サバイバル節約術


セイタカアワダチソウ <背高泡立草>






3月中旬。





4月下旬。



6月末。







花。10月中旬。



10月下旬。



11月上旬。



11月中旬。



11月下旬。



12月上旬。

セイタカアワダチソウ。
似たような野草がありますが、茎が濃い茶色なので区別できます。
とても香り高く・・・ので、直ぐに食べ飽きます・・・

花粉症の元凶の様に言われますが、実際には同時期に地味に咲くブタクサが原因の様です。ブタクサとセイタカアワダチソウは別物です。
セイタカアワダチソウ自体にアレルギーの原因となる物質は無いと言う情報や、やはり花粉症の原因となると言う情報も存在し・・・情報が錯綜していて、シロウトでは真偽の程は分かりません・・・


セイタカアワダチソウの泡立ち実験♪



ツボミ状態の花穂を採取し、カラカラに乾燥させたら鍋に入るサイズに切って投入!!
水をひたひたに入れて火に掛けました。沸騰したら弱火で30分程コトコトと・・・で、一晩放置。



泡♪
翌朝、掻き混ぜるものが無かったので、ペットボトルに入れてシェイクしたらモコモコ!! 凄い泡♪
とてもきめが細かいので、ほんと、泡が崩れない♪ これはお風呂に入れても良いです。 


色々な方法で食べ続けてきました・・・結果、とても香り高い・・・高過ぎる・・・
これは通常の野草の様に湯を沸かし、塩少々を投入したものにセイタカアワダチソウの若芽を投入したら、十分に火を通します。火が通ったら一晩水に晒すと丁度良い風味となり、色々な料理で美味しく頂ける事が分かりました。
直ぐに頂きたい場合は、他の食材と一緒に少な目に使うと良いです。

海外では、ゴールデンロッドと呼ばれ、ハーブとして利用されています。





天ぷら。写真右上。
香りよく美味しいです。
ただ、自己主張が強く食べ飽きるのでヨモギ同様に量は少ない方がいいです。






セイタカアワダチソウ味噌。
今回は下拵えで茹でた後、フキ味噌と同じ様に、セイタカアワダチソウを刻んで、味噌、みりん、酒と一緒に油で炒めて煮詰めます。
下拵えで茹でたのでだいぶ香りも抑えられたのですが、香味は強めです。
比べてはいけませんが、フキ味噌やタラの芽味噌に比べたら数段味は劣ります・・・




ベーコン炒め。
香味が強いので、多めの油で炒める(揚げる感覚)&肉の脂でマイルドに・・・との発想で作って見ました。
想像通り、これは美味しいです。
残念だったのは量が少なかった事・・・もっと欲しかった。




モツとモヤシ炒め。
モツを食べたかっただけ・・・冷蔵庫に香りの強いセイタカアワダチソウがあったので、シッカリ茹でて水に晒してから使いました。
適度な風味で、モツにも負けず悪くないです。




シーチキン和え。
香味が強いので、良く茹でて、良く水に晒します。
適度に刻んでシーチキン+マヨ+しょうゆ少々で頂きました。
クセなどなく、普通に美味しく頂けました。




5月下旬。



7月上旬。

納豆和え。
茹でて一晩水に晒してから使いました。
キク科の風味も丁度良くなり、これならば美味しいです。
極先端であれば、夏でも硬くなく、美味しく頂けるのが良い所。




焼きソバ。
セイタカアワダチソウは、茹でてシッカリアク抜きしてから使いました。
これは丁度良い風味&アクセント・・・焼きソバにあいました。




もやし炒めに。
茹でて一晩水に晒したものを使いました。
味付けは、塩コショウに醤油極少量。
塩コショウの風味にもやしの風味・・・さらに、控えめな爽やかな風味・・・美味しい!
やはり、強いキク風味のあるセイタカアワダチソウ・・・十分水に晒せば、とても美味しい食材になることがわかりました。




玉子焼き。
一晩水に晒してから刻んで投入しました。今回は雰囲気で甘辛(砂糖と醤油)にしました。
美味しいです。これならばいくらでも頂けます。




カレーに。
今回は、セイタカアワダチソウの他、クサギとアカメガシワの芽も少し混ざってます。
一度茹でてアク抜きして刻んで使ったので、香味も強すぎず、カレーの辛さとも意外と合って美味しく頂けました♪




茹でて一晩水に晒した後、細かく刻んで磨り潰してから使いました。





セイタカアワダチソウパン。
パン1斤に対して少し少ないかな? とも思いましたが、結果、良かったと思います。
食べた瞬間、僅かなキクの風味が良い! ・・・と思ったら・・・何故か後から僅かに苦みが訪れます。
これは、何も付けずにそのまま食べた時の感想です。
この苦み・・・ほんのちょっとマーガリンを付けてみたら感じなくなりました・・・不思議。
ジャムでも良いかも知れませんが、マーガリンで美味しく頂くことができました。




ふりかけ。
香味の強い食材・・・ふりかけに使えるかも!? と、言う分けで挑戦。
セイタカアワダチソウの新芽を採取したら茹でて乾燥させます。
カラカラに乾燥したら揉み砕いて、ゴマやカツオ節などお好みの具を混ぜて・・・塩を加えて味をまとめます。
温かいご飯にパラパラ掛けて完成!!
ド素人の思い付き料理。期待していなかったからか、美味しくてビックリ。
これはおすすめできます。さらにアレンジしてお茶漬けにもできるかな!?




茹でてカラカラに乾燥させたら砕きます。



今回は、塩、出汁(粉末)、ゴマ、ネギを混ぜました。



お茶漬け。
ほぼ1年前にふりかけを作った事も忘れ・・・今度はお茶漬けに。
セイタカアワダチソウは茹でてアク(と風味)を抜いたので、少し多めでも良いかなと・・・結果、多かった!
もし、作る場合は少なめにしましょう・・・今回は多くて、僅かに苦みを感じました。
色が緑で綺麗なので、粉にしてしまえば、どんな料理にも使えそうです。





カラカラに乾燥させたもの。
いろいろな野草が救荒食として乾燥保存され、冬の間に利用されたとの情報を何度も見て・・・セイタカアワダチソウでも出来ないか・・・で、実験♪
春に採取して今は12月・・・さてさて♪



軽く茹でて戻したもの。



どうしても今日、モツを食べたくて♪
乾燥させる前に茹でて、戻す時にも茹でたので、アクは殆ど抜けていると思いきや・・・アク健在!!
ただ、この味・・・味わうほどに、ゴーヤ(にがうり)と同じ!! 何故!? 苦みも風味もゴーヤ♪
何故かビールに凄く合うモツになったのでした。



ここからは花の料理。



花の納豆和え。
量も丁度良かったです。キク科のセイタカアワダチソウ・・・花はまさにキクの風味。
納豆にキクの風味が加わり、とても美味しく頂けました。
意外だったのもありますが、これはお勧め。




花の玉子焼き。
納豆和えが良かったので、玉子焼きにもしてみました。
これも美味しいです・・・
セイタカアワダチソウの花を使った料理・・・これは薬味の様に料理に混ぜると、爽やかな香りが加わって美味しくなりました。
魚や肉を使った料理にも良いかも知れません。




花をイカキムチに。
最近、ホントに良く食べてます・・・イカキムチ。
味良く・食感良く・何故か元気になる・・・と言うことで、イカキムチにも投入してみました。
美味しいのかな!? キムチにキクの風味は不思議な感じ・・・別々で頂いた方が良かったか・・・




花の味噌汁。
菊の花同様に・・・僅かに苦味がありました・・・納豆や玉子焼きの時には感じませんでした。
完全に咲いてしまうと苦味を感じるのか、もしくは料理法や食べ方(噛むと苦くなる?)にもよるのかも知れません。




花の炒め物。
花をベーコンと一緒に油で炒めてみました。
苦くなく、キクの風味があります・・・ただ、ベーコンと合うかどうかは好みによるか・・・
今回は、花を炒め物に使う事ができる・・・と言うことがわかりました。






セイタカアワダチソウ茶。
ツボミの頃に採取したら、カラカラに乾燥させ、フライパンで炒って使います。
今回は急須に上の写真の物すべてを使いましたが、少し濃かったです。
初めは普通に飲めたのですが、次は苦い・・・
他の野草茶に比べたら少な目に・・・さらに、時間を置かずに頂くのが良いでしょう。




浸けた直後。



3ヶ月後。

セイタカアワダチソウ酒。
これはオリジナル。本やネットを検索しても、セイタカアワダチソウ酒と言うものは見つかりませんでした。
ただ、キク科で菊の香味がある事が分っているので、キク酒作りと同じ方法で出来る気がしたのです。
花をお酒に浸け、1週間で花は取出し、3〜4ヶ月ほどで熟成します。
セイタカアワダチソウはキクの風味が強い!! そんなイメージが強いので、このお酒も・・・と!! 思ったら!!
これが、丁度良い♪ 浸けた直後の写真を見て下さい・・・酒量に対して花は僅か・・・これが良かったのでしょう♪




実の料理:



こんな実が超大量に成るのです。



12月中旬。ふわふわの実・種を採取しました。
実は、かなりガチなサバイバル本:アウトドア・サバイバル技法と言う本に、アキノキリンソウの種は、「シチューを濃くする時に使う」とあったのです・・・
ちなみに、アキノキリンソウは、キク科アキノキリンソウ属。そして、セイタカアワダチソウも、キク科アキノキリンソウ属でとても近い種!
さてさて・・・これは実験でもあります。



シチューに。
実は、いきなりシチューにドバッと大量に投入して食べれませんでした!!! なんてなりたくなかったので、お湯に投入してどんな感じになるか前日に飲んでみたのです・・・これが、全く風味を感じない!! 無味無臭に感じたのです。
そして今回の挑戦。
ウィンナーに手元にあった食材のニンジンとキャベツを使い、味はマギーブイヨンに中華スープの素も少々で煮込みました。
前日の経験から、「シチューを濃くする」って、味では無く、見た目か!?なんて思いながら・・・
ほんと、無味無臭のイメージがあったのでドバッと!! 種だらけでドロっとするほどに!!
・・・そして、いざ♪
口に入れたら・・・苦い! 入れ過ぎた!! たしかに濃くなった!!
やっぱり何事もほどほどにね♪



中華スープに。
ひとつ上から1年後です・・・
そこそこ入れたのですが、まぜると均一に散らばって・・・こんな感じに。
この程度の量であれば、違和感なく、普通に美味しく頂けました。
もちろん、栄養も摂れたはず♪





 

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