7月中旬。 9月中旬。 ヤブマオ。 花序に隙間が無い。 11月中旬。 メヤブマオ。 葉の先が3裂することが多い。 先端に向かって鋸歯が粗くなり、重鋸歯になる事がある。 ナガバヤブマオ。 葉の表面に光沢がある。 ヤブマオ。 シソの葉の様なイメージです。 良く似た種に、イラクサ、アカソ、等々があります・・・違いは、 イラクサの仲間は、茎にトゲがあり触ると痛いです。 アカソの仲間は、茎や花序の軸が赤くなります。 若い芽を食用とする事が出来る他に、縄文時代は茎から繊維を取って服などを作っていました。 4月上旬。 5月中旬。 9月中旬。花。 葉裏が白いです。 カラムシ。柔らかな芽を頂く事ができる他、お茶にしたり・・・ネットで調べたらカラムシ麺なるものもあるようです。 縄文時代に衣服を作る際に使われていたのが有名です。 カラムシの仲間: カラムシ 雌花序・雄花序ともに葉の陰に隠れるように付く。 葉裏が白い。茎に触っても痛くない。やや木質化する。 ヤブマオ 雌花の集団がびっしり密接して付く。 葉は卵形で基部が円形になる。 メヤブマオ 雌花の集団が互いに離れてややまばらに付く。 葉は広卵形で基部は切形になり、先端に向かって鋸歯が粗い。 ナガバヤブマオ 少し繊細な感じ。葉は披針形で先が長くとがる。 カラムシのお浸し。 ヤブマオと違い・・・ヌメリがあります。 美味しいので、ヌメリを生かした料理にしたら良いかも。 砂糖醤油和え。 写真奥がカラムシ。手前はアカソ。 ゴマ和えにするつもりが・・・なぜかゴマを入れ忘れ・・・砂糖醤油和えに。 アカソは、大げさに表現するとボソボソゴワゴワした感じですが、カラムシは“ぬめり”があるので違和感がありません。 このぬめりを利用して納豆和えにしても良いかも。 砂糖醤油でも十分美味しく頂けました。 金山寺味噌和え。 頂き物の金山寺味噌があったので和えてみました。 これはそれなりに美味しいです。 もう少し味の濃い味噌などで頂くともっと合うかな? 納豆和え。 カラムシは茹でると粘りがでます・・・で、納豆を連想・・・早速!! これは全く違和感が無い。見た目も良く、風味も良い。 炒め物。 ヤブマオと豚肉を一緒に炒めてみました。 ややゴワゴワ感があって風味はあまりない・・・濃い味で何かと一緒にした料理が合いそうです・・・と言うわけでこの料理に。 特徴はありませんが、豚肉の炒め物に違和感をあたえず・・・彩り良くなり栄養も・・・ 塩コショウで美味しく頂きました。 炒め物。 6月末。蕾が付き始めた頃の先端部分を採取してみました。 ピーマンを頂いたので、つい、全て投入! 脂を期待してウィンナーと一緒に炒めました。 やはり、茎のあるものの炒め物はゴワゴワ感が増しますが美味しく頂けました。 炒め物。ヤブマオ。 ちょっと量が少なくなってしまいましたが、これならば彩り良く、食べて違和感なく、風味がアクセントにもなり、美味しく頂けます♪ 豚肉と手作り豆板醤で炒め物。カラムシ。 フライパンで炒めながら、カラスノエンドウで作った手作り豆板醤とマヨネーズを入れて味付けしました。 今回は、カラムシだけでなく、僅かにヤブカンゾウのツボミも投入してます。 ピリ辛にマヨで不味い訳が無い♪ カラムシは自己主張せず、彩りも良いので炒め物に混ぜても良いです。 ベーコンとカラムシの炒め物。 醤油をチョロッとフライパンに入れたのと、塩コショウを少々だけ使いました。 ベーコン自体に濃い目の味があるので、ブタコマなどの普通の肉を使った料理よりも調味料は少な目にすると良いです。 ささっと作れて簡単&美味しい♪ 手軽なツマミです♪ レバー炒め。 実は・・・葉を別の料理に使ったので残り・・・冷蔵庫にレバーがあったので合わせただけです・・・ 見た目こんなんですが、美味しい♪ ヤブマオのベーコン巻き。 3月下旬、地面から真っ直ぐ立ち上がった新芽を採取しました。 意外とシッカリした感じ・・・ふと・・・アスパラガスを連想したのです。 シッカリ茹でて水に晒し、アク抜きしてもクタクタにならず良い感じ♪ 肝心の味は・・・アク抜きし過ぎかな? 風味は香ばしいベーコンに塩コショウ♪ そしてアスパラガス程ではないですが、歯ごたえも良く、これは美味しい♪ ヤブマオの天ぷら。 サクサクの天ぷらに塩をパラパラと掛けて・・・クセ無く美味しいです。 ボリュームがあるのも良いところ。 ヤブマオの醤油漬け。 カラムシ、ヤブマオにアカソなど・・・見た目がシソっぽい・・・ そうだ!! 醤油漬けにしてみたら!? 早速♪ これがメチャ美味!! シソのス〜ッとする風味はありませんが、これが無い事で、逆にゴマの風味が心地良い♪ 作り方: 1、ヤブマオは湯がいてアク抜きしておきます。 2、タレ(醤油、砂糖、生姜、ゴマ油、炒りゴマ)に漬けて翌日から頂けます。 ※タレのバリエーションは沢山!!あります。 お好みの味付けで♪ ご飯へ。 美味しくて晩酌の後でも、あっと言う間に胃の中へ・・・ 作り方: 1、カラムシ(ヤブマオでも可)を茹でて水に晒します。 2、1のカラムシを絞って水気を切ったら、好みのサイズに細かく刻み、めんつゆ、カツオ節と和えます。 3、2をご飯に載せたら完成!! 超簡単!! カラムシの根の料理: 4月下旬。 イノシシにカジられてボロボロ・・・元はヒザ程度まで育っていたと思われるカラムシを採取してみました。 写真では、右上方向に茎が伸び、葉が付いてました。そこから左下方向に茎の伸び、一段目に横方向に太い根が少し(写真中央よりやや右上)出て、写真中央部分で、太い根が放射状に広がってました。 ここは河原の砂地だったので、比較的簡単に掘り起こせました。 綺麗に洗ったもの。 こんな根・・・まず、100%、中心は木質化して硬いので、表面の皮しか食べれないだろう・・・そう思いながら採取したのです。 まずはなんとなく・・・ゴボウの様に包丁を寝かせて表面の皮を削った後・・・もう一つは、皮を指でつまんで剥いてみたら・・・ぺりぺりぺり♪ 簡単に、そして綺麗に剥けるやん♪ 肝心の!?皮の方は、1mm程しか厚みが無く・・・潔く却下!! 硬くて食べれなければ全て捨てる事に!! 適度にザクザク切ったら鍋でコトコト煮ました。 そして一晩水に晒して・・・ 味噌で頂きました。 救荒食の本、“救荒雑草”では、“根を洗い、皮を剥いで、よく煮熟し、水に浸し、味噌あるいは塩を加えて食べる”とあったのです。今回は、そのまま参考にしました♪ それはさておき!! 何これ!! ガチガチに硬いと思われた根は、まるでヤマイモの様なサックサク感、そして見た通りのサトイモの様な色合いに少しのネバリもサトイモ!! ただの根っこがこんなに美味しくなるとは思いませんでした♪