2月下旬。 3月下旬。 4月上旬。 4月中旬。 5月上旬。 10月下旬。 時々見かけるこのタンポポは花も葉も立ち上がり30cm程になります。 葉は切れ込みが小さく楕円形で明るい緑色です。 シロバナタンポポ。 黄色いタンポポもそうですが、白いタンポポにも種類が幾つかあります。 三重県に住んでいた子供の頃は時々見かけたのですが、静岡では極まれです。 トウカイタンポポ。 在来種。 外来種。 4月。 11月。 タンポポ。 世界には400種、日本にも20種ほどのタンポポが存在します。 特に私の住む地域では、外来種、シロバナタンポポの他、シナノタンポポ、セイタカタンポポ、トウカイタンポポと雑種が見られるようです。ツクシ同様に、意外と川原や山の中では見つからず、家の庭や公園など人の住む環境の近くで繁殖しています・・・私には身近な植物でありながら手に入り難い食材でもあります。 根も葉も花も全ての部位を食用とすることができます。 そして、意外と冬でも葉を残しているので、とても助かります。 また、外国でダンデライオン・ダンデリオン・ダンディライオン(タンポポの英語名)と呼ばれ利用されています。 綿毛は着火剤として利用できます。 根が深くて先までは採れません・・・が、 根の一部を残すことで、そこから再生できる可能性が高くなります。 3月下旬。 苦み抜き&殺菌を兼ねて1時間ほど水に晒しました。 ゴマドレを掛けたら・・・美味しい♪ タンポポの葉ってこんなに美味しかった!? 2020年、改めてサラダとしての利用価値を知りました。 葉のサラダ。 サッと洗うだけで食べれます・・・が、公園等の犬が散歩する場所で採取したものは止めておきましょう・・・ 若い葉の方が、苦みが少ないようです。もちろん、若い方が柔らかい! また、どんな野草も同様ですが、直射日光にガンガンに照らされる乾いた場所に生えるものよりも、他の草に紛れて、すくすくと育った瑞々しいものの方が断然!!美味しいです。 もし頂く場合は、そんな状態の物を採取しましょう♪ サラダ。 お皿の一番下には、酸味のあるスイバ、その上に少し苦みのあるタンポポ、その他、トマトと半熟卵です。 オリーブオイルのドレッシングや、ゴマドレで美味しく頂きました♪ ゴマ和え。 苦みがあるので、良く水に晒してから使います。 作り方は、茹でて良く水に晒したら適度に切り、ゴマ・砂糖・みりん・しょうゆ・出汁で和えるだけです。 もりもり食べる感じではありませんが、料理の一品に良いです。 ナムル。 これは見た目良く、美味しい♪ 使うタンポポはサラダでも頂けるものを使うと良いです。 作り方: 1、ニンジン、キャベツ、タンポポは適度に刻んでおきます。 2、硬いニンジンからお湯で茹でたら水に浸けて冷まします。 3、ゴマ油、出汁(白出汁、鶏ガラスープの素など)、(好みによりコチュジャンも)、醤油少々にゴマを混ぜてタレを作ります。 様々なレシピがあるのでお好みの調味料を使って下さい♪ 4、和えたら完成♪ 葉の卵とじ。 僅かな苦みもありますが、これもアクセントとして、お酒のツマミになりました。 彩りも良く美味しいです。 天ぷら。 12月下旬。こんな時期でも頂ける食材を集めて天ぷらにしてみました。 写真は、左側がタンポポ、右はヨモギ、中央はクコ、手前はクズに・・・その他は分かり難いですが、カラシナ、アキノゲシ、アレチウリも僅かに混ざってます。 サクサク&風味良く、美味しいです♪ やはり天ぷらは間違いない♪ 今回は根も利用するので根ごと掘り起こして、泥、古い葉を落として綺麗に洗いました。 石がゴロゴロしている川原での採取だったので、根が全部途中で切れてますが、実はこれが良いようです。生命力が強いので残った根からまた再生します。 有名なタンポポコーヒーにするつもりで採取したのですが、タンポポのきんぴらも美味しい事を知り・・・予定変更。 根の部分、葉の根元部分、葉の部分に切り分けます。 きんぴらにする場合、葉の部分は使わない様ですが、無いと彩りが悪くなるので今回は使いました。全て同じ長さに切りそろえます。 炒める時は硬い順、根、根元、葉です。味付けは砂糖と醤油のみ。 仕上げに炒りゴマをパラパラと掛けて完成! タンポポのきんぴら。 ニンジンがあればもっと彩りも良くなったのですが、これで十分! これは美味しい!お酒のツマミになります。 タンポポの僅かな苦味と風味でお酒が進みます。 美味しいので一気に食べてしまいたい衝動を何とかこらえて、2日間楽しませてもらいました。 炒め物(きんぴら) タンポポの根とニンニクを炒めた後、タンポポの葉を投入してサッと仕上げに炒めました。 塩コショウに砂糖・醤油少々。 今回は少し苦味がありました・・・葉の苦味か、根は水に少し晒した方が良かったか・・・ 炒め物。 11月末に採取したたった1株・・・根は採れず、茎と葉だけです。 にんにく、ベーコンと一緒にスライスしたタンポポの茎を炒めた後、葉を投入してさらに炒めたら完成。 今回の味付けは塩コショウ。 簡単にサッと作れるのに、タンポポの風味はにんにく、ベーコンと並ぶほどシッカリと存在感があり、これは良かった・・・これは普通にお店で出ても引けを取らない・・・お酒のツマミとして良い一品です。 炒め物。 僅かに苦みのあるタンポポ・・・それも悪くないのですが、今回は軽く茹でた後、十分水に晒してから、美味しい食べ方のひとつ・・・バター炒めにしてみました。 これは、全く苦みを感じない上に美味しい! とても美味しいです! 苦みの苦手な方には特に・・・これはおすすめ出来ます。 ベーコン巻き。 本にベーコン巻きが美味しいとあったので作ってみました。 こ・れ・が! 美味し過ぎる! 作り方: 1、タンポポの葉3〜4枚をまとめたらベーコンと一緒に巻いて爪楊枝で固定します。 2、フライパンで焼き、塩コショウを振ったら完成♪ 玉子焼き。 僅かな苦味が美味しいです。 シーチキン和え。 美味しいです。 花の和え物。三杯酢。 少し苦味がありますが、美味しかったです。 ツボミの和え物。三杯酢。 苦味の苦手な方は、水にしっかり晒します。 三杯酢にすることでサッパリと頂けます。 ポン酢で頂きました。 歩きながら適当に摘んで来ただけですが、僅かな苦味にタンポポの風味、ポン酢でサッパリ美味しく頂けました。 タンポポの葉と花はサッと茹で、花はガクを取り除いてバラして使いました。 違和感なく美味しい♪ 甘酢漬け。 いろいろな花を頂いて来て・・・どれも苦みのあるものが多い・・・そんな時、ツバキの花が甘酢に浸けると苦みがなくなると!!で、早速やってみたら・・・苦くない!! そして、あまりの苦さに辟易していたアメリカデイゴでやってみたら・・・苦くない!! 花と言えば、そんな強烈な記憶が頭に残ってるのです・・・そして、2022年、タンポポの花を見て・・・もしやこれも!? 早速、一晩甘酢(酢に砂糖ひと匙入れて混ぜたもの。出汁を入れても良いです。)に浸けて・・・いざ!! これは苦くない!! 見た目が、ちょいと残念になりましたが、美味しく頂けました♪ 酢味噌和え。 サッと茹でたタンポポの花を水で晒した後、味噌・酢・塩を混ぜたものと和えて完成♪ タンポポの春の苦みも味噌でまろやかになり、酢でサッパリと美味しく頂く事ができます。 花の味噌漬け。 本に載っていた料理です。お酒のツマミに良いです。 作り方: 1、タンポポの花はサッと茹でたら水に晒します。 2、味噌・酒・みりんのタレに漬け込みます。 3、翌日完成♪ ご飯に・・・ 茹でて水に晒した花を菜めしの要領で炊いたご飯に混ぜて塩で味を整えました・・・ 結果は・・・ご飯と苦味はやや合わない・・・です。私には・・・ 塩とご飯が合うのでそれなりに美味しくは頂けました。 花の天ぷら。 米粉を頂いたので、小麦粉ではなく米粉の衣にしてみました。 写真奥は頂き物のブロッコリー。 意外にも苦くなく、ほのかに花の風味もあり、衣はサクサク・・・これは美味しかった。 タンポポゼリー。 牛乳にゼラチンを投入して上にタンポポの花びらを散らして冷蔵庫で固めました。 タンポポは花びらだけにすると苦味はありません。 見た目良く、若干風味もあり、美味しく頂けました。 花茎の煮付け。 20cm超の種を飛ばし終わった花茎があちこちに・・・これは使えないかな? いろいろ考えているうちに、そう言えばツクシに似てる・・・で、やってみました。 ツクシ同様に煮付けてみました。これは美味しい!! 同じ調味料を使ったから当然でもありますが、食感も同じ・・・まさに、ツクシの煮付け。 柔らかい中にもシャキシャキ感のあるツクシそのものでした。 これはお勧め。 花茎の麺。 野草の本に花茎をソバのようにして頂く事ができるとあったので早速挑戦!
作り方: 1、花茎は3〜4cm程度の長さに切り、アク抜きします。 2、お皿に盛ったら、麺ツユを掛け、お好みの薬味で頂くだけ!! 茹でてアク抜きをしてもシャキシャキ感は失われず・・・風味良く美味しいです。 想像していた以上に美味しかったです。おすすめ。
玉子とじ。 やはりシャキシャキ感があるのが良いです。緑色が失われず、見た目も良い。 こちらも美味しい。 パスタのようにしたら美味しいのでは!? 早速、挑戦してみました。 しっかり茹でたにもかかわらず・・・クタッとならずにメチャシャキシャキ過ぎ・・・これは食べ難い・・・ 今回は掛けるだけのタラコソースでしたが、ツナマヨなどのほうがあうかな? 採取したら萎れるまで待ってから調理に入れば麺類の感じになりそうです。 機会があれば次はやってみたい。 ポン酢で。 子供の頃、タンポポの花茎を縦に割いて丸めると・・・クルクルッと丸まる・・・そんな記憶を思い出したのでやって見ました。 割いて丸めながら水に浸け・・・その後、軽く茹でたら何故か伸び・・・お皿に盛る時にまた丸め・・・超面倒・・・ 見た目面白い食材にはなりましたが、ちょっと面倒でした。 遅れましたが・・・味はポン酢でサッパリ美味しいです。 ゴマドレ和え。 またまた花茎・・・今回は筒のままではなく、全て縦に割いて半割りにしました。 シャキシャキ感が美味しい! ゴマドレも合いました。 ラーメンに。 去年までいろいろな食べ方をしてきて、茹でても色褪せず、シャキシャキ感がある事が分かりました。 今年はどうやって食べようかと頭をひねっていたら・・・ふと、ひらめいた!! 白髪ネギになるかも! で、早速♪ これが、シャキシャキ感ありの美味しい♪ 色が白ではなく、緑なのは良い所!? タンポポの茎の炒め物。 根と葉は利用方法に違いがあるので取り分けるのですが、その中間部分・・・ 葉の根元は白くて美味しそう・・・根に近い部分は歯応え良さそう・・・と言うわけで、炒めてみました。 醤油か塩コショウか迷いましたが、今回は塩コショウで頂いて見ました。 これは美味しいのでお酒のツマミになります。 適度な歯応えと葉ほど苦くない風味・・・しかも、ここは一番生命力のある部分・・・体にも良さそうです。 タンポポコーヒー。 1、根は洗って適度に刻み、カラカラに乾燥させます。 2、炒ります。 3、お湯を注ぎドリップして完成。 感想はブラックのコーヒー・・・ コーヒーは大好き(毎日必ず1杯は飲んでます)なのですが、ブラックはやや苦手・・・だったのをいまさらながら思い出しました。 ミルクを入れれば普段通りの私好みのコーヒーになるのかな? ブラックのコーヒーが好きな方はこのままで十分美味しいでしょう。 タンポポコーヒーゼリー タンポポコーヒーを作ったらゼラチンと砂糖を少々投入して冷蔵庫で冷やすだけ。 炒った根の量がやや少ない気がしましたが、砂糖とミルクで美味しく頂けました。 たんぽぽ コーヒー お茶。 これは、ただのたんぽぽコーヒーです。ただ、使った根の量が少なかっただけ。 好みにより量を調整すると良いです。 タンポポハーブティ。 タンポポの生の花をグラスに入れたら、熱湯を注ぎ入れるだけ!! 好みで、僅かに塩を加えても良いです。 これは、桜湯のタンポポ版・・・タンポポ湯か!? ほのかな香りが、いとよろし♪ タンポポの花茶。 タンポポを使ったお茶と言えば、根を使ったたんぽぽコーヒーが有名ですが、花も使えます。 天日でカラカラに乾燥させた花を急須に入れてお湯を注ぐだけ♪ これは!! やっぱり!! 当然!! タンポポだ!! 春の時期に頂いてしまったのは勿体なかった・・・ 折角、乾燥させたので保存して真冬に頂けば・・・真冬に春を感じる事ができたでしょう♪ 浸けた直後。 4ヶ月と3週間程度。 タンポポ酒。 花を軽く乾燥させた後、倍量のお酒に漬けたら1週間程度で花は取り出す。 3〜5ヶ月程度で熟成したら完成。 これはヨモギに次いで薬効豊かな植物です。 疲労回復、食欲不振、美容、強壮、血行促進、新陳代謝促進、健胃整腸、育毛、糖尿病予防、肝機能向上などなど・・・ これは見た目も良く普通に美味しいお酒です。手軽に採取できるのも良い所。