サバイバル節約術


ヤブツルアズキ <藪蔓小豆>





9月中旬。





花。9月下旬。







10月上旬。



10月中旬。

ヤブツルアズキ。
アズキの原種です。
縄文時代にこの ヤブツルアズキと、ダイズの原種であるツルマメが食用にされていた事が分かっています。
良く似た種にノアズキがありますが、このヤブツルアズキのマメは棒状です。
サヤを収穫するのも簡単、マメを取り分けるのも簡単、保存も出来るので、これはサバイバル食に良いでしょう。






若いサヤの塩茹で。
パッと見がインゲン豆に似てる・・・ただそれだけで挑戦!!
※実際には、同じマメ科と言うだけで、種類は全く違います・・・
まだ完全には成長しきっていない、ちょっと小型のサヤを採取して塩茹でしてみました。
これが♪ ほんと、食用になる豆だから当然なのか!? インゲン豆の塩茹でと恐らく変わらないでしょう♪
美味しく頂けました♪







取り出した所。
熟す少し前の実なので柔らかかったです。



玉子焼き。塩コショウ。
豆は硬くなく枝豆の様な柔らかさ。
普通に美味しく頂けました。






さやの中は、見覚えのある・・・やはり小豆の形の豆が隙間無くびっしり入ってました。



サヤごと大量に採取したらしばらく放置して乾燥させます・・・カラカラに乾燥したら軽く手で揉むだけで弾けて豆が自然に飛び出てきます。
これは楽!!



小豆よりも小さいですが、大量に採取出来ました。


下拵え:



たっぷりの水で茹でたところ。



2度茹でこぼした状態。まだまだ小さく硬めです。



茹であがったもの。

茹でアズキ ヤブツルアズキ。
1、市販のアズキ同様に、たっぷりの水から火に掛け、2度茹でこぼしてアク抜きをします。
2、3度目は、柔らかくなるまで約1時間程炊く。
  アズキが新しい場合はもっと短時間(40分とか)で出来ます。
  水は適度な量にし、少なくなったら適宜、追加します。
  ※料理によって硬めにする場合など、茹でる時間は調節します。





おしるこ。
茹でアズキに等量の水、アズキよりも少し少なめの砂糖を入れて約10分程炊いてお餅を投入して完成。
今回は大量に採取したので、半分を炊き、おしるこにしたのはさらに半分の量ですが、十分過ぎる量です。
白玉粉もあったのですが、お正月で実家より切り餅を頂いたので、これを焼いて投入しました。






赤飯。
こちらもあずき料理の定番中の定番。

1、もち米1合を研いで炊飯器へ。
2、あずきは20〜30分程度、適度に柔らかくなるまで茹でる。
3、熱い煮汁をおこわ1合のラインまで注ぐ。
4、炊飯器にまかせて普通に炊いて完成!

美味しい・・・美味し過ぎる・・・
私には御飯に混ざる大きなあずきは食べるとモコッとした食感なのがいまいち・・・でしたが、ヤブツルアズキでは、大きさがお米の粒に近く違和感が無いのが良いです。
味も今まで食べてきた赤飯よりもずっと美味しい・・・自分の手づくりだからかな?
目出度いわけではないのに作った赤飯でしたが、これはとても美味しくおすすめです。




アズキ ヤブツルアズキバー
だんだん暑くなってきて・・・手元にはアズキ・・・これは!!
真夏になったら作ろうと思ってました。
有名なアイス・・・アズキバー! ただ、“バー”にできる型が手元にない・・・100均で買っても良かったのですが、もったいない・・・結局、“バー”は断念して1口サイズに。
型は生卵が入っていたプラのケースを使いました・・・

1、まずは茹でアズキを作ります。(上記参照)
2、茹でアズキと砂糖を一緒に茹でて行きます。
3、ある程度茹でたら片栗粉を大さじ2程度(アズキ200gの場合)を投入。
4、ドロッとしてきたら冷まして型に入れ、冷凍庫へ。
5、凍ったら完成!!

片栗粉とアズキだけ・・・凍っていても歯が入る心地よい固さ・・・特に汗の吹き出る真夏には1個ずつ口に放り込めば別世界へ・・・

手作りアイスバーの記事をネットで調べて上記方法を採用しましたが、牛乳を使うものなど、いくつかバリエーションが見つかったので好みの方法で挑戦してみて下さい。




揚げアズキ。
お店で買えるアズキ・・・当然ですが、ネットに沢山のレシピはありますが、定番以外は・・・食指の動くものはあまりなく・・・今回、唯一気になったカリカリ揚げアズキ。
やや硬めにアズキを茹でたら片栗粉をまぶしてカリッと揚げるだけ。
塩を振ってサクサクと頂きました。
この料理だけではありませんが、世界中でヤブツルアズキで揚げアズキを食べたのは人類史上初めてかも・・・






小豆パン。
たまたまパンを頂いたので、餡・・・ほぼ原形を留めてますが・・・パンに挟んでみました。
アンパンとはとても言えませんがこれは美味しい!!
3個ありましたが、あっと言う間に胃の中へ・・・




杏仁豆腐。
意外にも杏仁豆腐とアンコが合うのです。ネットでも紹介されているのです。
写真には写ってませんが、アンコ大量! 鍋に写真と同じ量がまだ残ってる・・・
アンコだけお代わりで十二分にアンコin杏仁豆腐を満喫しました。









川沿い。堤防上にある道の脇にて。



花。



デカイ葉。デカ過ぎ!







デカイ実。デカ過ぎ!



実も、普通のヤブツルアズキよりずっと大きい!!

ノラアズキ。
極普通のヤブツルアズキに比べて遥かにデカイ!!
ネットで調べても情報が少ない!
僅かに見つけた情報の中から・・・このような種をノラアズキと呼んでいる方が居たので、私も同様にノラアズキとしました。
このノラアズキの近くには、極普通サイズのヤブツルアズキもありました。




納豆。
この豆を使って納豆作りに挑戦♪
詳しくは番外編の“納豆”のページで♪




赤飯。
これは、見た目も味も食感も風味も・・・全て、まんま赤飯!! “まんま”だけに♪

作り方:
(もち米を使わず、普通のお米とお餅を使う作り方です♪)
1、お米は30分水に浸しておきます。
2、ヤブツルアズキは、2度茹でこぼした後、20分ほど茹でます。
3、お餅を1cm角程度に切っておきます。
4、炊飯器にお米、ヤブツルアズキの茹で汁を適量、切った餅を入れて炊きます。
5、ざっくり混ぜて器に盛ったら完成♪




かぼちゃのそぼろ煮。
男性ならばわかるでしょう・・・イモやかぼちゃの“もこもこ”した食感は、嫌いじゃないけど、ちょい苦手・・・少々ためらいながらも作ってみたら!!
トロミがあるので、それほど “もこもこ” せず、それよりも美味しい♪ めちゃ美味♪

作り方:
1、下拵え:ノラアズキは2度茹でこぼしておきます。
2、下拵え:かぼちゃは2〜3cm角程度に切ったらレンチンし、ひき肉は炒めておきます。
3、鍋にかぼちゃ、水を入れて煮たら、酒、醤油、砂糖、しょうが(極僅か)とほんだしを加えてさらに煮ます。
4、カボチャに箸が通る程度になったら、片栗粉大さじ1/2を水大さじ1程度で溶いたものを加えてトロミが付いたら完成♪




フライパンにアルミホイルを敷いて炒りました。



豆のままでは味が出難いと思ったので、砕きました。
ここで、ふと・・・砕いてから炒った方が、炒り具合が分かり易くて良いと思いました。皮付きの真っ黒だと分らん!



アズキ茶。
炒った香ばしい風味に・・・お米の様な感じも・・・これは玄米茶に近い♪






 

TopPage 最初のページへ    
Copyright (C) 2011 YOSHIKOTO.HATTORI , All rights reserved.