8月下旬。雌花。下向きです。 1月。 ヤマイモ。 写真の様なムカゴや、地中の芋が食べれます。 葉は茎の両側に付き(対生)、縦に細長いです。 葉の付け根にツルッとしたムカゴが付きます。 8月下旬。ムカゴ。 ニガカシュウ。 葉は茎に交互に付き(互生)、横幅があるハート型です。 ヤマイモ同様にムカゴが付きますが、金平糖のようにイボがありややテカリがあります。500円玉程の大きさになる場合も。 私の場合、食べれないことは無いですが・・・とても苦いです。 左がニガカシュウ、右がヤマイモ。 ※ニガカシュウと言う種の存在を知らなかった当時は、ムカゴは全部食べれるものと思ってました。 (山菜の本にはヤマイモとオニドコロしか載っていなく、オニドコロにはムカゴが付かないとの記載があり・・・少ない情報だけでの判断は避けましょう・・・本にはページ数等の編集上の都合があります・・・) ニガカシュウは全草有毒ですが、その毒性は低いようで食べても体調に変化はありませんでした・・・ 8月下旬。雌花。上向きです。 オニドコロ。 葉は茎に交互に付き(互生)、横幅があるハート型です。 ムカゴは付きませんが、地下にイモができ、有毒です。 ただ、当初思っていたほど毒性は強くないようです。 青森などで、販売される事もあるようです。 ヒメドコロ。 とても小さな花でした。根は食用になります。 ヤマイモ。 その他、カエデドコロ、キクバドコロ、タチドコロ、ナガイモなど、いろいろあります・・・ 根の芋を掘り取ってしまうと、一部を残しても株が弱るので、ムカゴのみ採取しても良いと思います。 ムカゴは小さく食べるのに手頃なサイズ、そのままでも長持ちして、色々な料理に混ぜる事が出来るのでお勧めです。 ムカゴ料理: 納豆&オクラ和え。 ムカゴは生で♪ いきなり余談・・・このHPで初めて紹介したのが2011年、そして今は2022年、実に11年が経って・・・ 初めて知ったのが、生でも食べれると!! (単に忘れ呆けてただけかも!?) そして見つけたのが、この納豆とオクラで和えたもの・・・丁度、納豆と頂き物のオクラが冷蔵庫に!! 奇跡的なめぐり合わせ♪ 作り方は・・・想像できますよね!? ムカゴは水で洗っただけ! オクラは適度にスライスして・・・味付けは、納豆に付いていたタレ+醤油少々にしました。 初めて食べる生のムカゴ・・・これが!地下に出来るヤマイモと同じくサクサク♪ そして粘り♪ 全く違和感なく、普通にめちゃ美味しいです♪ ムカゴの塩茹で。 これだけで十分美味しいです。 茹でたもの。 頂き物のツルムラサキと一緒に茹でてマヨネーズで頂きました。 どちらもネバリがあり、美味しかったです。 シーチキン和え。 塩ゆでしたムカゴにシーチキン・・・マヨネーズに醤油少々・・・美味しくないわけがない・・・ 簡単ですが、とても美味しいのです。 肉と一緒に炒めても美味しいです。 鳥ナンコツ、ニンニクと一緒に炒めました。 半額セールで買った“ボンジリ”と一緒に炒めました。ビールが美味し過ぎ! アケビとウィンナーと一緒に。 ニンニクと一緒にバター&塩コショウ炒め。 写真奥は飾りのカラスウリです。 ゴマ油で炒めて、最後に炒りゴマを振り掛けて・・・風味良く美味しい♪ ちなみに緑は、センダングサです。 炒め物。 いろいろな料理に・・・そのままコロコロと・・・簡単に投入できて炒めるだけ!! とても簡単ですが、これで美味しいのです。 今回は片栗粉を付けて揚げてみました。 素揚げとあまり変わりませんでしたが、美味しく頂きました。 他の揚げ物と一緒に米粉で揚げました。サクサク〜 天ぷら。奥はアキノゲシ。 揚げ物。どんな料理でも手軽で美味しく長持ちします。 ヤマイモ(ムカゴ)チップス。 ムカゴをスライスして揚げました。 生のムカゴをスライスしたら、そのまま素揚げにしただけ・・・ 塩を振ったら・・・カリカリサクサク〜これは美味しい・・・ツマミやお菓子になります。 これはおすすめ。 納豆和え。 ムカゴはシッカリ塩茹でして納豆のマメサイズに近くなるように刻みました。 美味しく、収穫も楽、保存も楽、下拵えも楽なムカゴを使った料理でした。 納豆和え。 少し上でも紹介しました・・・頂き物のツルムラサキがあったので、今度は刻んで納豆と一緒に頂きました・・・ぜんぶネバリがあります・・・ これは想像以上に美味しいです。おすすめ。 甘辛煮。 フライパンに多めの油を入れて炒めたら、油をふき取り、砂糖・醤油・水を加えて煮詰め、最後にゴマを振り掛けて完成♪ これはツマミに良いです♪ 甘味噌炒め。 ムカゴをオリーブオイルで炒めたら、味噌と砂糖を投入してさらに炒め、絡めて完成♪これが!! 美味しい♪ 2021年、久しぶりに頂いたと言うのもあるかも知れませんが、この食べ方、おすすめ♪ トマトソース煮。 ヤマイモのムカゴの他、もやし・ウィンナーを使いました。 具をオリーブオイルで炒めた後、トマトソースを入れて煮ました。 もう少し煮詰めて汁を少なめにしても良かったかな? 全く違和感なく美味しいです。 もっとゴロゴロ沢山入っていても問題ないでしょう。 生でも食べる事ができるので、ヤマイモの根のように摩り下ろそうと・・・無理!! ミキサーに入れてみたら・・・通常の受け皿に落ちて来ず・・・途中にヘバリ着きまくり・・・ 無理に大量を摩り下ろそうとするとミキサーを壊してしまう可能性があります・・・注意!! 写真、粘りが激凄のために塊になってます・・・ 納豆と一緒に・・・ 掻き混ぜたらふわふわ〜焼きのりを載せて・・・美味しい!! ムカゴの土臭いような風味もありますが、これはイヤな臭いではないです。 目の色が変わってしまい、ズルズルと・・・胃袋へ・・・ 納豆もヤマイモも“あっち↓”の方に効きます。 味噌汁。 今回は大根と一緒に作ってみました。 ほんと、普通にホクホクするイモ・・・食べ慣れているからか・・・極普通に美味しい味噌汁になりました♪ もし作る場合は、お好みの具で作って美味しく頂いて下さい♪ ムカゴ御飯。 1、御飯は予め水に浸けておきます。(約30分) 2、水を定量入れ、洗ったムカゴを投入し、調味料を入れます。 調味料は、酒、塩、好みにより醤油やみりんを入れても可。 お米1合に対して各小さじ1程度。昆布があれば◎。 (臭いが気になるようであれば、面倒ですが皮を剥くと良いようです。) 3、炊飯してザックリ混ぜて完成!! ムカゴは“ほっこり”と柔らかく、御飯にも風味が移ってこれは美味しいです。 カレーに入れても美味しいです。 根の料理: 山の中を歩いていたらツルが高く伸び、大きな葉のヤマイモを発見。 根元は直ぐ足元・・・何も道具を持たず、急遽掘り始めました。 30分ほどでしょうか・・・落ちていた木の枝で土を掘り・・・30cm程の穴を掘り、30cm程のヤマイモを採取しました。 ヤマイモは栄養があるのですが掘るのが重労働なのでプラマイゼロと言われます・・・今回は、少しの労力を使い、少しだけ採取・・・しました・・・本来は、ここから先が食べ所・・・ イモ部分を掘り取ったら、根は土に埋めて元に戻しておきます。 2016年、斜面ではありませんが、ここは砂地でヤマイモ掘りに適した所を見つけたのですが、既に12月下旬。 ツルを伝って根元を散々探しましたが、どれも途中で切れていました。枯れるととても切れ易くなるのです。 掘って掘って・・・頬っぺたを地面に付けるほど・・・腕の長さだけ掘りました・・・ ツルを伝う事ができなかったので、あちこち散々掘りまくり・・・やっと見つけたヤマイモ。 長さ40cm程です。 ヤマイモの保存: ネットを検索すると、新聞紙に包むと言う情報もあります(これは根菜類の定番の方法)が、ビニール袋に入れて凍らせない程度(3℃)で保存すると良いです。 天然のヤマイモはすり鉢で擦るのが良いです。 採取したヤマイモの根は、綺麗に土や泥を洗い流します。 表面の皮は、風味&栄養が沢山あるので剥いてしまわないように!! 細かなヒゲ根は炙って焼いてしまえば簡単に取り除けます。 擦っていると空気に触れて色が変わってしまいますが、風味・栄養に影響はありません。 上の写真は、超!ネバネバ!なので、お椀に落としたらずっとそのままの形でした。 ヤマイモの痒み: 痒みの成分は、シュウ酸カルシウム。 この成分は、酸に触れると溶けてしまうので酢が有効です。 まず、酢で洗った後、さらにお湯で流すと良いようです。 摩り下ろしたヤマイモ(写真右下)。 (醤油を掛けたので茶色になってます。) 左上は塩茹でしたヤマイモのムカゴです。 磯部揚げ。 摩り下ろしたヤマイモを焼きのりで包んで揚げただけ。 頂く時に醤油などを掛けて頂きます。 ふわふわ〜に海苔の風味&香ばしく、これは美味しい!! この美味しさを知ってしまったら・・・毎年、居ても立っても居られなくなりそう・・・ とろろそば。 普通にそばを作って上に自然薯を摩り下ろして載せただけ・・・ですが、これが美味し過ぎる・・・ 掘って良かった・・・苦労が報われます・・・ なっとう和え。 ネバネバ同士で美味しいです。 今回はお酒のツマミとして頂きましたが、ご飯にのせたら美味しいだろうな・・・ ※※※※※ ここから番外編 ※※※※※ 本によっては毒草として扱われる苦みのあるニガカシュウ・・・ この存在を知らなかったときは、何度か食べていたのです・・・ 苦くても食べていた・・・そんな記憶を思い出し、しかもヤマイモのムカゴよりも大きい・・・ スライスしてポテトチップの様にすればサクサク〜しかも、スライスした分、苦みも消えるはず♪ これは食べてみたい!で、早速♪ ニガカシュウのムカゴチップス。 パラパラと塩を振って・・・口へ・・・苦!! やたらと苦!! 数年前に食べていた時はこんなに苦かった!? 私でも苦い! ※私は苦みのある色々な野草&山菜を食べて来たので、苦みに対する耐性はだいぶあると思います。 普通の人は無理な感じ。 浅はかな軽い期待は見事に打ち砕かれましたとさ♪