サバイバル節約術


カキ <柿>





4月中旬。





黄色味のある緑色・・・とても目立つ若草色でした。



葉には光沢があります。



5月中旬。ツボミ。



5月下旬。雄花。



7月中旬。



8月下旬。





9月中旬。



10月中旬。







10月下旬。





11月上旬。





11月中旬。



11月下旬。



網目模様のように見える特徴的な幹。

カキ。
とても良く知られていますが、実を食用とする事ができます・・・
その他、葉を使ってカキの葉茶にしたり、特に若葉は天ぷらで頂く事ができます。
山でも時々見かけますが、他の木に紛れて見過ごしてしまう事があります。
5〜7月の若葉は生でも頂けるとか・・・その他、混ぜ御飯にも。

柿渋:青い未熟な果実を砕いて搾り取った汁です。
    防水・防腐・補強・防虫・塗料・染色などに利用する事ができます。






カキの葉の天ぷら。
手前はサルトリイバラの芽です。
5月中旬、柔らかな黄緑色の若葉を採取しました。
揚げると色が茶色になってしまうのが残念。
サクサクと美味しく頂きました。




天ぷら。
ウィンナーに巻いて揚げてみました。
やはり、どんな野草も肉の脂があると美味しさアップします。
これは美味しい&ボリュームアップにもなって満足できました♪
ちなみに上は、河原で採取したアラゲキクラゲ、左上は柿の葉単体で揚げたものです。






カキの葉の佃煮。
作る場合は兎に角、新芽の柔らかい葉を使って下さい。
見た目、こんなですが、こ・れ・が!! めちゃ美味い!
ウィンナーに載せても美味しく・・・一度に全部、食べてしまいました。

作り方:
1、刻んで茹でたら水に晒します。
  ※私は刻んでしまうと、その後の処理が面倒だと思い、そのまま茹でて晒しました。
2、出汁、醤油、砂糖、みりんで煮て行き、水分が無くなったら完成。
  ※私は最初に刻まなかったので、完成してから刻みました。




佃煮。シラス入りバージョン♪
今回は、ほぼMAX状態にまで大きくなった葉ですが、色合いはまだ若いもの・・・そんな葉を使いました。
これも美味しい♪ シラスが入ってさらに体にも良いでしょう♪




柿の葉寿司。
これは酢飯と締めサバを柿の葉で包んだ寿司です。
傷み難い酢飯と締めサバを使い、防腐効果のある柿の葉で包む・・・元は保存食だっととの説も。
今回作ったものは、ご飯のサイズが若干、大きかったうえに、使った柿の葉は、まだ柔らかめで若干小型の柿の葉だったので、包み切れてません・・・
これを作ったら一晩置いて翌日頂きます。
こ・れ・が!! めっちゃ美味しい♪ 6個作ったのですが、さっぱりとして食べやすく、あっと言う間に無くなってしまいました♪






柿の葉茶。
4〜6月に葉を採取し、水洗い後に天日干しします。
効果は高血圧、抗酸化作用で美容にも。
今回は、まだ若草色の柔らかい若葉を使いましたが、ネットを検索すると成葉を使ったり、陰干しして作るなど、いろいろな方法があるので、好みの方法で作ってみて下さい。






カキの葉酒。
カキの葉をお酒(私は泡盛)に浸けて1ヶ月で飲む事が出来ます。
濃くしたい場合は、2〜4ヶ月浸けます。
ネット上には大量に情報が見つかるのですが、採取時期が書いてない・・・
私は柿の葉茶同様に、4〜6月の間・・・5月下旬に採取して使ってみました。
これは悪くない風味・・・飲みやすくて体に良い・・・決して飲み過ぎてはいけませんが、おすすめできます。




カキの花。
花も食用となるとの情報を見つました。
それは、「子どもが生で食べる」とか。
さてさて・・・
写真はガク付きの花ですが、口に入れる際はガクは取り除きました。
感想は・・・モコモコ・・・そして、極々僅かに甘い!?
これはほんとに、遊びで口に入れるだけな感じ・・・




2012年。直径は2〜3cm程度の実が成っていました。



自然のカキは殆どが渋柿なので、渋み抜きを行いました。

渋み抜きの方法は、
・干し柿にする。
・度数の高いアルコールをヘタに付けてビニール袋へ入れて数日放置。
・湯に浸ける。
・リンゴと一緒にビニール袋へ入れて数日放置。
 (渋柿も熟せば渋みは感じなくなるようです。)
・米糠に漬ける。

どれも渋み成分を取り除くのではなく、水に溶けないように(舌に感じないように)するのです。
直接食べない方法としては、柿酢の原料などに。

・・・と前置きは置いといて、今回はアルコールを使った渋み抜きを行いました。
持った時に柔らかく感じる程のものは、甘く美味しかったのですが、黄色く硬めのものは・・・とんでもなく渋い・・・数時間口の中が大変でした・・・
・・・結果、アルコールを使った渋抜きは、成功だったのか失敗だったのか・・・美味しかったものは、ただ熟したからなのか・・・多少の効果はあったのかな?






2013年。形からして、まさにシブ柿と言う感じ。

一つは持つと柔らかい程に熟していたのでそのまま口の中へ・・・甘くて柔らかい・・・全て食べ終わった後、口の中が少し渋くなりましたが、無事美味しく頂くことができました。



残りは干し柿に・・・皮を剥いて吊るして作ります。
カビを発生させ難くするために、5秒ほど沸騰した湯に浸けます。
後は、日当たりの良い風通しの良い場所に吊るすだけ・・・



私の現在の環境では、日の当たる良い場所が無いので、失敗する可能性大なのですが、冷蔵庫へ入れてみます。
冷蔵庫内に吊るす場所が無かったのでプラケースの底を切り取り、窓を開け、上に×印で切れ込みを入れてヒモが掛かるようにしました・・・酔いながらの思いつき・・・製作時間数分・・・
冷蔵庫内は低温・乾燥状態のはずなのですが、何故か庫内に水滴が沢山・・・成功する気がしない・・・



約3週間後・・・意外にもカビも生えず成功しました。
甘くて柔らかい・・・元々小型の実だったので、食べる部分は少なめでしたが、美味しい・・・
渋柿の食べ方の定番ですが、やはりこれが一番お勧め。






2016年。目の前に柿があったら採らずには居られない・・・形は渋柿そのもの・・・



11月上旬。まだ季節的に早いのですが、採取してしまったので干し柿に・・・
今回はクルマの中・・・天気が良いと高温&乾燥状態・・・雨後は風が強くなるので乾燥します。



約3週間後。
白い粉が吹いて食べ頃です。
その前に、車内で揺れる干し柿・・・子供に休みのたびに食べられてしまいました。
しっとりとして甘く柔らかい・・・サイズが小さいですが、美味しい干し柿になりました。


毎回、干し柿を作ってただ食べるだけではもったいない・・・
お酒のツマミにならないかと調べたら・・・バターやチーズととても合い、しかも想像を絶する美味しさとか!!
もちろん! 早速、挑戦!!



元々ゴルフボールほどの大きさだったのですが、干されてさらに小さくなった干し柿。
中の種を絞りだしたらモッツァレラチーズを押し込んで食べてみました。
これは!?!?!? 美味しい!!! 
頂き物の白ワインが手元にあったので一緒に・・・ほんの僅かな至福のひと時・・・これは超おすすめ。




マーガリンを付けてみました。
バターがあれば良いのですが、シロウト料理では使う機会がない・・・
これも美味しいのですが、モッツァレラチーズほどの感動は得られず・・・結局、この上に残っていたモッツァレラチーズを乗せて・・・
口の中へ投入!! ・・・美味しい・・・

干し柿が最高のツマミになる事がわかりました・・・柿を見る目が変わりました。
機会があれば、毎年、頂きたいです。






一つだけ採れたカキ・・・普通に食べれる柿なのか渋柿なのか分からず・・・ずっと放置・・・
さわってグニャッとなるまで柔らかくなってました・・・仮に渋柿だったとしても完熟すれば食べれるはず。
結果、あま〜い柿でした。ただ、渋柿だったのかどうかは結局わからずじまい。








 

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