大人の腰ほどの高さでした。 6月下旬。 花とまだ若い実。 生まれて初めて見たツチアケビでした。 花は上を向いたり下を向いたり・・・ 6月下旬。 7月下旬。6月時点では実が幾つか落ちていて、成っていた実も少なかったので心配でしたが、無事育っているようです。 初めて見るツチアケビ・・・このまま秋まで無事かな・・・ 8月下旬。 別の場所。倒木の影に隠れて・・・こちらも1本だけ生えてました。 高さは大人の膝程度でした。 9月中旬。胸の下程の高さがありました。一つ一つが太くてデカイ。 9月下旬。 10月上旬。 足元の地面に! 実際にはこの下もう少し下に地面がありました。 落ちた杉の葉に埋もれてました。 これは今まで見た中で最も太く、赤く、テカッてました。 中身。黄色い身に細かな種があります。 ツチアケビ。 ラン科ですが、見た目通り葉緑素を持たず、他の菌の力を借りて育ちます。 実は秋に熟し、これを乾燥させたものを漢方では“土通草”(どつうそう)と呼ばれ、強壮・強精効果があるようです。沢山は取れないので高価です・・・ キノコのナラタケ菌との共生が知られているので、秋にはこの周辺にナラタケがでるのか・・・? 浸けた直後。 冷蔵庫にて12日間乾燥させたもの。 あまり乾燥出来ていませんがどうなるか・・・ 3ヶ月半後。熟成してグラスへ注いだ所。 漢方系の風味+甘みのあるお酒になりました。 浸けた直後。 天日乾燥2日後、冷蔵庫にて6日間乾燥したもの。 天日乾燥する環境が無いので、2日間は車内で天日乾燥しました。 車内で天日乾燥させたら1日で真っ黒になりました。 4ヶ月弱後。熟成してグラスへ注いだ所。 漢方系の風味+甘みのあるお酒になりました。 こちらの方が深み&甘みがあり美味しい気がします。 浸けた直後。 今回は半分に切ってから2日間天日乾燥させて風通しの良い場所でさらに数日乾燥させました。 中身が出てきたのでしょう・・・泥水のような感じに・・・ 今までの味がどんな感じだったか・・・こちらも、甘味のあるお酒になりました。 若干、飲みにくくなっているのかな? 見た目は確実に悪くなってます・・・ ツチアケビ酒。 秋に実を採り、4〜5日程度天日干しして利用します。 お酒は5割程度として、3〜4ヶ月で熟成して頂けますが、その時に実も取り出しておきます。 私の現在の環境は、天日干しする環境が無いため、乾燥するのが先か、腐るのが先か・・・とても心配でした。 完全な天日乾燥を行なっていないので、ここでのツチアケビ酒は実験でもあります。 薬効は、強精、強壮、疲労回復、健胃、利尿など。 その後・・・毎年、あちこちで見かける真っ赤な実・・・放置できずにいつも採取・・・で、いつもツチアケビ酒を造ってしまいます・・・同じ写真ばかり載せてもしょうがないので自粛。