、花は綺麗に洗って水気を切っておきます。 今回は、汚れなどなかったので、そのまま♪ 3、瓶に花を入れた後、ドレッシングを注ぎます。 4、数日後に頂けます♪ サラダに。 今回使った花たちは小さいですが、綺麗に出来ました。 もう少し大きめの花で、カラフルな組み合わせが出来たらもっと素敵でしょう♪ もちろん、美味しいのでおすすめ♪ 乾燥させたら花びらだけを取り分けて・・・ ハチミツに漬けてみました。 クラッカーに。 漬けて翌日に頂きました。翌日でも美味しく頂けましたが、やや乾燥した花びらを感じました。 これでも全く問題無いのですが、数日漬ければもっと柔らかくなるかも知れません。 漬けた直後。 3ヶ月と20日後。 ノイバラの花酒。 お酒は花と等量、1ヶ月後に花を取り出し、3ヶ月程で熟成します。 それほど香り高くもなく、普通の野草酒と言った感じになりました。 またまたノイバラの咲いたばかりの若い花ばかりを採取しました。 今回使うのは花びらのみ・・・そのまま使う場合もあるようですが、今回は乾燥してから使いました。 浸けた直後。 10日後。 ローズリキュール。 バラの花びら(生のままや乾燥させたもの)を使って作るお酒です。 ウォッカを使うようですが、私は飲みなれて同じように度数の高い泡盛を使いました。 ローズリキュールのレシピでは、氷砂糖やレモン、シナモンスティックなども入れる場合があります。 浸けた花びらは1週間程度で取り出します。 さて・・・ ノイバラの花びらは、元から白・・・お酒がピンク色になるわけもなく・・・ 肝心の風味は・・・それほど・・・花のイメージは全くない・・・ 元のレシピを見直すと飲みやすさは砂糖の量で調節するとか・・・これは、本来、見た目の綺麗さを頂くお酒だとおもいます・・・ノイバラではそもそも色が付かない上に風味もそれなり・・・ いつか、山か河原に綺麗なバラが咲いていたら・・・(2019年までそんなの見た事ない!!) 再度、挑戦するでしょう・・・ 実の料理: 11月中旬。 完全に熟す前の実を採取します。 天日干ししてカラカラにしたもの。 ノイバラ茶。 上の写真の実全てを急須に入れて作りました。 ちょっと変わった風味・・・栄養はあるでしょう・・・また飲みたいかと言うと・・・微妙。 効果は利尿、便秘など。 漬けた直後。 4ヵ月後。 口に含んだ直後はまったりとした甘味ですが、後から少しの苦味が来ました。 2020年12月上旬。 今回初めて・・・とても大きくて真ん丸で、全体が完全に赤くなった・・・完熟のものをひとつだけ、そのまま食べてみました。 こ・れ・が! なんと甘味の強い甘酸っぱさ! 美味しい♪ これでもう一度お酒を造ってみたい衝動に駆られて再び♪ (ちなみに、一つ上の前回は11月上旬に実を採取したのでした。 しかもなんと6年前!! 時が経つの早過ぎ!!) 浸けた直後。 また僅かに色の薄いものが見えますね・・・完全に真っ赤のものが良いです。 3ヶ月半後。 これは普通に美味しいです。前回は、僅かに苦みもありましたが、それも無し♪ ノイバラの実のお酒。 実の量は4割程度とし、3〜4ヶ月で熟成、実はそのままで良いです。薬効は疲労回復、強壮、美容などに。 根の料理: 1月2日。 こんなお正月に河原でこんな事している人は、日本全国探してもいないでしょう・・・ 両手を広げた程に枝を伸ばしたノイバラの根を掘り起こしてみました。 実は、このバラの根が救荒食として・・・飢饉の時に食べられたとか・・・ただ、いつ!?どうやって!?など、全く分からないまま・・・ バラの根・・・揺らすとベロンベロンっと言う感じで弾力はあるのですが・・・ やっぱり!! ほんとただの木!! です!! これを食べるなんて想像を遥かに超えている!! ※今まで散々!! 服や手を傷つけられて、痛い思いをしてきたノイバラですが・・・ やっぱり、生き物・・・極々僅かですが、食用になりそうな可能性のある部分を採取したら、丁寧に埋め戻しました。 今回利用する食材!! 写真左側は、根の直径4〜5mm程度です。 ちなみに、写真手前は皮を剥いだもの、奥はそのままのもの。 写真右上は直径6〜7mmで輪切り状に。 そして右下は・・・直径2〜3mm程度の細根・・・ さてさて・・・これから料理してどうなる事やら・・・って!!!! 料理する前から、こんなん絶対に食べれんやろ!!!! バラの根の煮物。 救荒食・・・普段食べているものが無くなって・・・身近にあるものを手当たり次第に食べて、とにかく命を繋ぐだけの状態・・・そんな時に食べられたもののひとつです。 どうやって食べたのか、全く分からないのですが、とにかく水分を抜くとさらに硬くなって食べられなくなる・・・と、言う分けで、煮物にしてみました。 コトコトジックリ茹でたら、水に浸けてアク抜きを・・・ここで、つい一昼夜を浸けてしまいましたが、この硬さの前には意味がない・・・ そして醤油で味付けして煮込んだのが上の写真。 さてさて・・・ガブッ!! !? 1mmたりとも歯が立たない!! 他のものも・・・ガブッ!! 絶対に無理!! ほんと・・・噛みしめても1mmたりとも歯が食い込まないのです・・・ これは厳しい・・・仮に、無理やり飲み込んだら・・・腸閉塞か何か、絶対に体に異変が起きる!! これは、クズの根の様に叩いてもデンプンが出て来るような気配すらない・・・ これは無理だ!! またいつか・・・食材として利用する方法が分ったら挑戦してみます。