10月下旬。 11月上旬。 11月中旬。 12月上旬。 黒くてツヤのある豆です。 タンキリマメ。 痰を切る薬として使われた事から付いた名前のようですが、薬効があるかどうか・・・どうやら不明のようです。 良く似た種にトキリマメがあります。こちらは、葉の最も幅の広い部分は葉の中央付近にあり、先端が尖るのです。 ※サバイバル生活のずっと初めの頃から名前は知っていたのですが、食用との情報が見つからず、食用不可扱いにしていました。 “救荒雑草”と言う本の中で、生で食べるとの情報を唯一見つける事が出来たのです。 トキリマメとタンキリマメ。 とても良く似たトキリマメとタンキリマメ。 今回、両方を採取する事が出来たので比較♪ ※これはあくまで一例・・・個体差により、違う可能性もあります。 両方の実を採取できたので、並べてみました。 左3つがトキリマメ、右3つがタンキリマメです。 トキリマメの方が大きく、クビレがあります。 左がトキリマメ、右がタンキリマメ。 トキリマメの方がひと回り大きい。 ただの偏見かも知れませんが・・・インターネットなど無く、本も一般的では無い時代・・・飢饉の際にタンキリマメが食用とされたのですが、一般の庶民が、タンキリマメとトキリマメの違いを見分け、タンキリマメだけを食べていた・・・とは、考えにくいのです。 実際には、タンキリマメもトキリマメも同様に食べられていた可能性が高いと思います。 豆。2017年。食べれるとの情報を見つけてから待ち続け・・・やっと秋に! ただ、今年は雨ばかりで、ありとあらゆる木の実が少ない・・・タンキリマメも・・・殆どが実の無いサヤばかり。 やっと見つけたものは写真のものだけ・・・そのまま齧ってみたら、エグ味は極僅か・・・普通に食べれる豆だったのでした。 2018年。 去年は豆がありませんでしたが、今年は沢山ありました。 生で食べるとの情報しか見つからない中、他の食べ方を探って行きます。 炒り豆。2018年。 まずは、炒ってみる。 フライパンに投入してカラカラと揺さぶり続け・・・パチン! パチン! 凄い勢いで爆ぜるので、全く見えない! 何処へ!? 残った豆を頂いてみました・・・結果、焦げてました。 黒くて小さいので焦げても分かりません・・・炒り過ぎないように気を付けましょう・・・ 煮豆。 他の豆同様に水を吸わせて煮るとふっくらと大きくなります。 ただ、もともと小さい・・・ふっくらしても・・・ 若干、硬めの気がするのは煮る時間が短かったからか・・・ お正月に作られるおせちの一品になっていても誰も気付かないでしょう・・・そんな煮豆でした。 今回はこの量を使いました。使ったお米は0.75合。 タンキリマメご飯。 黒豆ご飯のレシピを参考にしました。 これは全く普通に美味しい豆ごはんになりました。 あまりにも違和感なさ過ぎて、逆に違和感あるほど!! 市販されないのは小さいだけ!? 作り方: 1、タンキリマメは一晩水に浸けたのですが、殆どの豆は変化なし・・・で、30分ほど茹でました。 数粒まだ膨らまずに小さいままだったものは・・・やはり硬くて、カリッポリッ!! 豆の大きさをみてシッカリ茹でましょう♪ 2、炊飯器に米、料理酒、塩、酢、そして豆を浸けていた水を適量まで入れます。 足りなければ、普通の水を足して下さい♪ 3、そこへタンキリマメを投入して炊くだけ!! トキリマメを炒ったもの。 試しにトキリマメも採取して炒ってみたら・・・普通にカリッポリッ!! 香ばしい風味のある豆で普通に美味しい♪ こちらも普通に美味しく頂けます♪