4月上旬。地面から10〜15cm程度出てきたばかりです。 5月中旬。ありとあらゆるものに巻きつきながら辺り一面を覆い尽くしていきます。 頂く際は、太い芽を選んで折り取ると良いです。 6月上旬。 7月上旬。 こんなまだまだ柔らかい葉は、天ぷらにするとポテトチップスのようになって凄く美味しいのです。 9月上旬。花。 9月下旬。 9月下旬。実。 10月中旬。 マメ科なので、当然、マメも気になりますが、写真の様にペラペラでモジャモジャ・・・ 太くなると、ツル、茎と言うより木のイメージに近くなります・・・ 私の足で申し訳ない・・・茎は太くなるとこんなにも。 クズ。 とても繁殖力が強くあっと言う間に川原の堤防などが埋め尽くされます。 この繁殖力が期待され、アメリカ等に輸入されたのですが、あまりの繁殖力のためについには「デビルプランツ(悪魔の植物)」等と言う異名までもらってしまいました・・・ 葛粉、葛根湯はこのクズを原料とされています。 マメ科なので新芽部分は天ぷらにすると意外と美味しいです。 これは覚え書き・・・ 新芽には毛がモジャモジャと生えてます。この毛が食感を悪くするので料理法が制限されます・・・ 取る方法はないのか・・・ 写真は板ずりした時のもの。取れない・・・ 魚の鱗取りのように包丁を滑らせて見ましたが取れない・・・ 後は火で炙って焼いてしまうしかないのか・・・ 逆にこの毛を利用する方法。 天ぷらが一番美味しい料理法なのですが、毛のお陰で衣が付きやすい利点があります。 芽の料理: 和え物。ゴマ味噌和え。 マメ科なので美味しいのですが、毛があるので多少モコモコします。 天ぷら。写真右。 一番のおすすめ料理。 全体が毛に覆われているので和え物では、モコモコした食感が気になるのですが、天ぷらにすると、毛があるので衣が着き易い&揚げると気にならないのでお勧めです。 細い芽よりも太くて瑞々しいものを選んで採取します。 マメ科なので、サヤエンドウの様な風味があり、ビールに合います。 今まで散々食べてきた料理・・・当然、写真も大量に・・・あるかと思えばこれ1枚だけ!! また機会があれば、作って撮ってみます。 芽だけでなく、若い葉もサクサクになるので美味しいのです。 見渡す限りのクズ・・・これが全て美味しい食材!! 地球環境のためにも、みなさんも一緒に食べましょう♪ 久しぶりに新芽の天ぷら。 塩を振って頂くと美味しいです♪ ビールのつまみに♪ 納豆和え。 大量に存在して、新芽部分は冬に枯れるまで食べることが出来る食材・・・いろいろな食べ方を模索中・・・ クズ単体の和え物に比べたらずっと食べやすいです。 意外と良い歯ごたえがアクセントに。 シーチキン和え。 細かく刻んでしまえば違和感が無くなるうえに、豆の風味も感じる事が出来ました♪ 地面から生え始めたばかりの新芽を使ってモヤシと一緒に油でザザザッと炒めて、塩コショウをバババッと掛け、風味付けにしょうゆをチョロッと掛けてサクッと混ぜたら完成!! 簡単豪快男の料理。ザッと掴んだら口に放り込み、ビールをグビグビと・・・美味しい!! チリソース。 芽には毛が沢山あるので、チリソースも満遍なく着いていい感じ。 芽の炒め物。毛が若干食感を悪くしますが、緑色が彩りを良くし、マメの風味が美味しくおすすめ。 炒め過ぎると水分が抜けて硬くなってしまうので注意。 チャーハンに。 モソモソする毛も気にならないかと思いましたが、これでも多少気になりました。 風味&彩りが良くなるので毛さえなければ最高! ラーメンに。 アクは強くないので、軽く茹でたら刻んで投入するだけで、彩り&風味&栄養を摂ることが出来ます♪ 何か別の料理は・・・芽を食べる時のネックはその“毛”。 オクラの板摺りのように塩を付けてズリズリしても毛は取れず・・・ならば・・・アザミのトゲの様に燃やしてしまえば!? 燃えるのですが、完全に燃やし尽くすには相当炙らないといけません・・・すると・・・水分が抜けて・・・ ツル性の植物を炒めた時と同じ・・・硬く引き締まるので食べ難くなるのです・・・これはダメだ・・・ 他には、皮ごと毛を剥くとほとんど何も残らない。 ずっと食べ続けてますが、やはり衣を着ける天ぷらが最高の相性です。 毛があるので衣が着きやすく、カラカラに揚げるとサクサクになって全く“毛”を感じないのです。 若葉の料理: 若葉の天ぷら。 芽とはまた異なる食感・・・まだ光沢のある茶色い毛に覆われた若葉は揚げるとサクサク&カリカリになって・・・ポテトチップスに近い感じになるのです。しかも豆風味♪ 今回は特に直径2cm程度の極小サイズだけを使いましたが、もう少し大きくても良いでしょう。 風味良く、サクサクと・・・ビールにとても良く合います。 しかも!! 見渡す限りに存在する超大量が全てもちろんタダ!! どうしてみんな食べないのか不思議なほど・・・お金を出して買う野菜よりもずっと美味しいよ!! フィッシュ&チップス。 若葉のサクサクが美味しくて♪ ついでに芽も少し♪ そんな時に豆アジも♪ これは!! 美味し過ぎる♪ こんな光沢のある毛に覆われた若葉を使いました。 芽は炒めると硬い食感になってしまうんです・・・葉は? で、挑戦♪ ベーコンと一緒にマヨポン(マヨネーズとポン酢)炒め。 ベーコンに十分火を通した後に、若葉を投入してある程度火が通った所で完成としました♪ (芽の時の様に水分が抜けきってしまうと硬くなってしまわない様に・・・) これは、まずまず成功♪ 緑色で豆風味あり、柔らかく、若干“毛”も感じるのですが、芽の時の様な剛毛感もなく柔らか・・・これは悪くないです。 ツマミとして十分使えるレベルでした♪ 豆の料理: 採取したサヤ。 いつも・・・ペラペラなサヤばかりなのでずっと採取しませんでした。 今回見つけたのはやや厚みを感じる・・・早速集め・・・ビニール袋一杯ですが、これがどうなるか・・・ なかなか綺麗に割れないのですが、なんとか・・・ サヤと実はくっついて居ず、振るとカラカラと音がしました。 取り出した実。 長さ4mm程度です。 手持ちのビニール袋にサヤごと詰め込んで一杯だったのですが、実だけにするとこんな量。 一粒ずつ手でしごいて集めました。 煮豆。 想像していませんでしたが、これは煮ると大きくなります。 横からみて4倍程度・・・体積では8倍かな? これは普通に豆! です。 1、乾燥している豆の場合は、一晩、たっぷりの水に浸けます。 2、鍋に豆と昆布を入れて1時間以上煮て行きます。 出てきたアクは丁寧に取り除きます。昆布は取り出さず、そのままでも良いです。 3、豆が柔らかくなったら、汁がひたひた程度になるように調節します。 4、砂糖を加えて5分、醤油を加えて10分したら完成!! 大豆に比べると大分小さいですが、普通に美味しく頂けます。 これはいろいろな料理に使えるでしょう。 根の料理: クズの根。 太い根の方が良質のデンプンが取れます。 クズ湯。 冬は特にお勧め。砂糖少々にお湯を注ぐだけ。 クズ切りを使った鍋。 鍋のダシを吸って、クズが美味しくなります。 花の料理: サラダ。 花は生のままサラダにも使えます・・・これは華やかになって彩り良く綺麗♪ 風味も良いです。 サッと茹でたクズの花を酢に浸けたところ。 クズの花ご飯。 作り方: 1、ご飯を炊きます。 2、極若い葉をサッと茹でたら水に晒しておきます。 3、花を1つ1つ房から外したら、サッと茹でて梅酢に浸けます。 茹でると花の色が悪くなってしまうのですが、酢に漬けると、また綺麗な色になるんです。 ちなみに私は普通のお酢を使いました。 4、水に晒していた葉を適度に刻んだら、塩と一緒に炊き立てのご飯に混ぜます。 5、ご飯を器に盛り、酢に浸けていた花を上にのせたら完成♪ クズの花を浸けて残ったもの・・・捨ててしまうのはもったいない・・・何かに使えないか・・・ はちみつクズ酢。 ネットを検索したら、はちみつ酢というものがあったので、挑戦!! これは、酢とハチミツを1:1の割合で混ぜるだけ!! 超簡単!! これを、元にいろいろな使い方ができるんです。 (冷蔵庫に入れていたので、ビンが曇ってます・・・) はちみつクズ酢ジュース。 ハチミツ酢と水は1:10の割合で混ぜるだけ!! (1:20との情報もありました。もちろん、好みで♪) 見た目綺麗でサッパリ美味しいです♪ はちみつクズ酢ドレッシング。 これは、はちみつクズ酢に塩コショウ少々とオリーブオイルを混ぜただけ! スライスした玉ねぎに掛けたら・・・ほのかなピンク色に♪ 面白い♪ はちみつクズ酢をヨーグルトへ。 甘味と酸味のあるはちみつクズ酢を、酸味のあるヨーグルトへ入れてみました。 私の場合、プレーンのヨーグルトを食べる時は、はちみつを入れてるんです。それで思い付いた♪ ちょいと酢の酸味を強く感じる時がありましたが、美味しい♪ これは好みでハチミツを追加すると良いでしょう♪ これだけでピンク色が綺麗♪ フルーツを入れたらもっと綺麗でしょう♪ 浸けた直後。 約1週間後。 クズジュース。 作り方: 1、手で軽くしごいて簡単に落ちる咲いている花だけを採取します。 2、1時間程度陰干しして虫を除去する。 3、ビンの1/3〜1/2程度花を入れる。 4、水:砂糖を1:1で入れる。 5、1週間放置したら完成!! 甘いので水で薄めて頂きます。 香りと・・・色が良いです。これはさらに別の使い方も出来そうです。 泡盛 in クズジュース。 これはカクテル。とても綺麗で甘くて美味しい泡盛になりました。 お茶。 花を乾燥させて作る方法もありますが、今回はそのままの方法。 サッと洗って汚れ・虫を取り除いたら、お湯を注ぐだけ。 写真ではお湯の量がちょっと多かったかな? ほのかに香るハーブティーになりました♪ 浸けた直後。 花を浸けて1週間経った所。 3ヶ月半が経過してグラスに注いだ所。 2022年、肝臓に良いと言う事で再び♪ 今回は花を房から外して浸けました。 4ヶ月後。 クズ花酒。 クズの花を洗わずに使い、泡盛(ホワイトリカー)を花に対して倍量注ぎます。 花は1週間で取り出し、3〜4ヶ月間熟成させて完成です。 9月頃に花が咲くので、年明け早々に頂く事ができます。 黄金色で飲みやすく美味しいお酒になりました。 ちなみに、クズの花は肝機能改善の効果があり、酒好きの水戸光圀公(黄門さま)も愛用したと言われています。