サバイバル節約術


ミカン <蜜柑>







1月下旬。藪の中を歩いていたら地面にミカンが!! 上を見上げたら♪



初めて見つけた上と同じ日。
地面から実の位置まで6〜7mもある!! しかも藪の中!! しかも枝には鋭いトゲ!!
一番下の実は、偶然ですが、やや斜めに生えてる木の近く・・・と、言う分けで、その木に登り、持ち歩いているパラコードに2又の木の枝に結んで投げ!! 何とか引っ掛けて枝を引き寄せGet!!! 落ちたら大けがでは済まなかった♪




2月上旬。 改めて観察・・・
落ちていた実を改めて確認して見たら・・・2つは見た目が綺麗!! ラッキー♪
家に帰って切ってみたら、1つは普通に綺麗、もう一つは極一部だけ変色してましたが、他は全く問題なし!! ラッキー♪



2月下旬。 またまた後日に寄ってみたら♪
見た感じで分かってました・・・一番手前はまだまだ未熟・・・超酸っぱい!!
真ん中は一部以外は大丈夫でした。
一番奥は、半分程度は大丈夫だと思ったのですが、臭いが・・・残念!!
少し前まで雪が舞うほど寒かったのに、急に暖かくなって・・・これからは、落ちていてもダメなものが多くなるでしょう・・・



3月中旬。落ちていた実。
左は一部に穴。大雨でドロが跳ねたようで、ドロまみれですが、中身は大部分大丈夫でした。



同じく3月中旬。
上着を脱いでも汗ばむほど・・・もうこれが最後!!
と言う分けで、木になっている状態の実をなんとか3つだけGetできました。
写真でも分かるでしょう…一番奥はやや小型で、表面はツルツル・・・これは特に未熟!




葉柄部分の感じから、夏みかんでしょう。



幹。

ここまで、唯一見つけた夏みかんの木でした・・・が!!
2023年2月!! 上の夏みかんよりもずっと家に近い河原に!!



夏みかん2本目!!
いつも藪の中に埋まっていたのですが、今年は藪が何故か切り開かれ・・・こんなとこにも!!
2023年にして、見つけた夏みかんの木2本目でした♪

夏みかん。
5月頃に花が咲いて実が成り、晩秋頃から黄色く色付くのですが、酸味が強くてとても食べれません。
そのまま年を濾して4〜6月頃になって初めて食べれるようになります。
今まで公園などで、真冬に大きな夏ミカンが成っているのをずっと不思議に思ってました。そうだったのか!!
このまま翌年の春まで待つ方が良いかと言うと、そうでもなく、気温が3度を下回ると実がパサパサになってくるとか。
そのため、12〜1月頃に収穫してしまい、追熟する方法もあります。






1月末に採取した夏みかん・・・熟すのは4〜6月。まだまだ未熟なはず・・・で、追熟してみました。
ビニール袋に入れて1ヶ月放置・・・痛まないか腐らないか超不安でした・・・が、なんとか無事♪



ヨーグルトにハチミツも掛けて・・・いざ♪
美味しい♪ ・・・!? すっぱ!!
まだまだ酸っぱかったです・・・定番ですが、リンゴを使う方法にした方が良かったか・・・でも美味しかった♪




リンゴによる追熟。
リンゴと一緒に1〜2日で食べごろになるとの情報でしたが・・・いろいろあって・・・つい・・・一週間後!!
これが、腐りもせず、熟し過ぎてもなく・・・酸味の残る食べごろになりました♪ (右上を除く)



Get した時から心配だった、この実。ひと回り小さく、表面はツルツル・・・見るからに未熟!
1週間もリンゴと一緒に密封した後、心配だったので、さらに、単体で袋で1週間密封!! これならどうだ!!



ひと口、頂いたら・・・酸っぱい!! ※レモンよりは、ずっと食べやすかったです。比較対象が変か・・・
この酸味は、リキュールに良いので、一番最初にGetした実で作り始めたリキュールに追加投入しました♪



ドレッシング。
酸味があり、サッパリと美味しく頂けます♪ 生ハム買うの忘れた・・・

作り方:
1、まずは夏みかん1個を、とにかく絞って果汁を取ります。
2、これに、オリーブオイル大さじ1、塩小さじ半分、顆粒だし小さじ半分、コショウ少々を入れて混ぜるだけ!!




マーマレード作り:

※マーマレードは、オレンジ、夏みかん、ユズ、グレープフルーツなどで作られます。
  そして、このマーマレードは苦みのある外皮を使うのが特徴・・・苦みの強さは、調理の工程で調整できるので苦みも楽しみましょう♪

1、外皮を剥いて中身を取り出すのですが、外皮も使うので確保しておきます。
  この外皮は、内側の白い部分は、ナイフやスプーンなどで取り除いたら、好みの刻み方で刻んで3回ほど茹でこぼします。
  ※厚く切ると、後の工程で苦みが抜けにくい・・・苦み強めになります。

2、いろいろな作り方がありますが、今回は、1の後、一晩水に晒しました。
  茹でこぼす回数や水に晒す時間が短いほど、苦みが残ります。
  苦みが苦手な方は、調整しましょう。今回の方法は苦み少な目になります。



3、翌日、身の薄皮(じょうのう)を取り、種も取り除いたら確保しておきます。
  上の写真左は、薄皮(じょうのう)を取り除いたもの。右上は水に晒した外皮、右下は種です。

※トロミのあるマーマレード。このトロミは、砂糖を煮詰めたものではなく、マーマレードに含まれる成分:ペクチンによるものです。
 そして、ペクチンが含まれる部分は、薄皮(じょうのう)と種!!
 実を潰してジュースにして利用する方法もありますが、私は、薄皮は剥くのですが、背側に僅かに残るものはそのままにし、中の小さなツブツブの袋はそのまま、種は出汁取り用の袋に入れて一緒に使いました。



4、身、皮、種、全てを入れたら、僅かに水を入れ、火に掛けます。
  夏みかんから水分が出るので、投入する水は鍋の底全体を覆う(ひたひたより少ない)程度で十分です。
  コトコトジックリ煮込んだら、種を取り出します。

5、砂糖(皮の量の6〜8割程度)を数回に分けて投入したら、少しトロミが着くまで煮込みます。
  ※砂糖が入っているので、冷めると固まる作用があります・・・完全にトロミの強い抵抗のある状態にまでしてしまうと、冷めた時に硬くなりすぎてしまいます・・・少しトロミが着いた程度が丁度良いです♪



マーマレード。
これは良い香り♪



パンに。
これは、まさに定番! しかも!! 市販のマーマレードよりも、ずっと美味しい♪
少し厚めの食パンでしたが、晩酌の後・・・2枚をペロッと食べてしまいました♪



ヨーグルトに。
何も書く必要は無いでしょう・・・ほんと、美味しい♪



鳥胸肉のマーマレード焼き。
食べた事のある方もいるでしょう・・・肉にマーマレード・・・これが美味しい♪
そして、変な香料や調味料など入っていない手作りマーマレードならば、なおさら!!





落ちていた実から、無事だった房を集めて果汁を絞って集めました。



これは、間違いなく酸っぱ過ぎるはず、そして、糖分も少なめなはず・・・で、
ハチミツを投入してからドライイーストを投入しました。
(分量は、ミードを参考に125gに対して2g程度にしました。)





10日後。 混ぜてグラスへ注いだところ。
シードル造りでは、こうやって沈殿したものも混ぜて頂くとあったのです・・・
さてさて・・・酸っぱ過ぎないか、イースト臭が強過ぎないかと気にしながら頂いたら・・・
やはり! それなりに酸っぱい!! そして、イースト臭が鼻に付く・・・う〜んって感じ・・・



13日後。 上澄みだけをグラスへ注いだところ。
やっぱり、こちらの方がイースト臭はかなり弱くなりました。
これならば、それなりに美味しいです♪
もう少し熟した夏みかんを使うのと、可能ならば、パンを作るためのドライイーストではなく、ワイン用のイーストなどを使えば、もっと美味しくなるでしょう♪

夏みかん酒。
これは、イーストを投入して発酵させて作るお酒です。
色々な市販のジュースでもお酒になる・・・と言う事で作ってみました。
酸味が強めなので、糖分は多めに♪





浸けた直後。



4ヶ月と10日後。



夏みかん酒。
こちらはリキュール版。ホワイトリカー(私は泡盛)に浸けて作るお酒です。
2月上旬に採取した実・・・これはまだまだ酸っぱいのですが、お酒に浸けるには、酸っぱい状態が良いとの事で作ってみました。
中の実だけでなく、外の皮も使うのですが、これは実の量に対して、1/6程度にすると良いです。
夏みかんは酒量の4割程度にし、浸けてから1ヶ月後から頂く事ができます。
ちなみに、風味は1ヶ月よりも2ヶ月、2ヶ月よりも・・・長く熟成させた方が美味しいようです。
私はいつものように泡盛で作りましたが、これにミカンの風味!! これが合う♪ シークワーサー的な♪




出来るだけ細かくバラそうとしたのですが、適当に♪ ここへ市販のオレンジジュースを加えて・・・



自作の“こつぶ”。
かなり昔のジュースに“こつぶ”と言うものがあり、それはオレンジジュースの中にミカンの果肉のツブひとつひとつが混ざったものでした♪
なんとなく・・・それを想像して作ってみようと♪
実際にやってみると・・・ツブひとつひとつをバラそうとすると潰れる・・・と言う事で・・・“こつぶ”ではなく“おおつぶ”になってしまいましたが、美味しく頂く事ができました♪





冷凍保存。
長期保存する場合は、冷凍保存する事ができます。
その際は、外皮を剥き、中の房も裂いて中身だけにする事、そして、どんな食材でも同じく・・・空気を抜いて密閉する事で劣化を防ぐ事ができます。




ここからは、皮を使った料理:



ピール。
皮も美味しく頂けます♪ これは酸味と甘味が絶妙♪ 美味過ぎる♪ これは食べすぎ超注意!!

作り方:
1、皮を5mm幅程度に切ったら、マーマレード作りと同じ様に3回茹でこぼしたら、一晩水に晒します。
2、鍋に皮とひたひたより少な目の水、皮と同量の砂糖を投入して煮詰めます。
  (水が多いと水気を飛ばすのに時間が掛かるのです。)
3、ある程度水分が少なくなった時点で火を止めます。
  (残っている汁も砂糖が入っているので、火を止めるとトロミが強くなります。完全に水分を飛ばす必要はないのです。)
4、冷めたらクッキングシートに並べて一晩冷蔵庫へ。
5、全体にグラニュー糖をまぶしたら完成♪



作ったピールをヨーグルトで。
ハチミツを掛けて・・・美味し過ぎる♪




炒め物。
皮はそのまま冷凍保存できます。使う分だけ取り出したら、そのまま適度に刻んで使うだけ!! 簡単!!
今回はブタコマの炒め物に投入!! 味付けは、塩コショウに醤油を極僅か。
苦みや酸味が強いかと思いきや!! 火が通って・・・なにこれ・・・丁度良い♪
豚肉を食べながら、時々訪れる、サッパリ感が◎♪




皮をカラカラに乾燥させます。漢方では陳皮と呼ばれます。



陳皮茶。
使うみかんの種類により、風味は違うようです。
夏みかんは・・・さてさて・・・
苦みの出る種類もあるようですが、今回は苦みは無し!
そして、風味は・・・みかん!! まさにみかん!!
普通にみかん風味のお茶になりました♪ 面白い&美味しい♪








 

TopPage 最初のページへ    
Copyright (C) 2011 YOSHIKOTO.HATTORI , All rights reserved.