サバイバル節約術


ニワトコ <接骨木・庭常>







1月下旬。日当たりの良い山の斜面にて。これは早い♪
この木は大きかった♪ 6m以上はありそうでした。



2月上旬。



2月下旬。



3月上旬。





3月中旬。



3月下旬。これは日当たりが良い所のもの。他はまだツボミでした。









4月上旬。花。





4月中旬。実。



5月中旬。



5月末。



6月下旬。



左:若い幹。右:成長した幹。

ニワトコ。
早春(2月末〜)、ブロッコリーの様なツボミを付けた若芽が出ます。
まだ他の木が芽吹く前、フキノトウの時期と同じ頃です。
若芽に僅かな青酸配糖体(毒)を含むため、一度に食べる量は2〜3個にしなければなりません・・・それ以上食べると下痢を起こすようです。
この効果から昔は薬草(下剤)としても利用されたようです。
定番料理は天ぷらとお浸し。
西洋ではエルダーと呼び、花をエルダーフラワーと呼びます。
花を使ってハーブティー、コーディアル(シロップ)、リキュールなどなど・・・日本ではほとんど利用されませんが、西洋ではかなりメジャーなようです。
実はシロップ、ジュレなどにされます。
ニワトコの木から何か感じるものがあるのでしょうか・・・西洋や日本でも魔除けとしても使われます。魔法使いの杖の材料にも・・・




芽を使った料理:

下拵え:
芽はアクが強いので、塩少々を加えた熱湯で15分茹でて、2〜3時間 or 一晩水に晒します。






お浸し。
今回はシッカリ茹でて2時間ほど水で晒しただけですが、写真の量を一気に食べても問題ありませんでした。
天ぷらが一番美味しいとの評価が一番多いですが、お浸しも風味良く負けていません。






ニワトコのゴマ和え。
茹でて水に晒し下拵えした後、すりゴマ、砂糖、みりん、醤油、顆粒和風出汁と和えるだけです。
ツマミの一品に良いです。あくまで一品・・・美味しくても沢山食べてはいけません!




酢味噌和え。
柔らかく風味あり・・・もちろん、沢山は食べれないので・・・
これは、ちびちびやりながら頂くのが美味しい♪






手前がニワトコ、奥はフキノトウ。



手前がニワトコ、奥はセリ。大量に食べれないので、いつも・・・他の食材と一緒に♪



やっぱこれだね〜♪ って、ほんと、間違いない食べ方です♪
沢山食べると下すので、今回は5個だけ!!
これでは少ないので、下にあるもは、右がニンニク、左はウィンナーです。

天ぷら。
普通に山菜の天ぷらとして美味しいので、ついパクパクと・・・食べてしまいたくなりますが、ここは我慢して下さい。




炒め物。
美味しいです・・・が、つい・・・沢山食べると翌日“ゆるく”なります。




炒め物。
沢山食べれないので、他の食材と一緒に料理すれば“かさ増し”に♪
彩りも良くなって良いです♪




葉を使った料理:





ニワトコ茶。
7〜8月に枝や葉を採取したら陰干しします。
若干、独特な風味がありますが、それほど飲み難くはないです。
薬効は、リュウマチや神経痛など。




花を使った料理:



2019年。



2022年。再び♪



2024年。ベーコン巻き。なんとなく・・・肉の脂が加わると、さらに美味しくなりそうだと思ったんです♪ これが激美味♪


花の天ぷら。
ドイツの出店で花を天ぷらにして売っているとの記事を発見。限られた時期だけの特別料理と言う事もあり、行列になってる写真も・・・美味しそう!!
ドイツではニワトコをホルンダーと呼ぶそうです。
記事では、花に僅かな苦みがあるので、砂糖とシナモンを付けて食べるとありましたが・・・私はまずひとつだけ塩をパラリと掛けて頬張ってみたら・・・嫌みの無い甘い風味が広がって美味しい!!
これをとても表現しきれませんが、甘過ぎない、ほのかな甘みの生クリームを食べたような・・・何これ!?凄い!? これは、下手に砂糖など付けない方が良いでしょう。
西洋ニワトコと日本のニワトコの違い!?
これならば、行列になるのがうなずける味です。





浸けた直後。



翌日。綺麗だったので思わず。



約5ヶ月後。

ニワトコ酒。
実は酒量の4割として3〜4ヶ月で熟成します。中身はそのままでOK。
まったりと甘い風味のお酒になりました。 ツマミもいらず、これだけで飲めます♪







 

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