3月下旬。 7月上旬。 8月上旬。 葉のイメージが細長くてギザギザがあまりに目だったので、現地では、これが良く見掛けるキンミズヒキだとは思いませんでした。 8月末。 花。9月上旬。 11月上旬。実はやや茶色に色付いてきた頃が収穫の時期・・・12月上・中旬頃まで採取できます。 キンミズヒキ。 名前の由来は・・・想像通り・・・水引から来てます。 直射日光が当たる場所よりも、やや日陰となる場所で良く見かけます。 和え物。 春先のまだ柔らかい若芽を使って好みの味付けで。 細かなうぶ毛で覆われているので多少モコモコ感がありますが、爽やかな風味があり美味しいです。 和え物。写真左の皿。味いろいろ。 爽やかな風味を色々な味付けで頂きました。 シーチキン&納豆和え。 キンミズヒキ自体に濃い風味は無いので、自己主張し過ぎず、どんな和え物にも合います。 熱を加えても色褪せないのも良い所♪ 炒め物。 若干、モコモコした雰囲気がありますが、他の食材と一緒に頂けばほとんど感じません。 あまり長時間炒め過ぎると水分が抜けて硬くなってしまうので適度に。 これは普通に美味しいです。 炒め物。 鶏ナンコツと一緒に♪ ただ食べたかっただけ♪ キンミズヒキは少し風味が濃かったのですが、見た目良くアクセントに♪ 天ぷら。 このHPを作り始める前年だろうか・・・よく食べた記憶がありますが、写真が無い・・・ 2019年で写真として載せるのが初めてです。 風味は弱めですが、色良く、サクサクに揚がれば、塩を振ってビールのつまみになります。 夏に全草を採取し、刻んで天日干しします。 キンミズヒキ茶。 これは美味しい野草茶になりました。 ここで余談ですが、野草茶に限らず、体が欲している食べ物は美味しく感じてしまいます。 このキンミズヒキ茶を飲んだ時の体調が丁度合っていたのかな? 薬効は、口内炎、湿疹、かぶれ、下痢止め、新陳代謝促進、止血(鼻血、痔)、生理不順など。 浸けた直後。 1週間後。 3ヶ月半後。 キンミズヒキ酒。 花期に地上部全てを利用します。 お酒は5割とし、1週間後に中身は取り出す。 3〜4ヶ月後に熟成します。 今回は、花穂のみで造ってみました。 これは、普通に飲みやすいお酒になりました。 浸けた直後。 約3ヶ月半後。 キンミズヒキ酒。 ひとつ上でも作りましたが、花期に薬効のある根も含めて全草を利用して作る方法も見つけたのでまたまた♪ 浸けてから1週間で中身は取り出し、2〜3ヶ月で熟成します。 こちらは、根も使ったからでしょう・・・雑味が僅かに混ざりますが、やはり、これは薬酒として飲む感じかな!? 実が救荒食として利用されたとの情報を見つけました。 指で割ってみると、中に白い身が! これはほんとに食べれそう♪ まずは、すり鉢でゴリゴリって!! 外側の皮が硬くて・・・力が弱いと擦れない。力が強いと中身もろとも潰れる!! しかも生のままでは、僅かですが、汁も出るのでしょう・・・青臭い感じも!!これは手強い!! まずは・・・ カラカラに乾燥してみたら・・・激硬い!! 爪で剥くなんて絶対に無理!! ほんと、ただの小さな草の実・・・こんなんが、激カチカチになるとは!! 乾燥させたら、さらに!! 手の施しようがなくなりました!! これはあかん!! キンミズヒキの実の炒め物。 まずは・・・実をそのまま料理に投入!! 少しでも柔らかくなってくれれば・・・ 結果、硬い!! あまりに硬いのでキンミズヒキの実だけ断念し、それ以外は頂きました。 生のままでも硬いのですが、乾燥させたら・・・まるで石のように硬い!! 素手では潰せず、剥くことも出来ず!! で、MY石器登場!! 当然!! 潰すしかない・・・↑こんな感じに・・・だめだこりゃ〜♪ これから、どうやったら白い中身だけ取り出せるのか!? ほんと、どうやって食べたのか・・・戦いはつづく・・・ 2020年は、まずは失敗・・・ただ!! これでは終われない!! 食べれませんでした!! では、実際のサバイバルでは、あの世行き・・・なのです。 そして2021年・・・僅かに茶色に色付いてきた頃の実を爪の先で剥きました。 乾燥させる前、とにかく出来るだけ大きな実を探して・・・剥いてみたのです。 なんとか・・・かんとか・・・ 無事、剥く事ができました!! って!! お腹を膨らませる程の数を爪で剥く??? それでは、大変すぎて・・・それこそ死んじゃいます♪ 爪で一つ一つ剥いたものを炙ってみました。 これは香ばしい風味もあり、悪くない♪ これを大量に集める事はできるのか!? ちなみに・・・この画像で数を数えたら・・・102個!! この10倍(1,000個)でも、おそらくお茶碗の半分にも満たないでしょう・・・ 前回、石器で潰して残念でした・・・で、終わってしまいましたが! よく考えたら、それがベストでは!? なんて♪ あれこれ考えて、360度まわって元の場所に・・・それはさておき・・・ 剥けぬなら、潰してしまえ、キンミズヒキ・・・ これで、中身ともども潰れたら、粉になった中身だけ集められないか? との発想なのです。 全て潰し終えたもの。 これをザルに入れて粉だけを集めました。 茶色いのは、中身の薄皮かな!? ザックリですが、実の量に対して、中身だけを集めた予想量よりもずっと多いのは・・・??? 今回は、白玉粉と1:1の量で混ぜました。 さてさて・・・ キンミズヒキ団子♪ ほんと・・・やっと・・・そして、なんとか・・・ さてさて、味の方は・・・ ここで一つ、残念なお知らせ・・・キンミズヒキの実を潰すのにMY石器を使ったのですが、これが・・・ だいぶ劣化していて、実を打ち砕く際に石器自体も少しずつ削れ・・・ このダンゴ、食べてみたら、ジャリジャリ!! ちょっとなんてもんじゃなく・・・噛むたびに全てジャリジャリ!! どんだけ〜♪ 正直な感想・・・風味は悪くないです。このジャリジャリが無ければ、普通に美味しく頂けます!! 今年はこれで終わってしまったので、また来年以降、機会があれば挑戦はつづく!? 4月上旬。 7月下旬。 9月下旬。 10月上旬。 10月下旬。 ミズヒキ <水引>救荒食として食用にもされるキンミズヒキはバラ科、こちらのミズヒキはタデ科です。 食用にされるとの情報は見つかりませんでした。ずっと・・・ 普通の野草&山菜の本にはもちろん載ってなく、救荒食の本にも載ってなかったのです・・・が、食用との情報を見つけたのは、大海淳さんの本、「実践サバイバルのすすめ」です。 この本、古い時代の知識から現在の知識まであらゆる知識が豊富なので、そのうち、このミズヒキを食用と取り上げた元情報が見つかるかも知れません・・・ シーチキン&納豆和え。 これはやはりタデ科・・・僅かな酸味があり、美味しく頂けました♪ お浸し。 さっぱりとして美味しく頂けます♪ マヨネーズ和え。 ふと・・・違った味も食べて見たくて・・・お浸し用の一部を使ってマヨネーズ和えにしてみました。 僅かな酸味にマヨ+醤油。これも普通に美味しいです♪