1月下旬。 2月中旬。 3月中旬。 3月下旬。 雌花。4月上旬。 4月中旬。 花。4月下旬。 雄花。4月下旬。 5月上旬。 実。5月中旬。 スイバ。 スイバとギシギシ・・・良く似てますが、下拵えをすると、スイバはクタクタになってしまうので、料理方法が限られてきます。 ギシギシよりも、陸地を好み小型で葉が薄く平らで矛の様な形をしています。 冬になると特に赤味を帯びる事が多いです。ギシギシよりも酸味が強いです。 いろいろ調べて行くうちに、西洋ではソレル、オゼイユと呼ばれハーブのひとつとして販売され、サラダ、スープやソースとして使われています。 ギシギシ同様に、真冬でも採取することが出来る貴重な食料源です。 スイバの酸味はシュウ酸です。 体内のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになります・・・このため、大量に摂取すると、カルシウム不足になったり、尿路結石となってしまいます。 が、スイバだけが特別と言う訳ではなく、ほうれん草、コーヒー、等・・・殆どの食材に含まれているようです。 食べるときに一緒にカルシウムを摂る様にすると良いようです。コーヒーにミルク・・・意外と意味のある組み合わせだったのですね・・・ 酸と言うと・・・ 子供の頃、レモンの汁を使って10円玉を綺麗にして遊んだ事のある人はいるでしょうか? ふと、思い付いてしまったので、その場でいきなり実験!! 柔らかいスイバの葉は、直ぐにボロボロになってしまいましたが、無事、写真の様に綺麗になりました。 思った以上の効果!! やはり酸っぱいだけはある・・・ ※この時は、動画Gifにする発想がなかったので、半分だけ磨きましたが、必要なかった♪ 生で。 辺りは枯草ばかりになる12月下旬。こんな時期でも柔らかな緑♪ 肉やその他もろもろ・・・何でも包んで一緒に食べると、僅かな酸味と菜の風味が加わります。 葉は柔らかく違和感無いのも良い所♪ スイバの・・・ではなく、肉の炒め物にスイバを添えたもの。 肉を食べながら時々スイバも食べると口の中がサッパリしてくどくならないです。 添え物。 ウィンナーと、頂き物の長ネギを串焼きにして、食べるときに巻いて一緒に頂きました。 たまには変わった味に+αで栄養補給になります。 100均で買った締めサバと一緒に。 酢締めされた締めサバと酸味のあるスイバ・・・合うと思いました・・・ 締めサバをスイバで包んで頂きました。 結果、とても合います・・・が、とても合い過ぎてスイバの存在感0でした。 シーチキン和え。味付けはマヨネーズ+しょうゆ。 シーチキン+マヨ+しょうゆだけの組み合わせよりも美味しくなりました。僅かな酸味がサッパリとします。 これは美味しい! おすすめ。 鶏皮とナスの炒め物と一緒に。 脂が多くてギトギト・・・これは、スイバの酸味があることで、クドくならずに頂けました。 サラダ。ツマミ。 葉を別の料理に使い、残った葉柄・・・捨てるのは勿体ない・・・ツマミにしたら!? お酒を呑みながら、キュウリ、エシャロットなど・・・野菜スティック感覚 普通にツマミです・・・と、言うより面白い。買った野菜もそうですが、残った部分も使ってみると節約&新たな発見&しかもそんな場所ほど栄養があったりして。 スイバのお浸し。 サッパリとして美味しいです。 スイバのマヨネーズ和えと酢味噌和え。 スイバの酸味が合って美味しいです。 酢味噌で。 写真は左の緑色の方がギシギシ、右の茶色のものがスイバです。 酢味噌と書きながら・・・上に乗せたのは、味噌に砂糖少々を混ぜたものです・・・ ギシギシにもスイバにも酸味があるので、酢を使わなくて良い・・・と言うか・・・使わなかったら丁度良い♪ ごま酢和え。 ホウレン草のごま酢和えを参考にしました。 サッパリとした料理です。泡盛・焼酎・日本酒などでチビチビ味わいながら頂くのに良いです。 作り方: 1、スイバは熱を通すとアッと言う間にクタクタになってしまうので、熱を通し過ぎないように要注意!! 2、サッと茹でたスイバを軽く絞って水気を切り、適度に切ります。 柔らかくなっているので潰してしまわないように。 3、ゴマ・砂糖・醤油・酢のタレとザックリ混ぜたら完成。 納豆和え。 買った納豆に付いていたタレに酸味が加わり、美味しく頂きました。 これに生卵を加えたり、様々な薬味を加えても美味しそうです。 キムチ納豆和え。 酸味のあるスイバ。同じく酸味のあるキムチと納豆・・・この組み合わせはキムチ納豆で美味しいんです♪ 酸味強めのスイバなので、茹でた後、十分水に晒してから使いました。 これは違和感なく美味しい♪ もずく酢と一緒に。 飲み込み方を間違えるとムセルほどの酸味・・・当然、スイバの存在も皆無・・・でした。 キュウリとシラスとスイバの酢の物。 スイバは下茹でするのですが、直ぐにクタクタになってしまうので、若干、柔らかくなったかな!?と、いう程度で、直ぐに引き上げて水に晒してから使いました。 そして、採取したスイバが少な目だったので、乾燥ワカメも少し使ってます。 間違いのない定番の食べ物に+αしただけ・・・やはり美味しいです♪ 作り方: 1、乾燥ワカメは水に浸けておく。 2、キュウリはスライスしたら塩を振っておく。 3、スイバは、ほんとにサッと・・・若干、柔らかくなったかな!?と、いう程度茹でたら水に晒します。 4、ボウルに、戻して適度に切ったワカメ、水気を絞ったキュウリ、適度に切ったスイバを入れたら・・・ 5、酢大さじ1、ゴマ油大さじ1、醤油小さじ1を入れたら混ぜます。 6、器に盛って完成♪ 鶏モモのトマトチーズ煮込み。 ずっと使わずに残っていたものたち・・・鶏モモ肉、トマトホール缶を開けて残っていた半分、玉ねぎ半分、これらを使った料理がちょうど見つかったので早速!! ただそれだけ!! 元々鳥肉に酸味のあるトマトを使ってチーズでまろやかにした料理ですが、酸味を抑えたスイバを投入するとちょっとしたアクセントになりました。まったく嫌みの無い調和・・・スイバは無いよりあった方が美味しかったです。 作り方: 1、スイバは極々サッと数秒間、茹でたら水に浸けて酸味を和らげておきます。このまま放置。 2、鶏モモをフライパンで焼いて火が通ったら粗みじん切りした玉ねぎを投入して炒める。 3、さらにトマト缶、水、コンソメ、ケチャップを投入してしばらく煮込む。 4、頃合いをみてチーズを投入して溶けたらお皿に盛って・・・ 5、スイバを載せて完成!! スイバとキンミズヒキのぬた。 簡単にできてツマミになります。 スイバの一夜漬け。 茹でて下拵えした後、2〜3%程の塩で一晩漬けたもの。 サッパリとした感じで頂けます。 天ぷら。 野草山菜でもっともポピュラー&定番の食べ方ですが、2018年の暮れになって・・・やっと、天ぷらで食べた事が無い事に気づいたのです。 これは試しで、2つの揚げ方にしてみました。 1、小麦粉を付けてクルクルと丸めて揚げる・・・小さくまとまって食べやすいだろうと・・・結果、これは表面はサクサクとなり、中身は・・・ドロッとして酸味が強い! この揚げ方はイマイチ。サクッと揚がるように結構ジックリ揚げましたが、この結果。 2、葉の片面に小麦粉を付けたら揚げるだけ・・・大きな葉は半分に切って揚げました。結果、具が薄いので火が通りやすくカラッと揚がり、これはサクサク〜しかも火が通っているので酸味も大分飛んで丁度良い。 揚げ方としては2を強くお勧め! スイバの食べ方としてもお勧めです♪ スイバの他、ベーコンも使いました。 何!? この美味しさ・・・何かに似てる!? よく考えたら、ホウレン草、ベーコン、卵の組み合わせは好きだった事を思い出しました。 スイバの玉子焼き。 普通に美味しいです。 スイバの玉子炒め。オリジナル。塩コショウで味付け。 玉子に、酸味のあるスイバに、塩コショウ・・・私は合いませんでした・・・見た目も悪いですね・・・ 炒め物。オリジナル。 豚ショウガ焼きにスイバ、キンミズヒキを入れて一緒に炒めました。 ツマは、クレソン。 スイバの酸味が強すぎて味が浮いてます・・・ スイバの花穂の豚肉炒め。 葉よりはシッカリしてますが、やはりクタクタになりました。 時々訪れる酸味でサッパリと美味しく頂けます。 スイバソース。 手前は頂き物のカキフライ。 オリジナルで冷蔵庫にある調味料でスイバソースが出来ないか考えました・・・ 写真奥左は、お好みソース、奥右は、マヨネーズと和えて作ってみました。 どちらも美味しく頂けましたが、ミキサーを使ってクリーミーにしたらもっと良かったかな? スイバソース。 これが、酸味でサッパリしながらも、尖ってない・・・バターでまろやかなんです♪ スイバの葉に水を少々加えて煮るとトロトロに溶けるので、これにバターを投入して混ぜたらブレンダー(私は目の極細かいアミで濾しました)に掛けて塩コショウで味を整えるだけ♪ これが、焼いた肉や魚に合い、フランス料理でも使われているのです。 スイバ入りホットケーキ。オリジナル。写真右は裏側。 スイバの酸味と砂糖が合う事を知り・・・下拵えで茹でると簡単にクタクタになる事から挑戦となりました。 スイバは茹でて下拵えし、水に晒した後、掻き混ぜてドロドロにします。 これをホットケーキミックス+卵+水と混ぜて焼くだけ。 ハッキリ分る酸味ではないのですが風味が良いです。これは、スイバを入れない普通のホットケーキよりも美味しいホットケーキになりました。 ピザに。 スーパーで安売りしていたピザを買い、手元にスイバが・・・ただそれだけ。 上に載せて一緒に焼いてみました。 熱が加わるとクタクタになってしまうスイバ・・・こんな風に載せても食べ難くならない所が良い。 それはさておき、元々のピザはチキン照り焼き。これに僅かに酸味が加わった風味も全く悪くない&ちょっと雑ですが緑があるのも良いです。 スイバの味噌汁。 汁物にも合うようなので味噌汁にしてみました・・・ 美味しいのかな? 味噌汁に酸味のあるスイバ・・・私には微妙・・・ スイバのコンソメスープ。 オゼイユが西洋ではスープに使われている事を知ったのでスープにしてみました・・・のですが、スープと言う物を作ったことが無かったのでネットで野菜スープの作り方を元に作成。 1、野菜(今回はニンニク、ニンジン、玉ねぎ)を油で炒める。 今回はウィンナーも数本入ってます。 2、水と調味料(今回はコンソメ、中華スープの素)を入れて、下拵えしたスイバを投入。 3、煮込んで完成。 スイバの酸味がアクセントとなった普通の野菜スープになりました。 と思ったのですが、作った直後よりも翌日、翌々日、となる程に味が出て混ざり合い・・・これは美味しかった。スープに合います。 スープ 頂き物の冬瓜にウィンナーを加えたスープの完成前に適度に千切ったスイバを投入しました。 スイバはスープが良く合います。 スイバとジャガイモのスープ。 1、玉ねぎを刻んでバターで炒めます。 2、ジャガイモを薄切りしてこれに加えて炒めます。 3、ヒタヒタになる程度の水を入れ、コンソメを入れ、煮込みます。 4、ジャガイモを突き混ぜて荒く潰して牛乳を加える。 5、もう一度煮込んでコショウで味付けしたら完成。 美味しい・・・鍋一杯作って翌日も頂こうと思っていたのですが、美味しすぎて全部食べてしまいました・・・ 中華風スープ。 美味しいです・・・なんど食べても・・・スープにすれば間違いない! スイバ鍋。 酸味のある食材・・・トマト鍋なるものもある・・・スイバではどうか・・・ トマト鍋のレシピを参考にしました。 1、オリーブオイルを大さじ1程度にニンニク1カケを薄切りして炒める。 2、出汁、クタクタに煮詰めたスイバを投入。 3、具を投入して煮込んで完成。 味は悪くない・・・トマトのように、甘味を出すため野菜は多い方が良い・・・ ですが、見た目がちょっと悪すぎ・・・ おでん。 酸味がアクセントのちょっと変わったおでんになりましたが、これも悪くない。 スイバパン。(オリジナル) スイバで作ったジャムが冷凍庫に・・・パンにしてみました・・・ 最初の写真・・・通常であれば凸になる上部分が凹になってます・・・ 食べたら・・・味もいまいち・・・ 失敗した原因はスイバと言う素材のためか、気温などの外部環境か・・・ パンを作り始めて6回目程度・・・まだまだ経験不足で分かりません・・・ パン作りの経験を十分に積めば美味しいスイバパンが焼けるかもしれません。 ラーメンに・・・お手軽♪ サッと洗って茹であがったラーメンのトッピングに載せただけ♪ 右下はセリです。 スイバカレー。 茹でて水にさらし、クタクタに柔らかくなったものをルーに混ぜました。 時々訪れる酸味・・・これは美味しい!! カレーに混ざる僅かな酸味は美味しいです!! 投入する量や完全に粉々にしてから混ぜたらまた違う感じになるでしょう。 パスタに。 手作りはまだ不慣れなので掛けるだけのペペロンチーノを使いました。 パスタの上に茹でたスイバを並べ、その上からペペロンチーノを垂らしただけ。 ペペロンチーノに僅かな酸味・・・これは良いです。簡単で美味しい・・・おすすめ。 パスタ。 茹でて液状にしてから、ペペロンチーノの素と一緒に使いました。 クリーム系のものに使うと良い気がしたのですが、家に無かった・・・・だけ。 ペペロンチーノとの組み合わせはどうかとも思いながら・・・さてさて♪ これが、意外と悪くない♪ 激美味ではないのですが、十分、美味しく頂けました♪ スイバのジャム: 1、真っ赤に色付いた葉を使います。 2、水で丁寧に洗ったら鍋に入れ、焦げないように底に僅かに水を入れます。 3、スイバの量に対して適当な量の砂糖を投入して煮詰めます。 スイバは熱を加えると直ぐにクタクタになります。砂糖が多いほうが保存性が高まります。 4、後は、焦げないように注意しながらトロ火で掻き混ぜながらジックリ煮詰めるだけ。 砂糖の量が丁度良く、甘味と酸味が絶妙・・・これは大成功。 パンに付けたりヨーグルトと一緒に。市販のジャムより数段美味しいです。 バニラアイス in スイバジャム。 スイバジャム・・・酸味と甘みがこれほど美味しいのか!! あまりの衝撃に頭に焼き付いてました。 これを使って・・・アイスに混ぜたら!? 僅かに溶かしたバニラアイスに混ぜたら・・・!!! 激美味!! これは女子高生が群がるほどの超絶に美味しいアイスです。 これを食べずに一生を終えるべきではありません・・・ ちなみに、スイバは冬に赤く染まったものを採取し、ジャムにして冷凍庫の奥にずっとしまっておきました。 暑い夏になったら食べ時です。 オリジナル。 冬・・・海では海藻が生い茂り・・・海藻と言えば海苔・・・で思いつきました。 熱を加えるとクタクタになるスイバをトレーに伸ばして冷蔵庫で低温乾燥させて海苔の様にシート状にしてみました。 乾燥させたスイバシートを軽く炙って焼いたモチを包んで頂きました。 ・・・何故か赤シソの風味・・・モチを赤シソで包んで食べると全く同じになるのでは? 不味くはありませんが、少し変わった焼き餅になりました。 1月上旬。カラッカラのパッサパサになったスイバの葉。 軽く茹でたら水分を取って扇風機に当てた後、天日干ししました。 これを袋に入れて揉んで砕いたら・・・さらに・・・ すり鉢で擦りました。 そのまま使っても良いのですが、今回は、茶漉しに近い細かな網目で“ふるい”に掛けて、細かな粉だけを使いました。 白玉団子。 救荒食として、干して粉にしたものを団子にして食べたとの情報を見つけたので作ってみました。 写真右上は、赤く色付いたスイバの粉を混ぜたもの、中央は緑色の葉を使った物、左下は何も入ってない、ただの白玉団子です。 これは、美味しい団子になりました♪ 3色なのも良い♪ 赤がもっと綺麗だったらな〜 突然ですが、カッテージチーズは酸味のあるものに牛乳を入れ・・・固まった物を取り出して作るのです。 以前、梅の実で作ったのを思い出し・・・スイバと言えば酸味!! これは!! で、挑戦♪ そして、ふと・・・真っ赤になった葉と緑の葉でそれぞれ作ったら、違う色のカッテージチーズができるかも!? なんて♪ と・こ・ろ・が!! 上の写真は、牛乳を入れる前、入れた直後、混ぜた後の写真です。 これから固まったチーズを取り出そうと・・・って!! 微妙にツブツブしてる様な気もしたのですが、全然、固まってない!! と言う分けで・・・結局・・・固まらなかったので、激酸っぱい飲み物ですが・・・これをぐぃ〜っと!! これはスイバジュースの牛乳割り!! まあまあ、悪くない♪ 今回の失敗・・・スイバの量が少なかったのか・・・牛乳を入れる前に温めるという情報を見つけたので、これをしなかったからか・・・ で、再度挑戦!!! 改めてスイバの採取から・・・ そして今回は、赤い葉でも緑の葉でも、茹でたら赤味を帯びる・・・と言う事で、混ぜ混ぜ♪ そして、しっかり! 沸騰する少し前の状態まで温めてから牛乳を投入!! ・・・やっぱり・・・それほど固まらないのですが、なんとかツブツブはある・・・さてさて♪ キッチンペーパーで濾し取ろうとしたら・・・待てど暮らせど・・・水が抜けない!! 出来た粒が細か過ぎるのか・・・キッチンペーパーも、直ぐに目詰まり!! もうお手上げ!! どうにもならん!! ならば!! 最終手段!! キッチンペーパー自体は水分を吸うので・・・これを大量のティッシュでさらに吸い取る!! そんだけ!! それしかできん!! ここから地道に・・・なんとか水気を吸い取って・・・ クラッカーに♪ 色合いは良いのか悪いのか!? まずまず♪ 結構しっかりしたカッテージチーズで、もちろん、酸味もある・・・頂き物のミカンを載せてみたら、酸味と甘味が悪くなかったのです。 ただ、水分を抜くのに手こずるので、そこまでする!? 根の料理: 1月。根を掘ってみました。 写真はヒゲ根が沢山で分かり難いですが・・・ 太さ5〜8mm程度の根が真っ直ぐ下に伸び、それだけかと思ったら・・・それらはもっと古い根から伸びていたのでした。 (写真はやや明るい色の根が下に向かって伸びているのが分かると思います。それらは、右に向かっている黒い太い根から生えていたのです。写真は“L”字型に根が伸びていたのです。) 4〜8mm程度の根と、茎部分を使ってみました。 根の煮物。 救荒食の本に根は良く煮て食べるとありました。 素直にそのまま作ってみました・・・柔らかくお・い・し・・・!? エグッ!! やはり、良く茹でて良く水に晒してアク抜きしてから煮るべきだったのか・・・ ※これは根だと思っていたのですが・・・ その後、何度か掘り起こして根を見て来て・・・これは茎では!? 河原は、増水した時に土砂が大量に流れてくることが度々あり・・・本来の根から茎を長く伸ばして地上に出て来ていたと思われます。 今年もまたまた挑戦! 極小のニンジンのようですが、こちらはもっと硬い・・・ 前回の反省点・・・苦かった・・・ 救荒食の本にも・・・ “根は切って良く煮て食べる。” “根は細切りしてよく茹でて淘浄して食べる。” ・・・と、あります。 今回はもっと入念に・・・まずは細かく切ってから、茹でて水に晒したあと、しっかり煮て見ます。 煮物。 さてさて・・・今回はどうかな!? これは、根の表面よりも中の方が柔らかくてホクホクになりました。 苦みもほぼ気にならないようになったので、とりあえず、救荒食として食べる事に成功!! ・・・ただ、こればかり大量に食べたいとは思えない感じ。 これは気分的なものもあると思いますが、やはり基本は、いろいろな食材を少しずつ満遍なく頂くのが良いのでしょう。 前回、根の形の残ったままではどうもいまいち・・・これは、粉にして利用すればまだ良い気がしたのです。 救荒食の本にも、“根は茹でて浸したものを干して磨麺にする”、“熱湯中に一度浸したものを干して粉として団子を作る”とあったのです。 粉にしたらどうなるか・・・興味が湧いたので早速♪ 上の写真のものを適度に刻んだら、風に当てて・・・ カラッカラ・・・そして・・・カッチカチ! 硬すぎる!! 渾身の力を込めて擂りました!! ほんと硬かった!! MY石器を使った方が楽だったと思いました。 今回は団子に。白玉粉を写真の量だけ投入しました。 若干ですが、スイバ根粉は、白玉粉の下にも少しありました。 この後、見た目の色合いがあまりにもエグそうで・・・気持ち程度ですが、砂糖も追加しました。 スイバ根団子。 茹でて水に晒すと、水が黄色に!! 水替えしてしばらくするとまた黄色!! そして今回、スイバ根団子を茹でたら・・・お湯も黄色に!! これは絶対にエグいだろうと覚悟して・・・パクッ♪ これが、ほんとの中心部分だけ、僅かにエグかっただけで、全然大丈夫でした。 ただ、自分がビビリ過ぎていたかも知れませんが・・・強烈な違和感がない代わりに・・・それほど美味しくも感じませんでした・・・ 冬でも葉を残し、1年中葉を頂く事ができるスイバ・・・根を食べてしまったら終わり!! これを食べる時は、後先考えられない程に切迫した時になるでしょう。