3月下旬。 3月末。 4月上旬。 4月下旬。 カキドオシ。 垣根を通り抜けて伸びるので“垣通”。 葉が連なって付くので“連銭草”ともよばれます。 茎の断面が四角で、摘むと爽やかな香りがあるので確認します。 乾燥させてお茶としても利用できます。 薬効は、強壮・強精、精神安定。 こちらはヒメオドリコソウ。 おなじ時期に育ち、茎はカキドオシ同様に四角です。 カキドオシを憶えた翌年、うろ覚えで採取して見事間違えました・・・ 毒はありませんが、美味しくないです。 上の写真のように先端部分は紫色の場合が多いです。 ホトケノザ。 こちらもやや似てるかな? 春の七草のホトケノザとは全くの別物です。 食べると嘔吐・下痢症状となるので注意。 生のまま。 2022年12月!! こんな時期でも他の草に埋もれたものは、柔らかな葉があったので採取してみたのです。 今回は、味・風味の濃い鶏レバーと一緒に頂いてみました。 その他の葉は、スイバ、セリ、ハコベです。 ※モミジはもちろん飾り♪ レバーだけだとクドくなりますが、いろいろな野草の風味が、スッキリ&香りあり、味あり、風味あり・・・で、美味しく頂けました。 お浸し。 爽やかな風味が、カツオ節と醤油とも合ってます。 これは料理の一品にあると嬉しい♪ ゴマ味噌和え。 とても爽やかな香りがあります・・・とても美味しいのですが、自己主張が強いものほど、量が多いと直ぐに食べ飽きてきます。 カキドオシとちくわの酢味噌和え。 元のレシピは、“セリとちくわの酢味噌和え”♪ セリとは違った香味があり、こちらも良いです♪ 作り方: 1、セリは茹でて水に晒します。 2、ちくわとセリを適度に切ります。 3、酢、砂糖、味噌を混ぜた酢味噌と和えたら完成♪ お好みでゴマを振って♪ 和え物。写真右の皿。味いろいろ。 爽やかな風味を色々な味付けで頂きました。 サッと茹でてキムチと。 この香りに注目して・・・シソのレシピの中から選びました。 これは美味しい♪ お酒がすすむ♪ 餃子に。 香味のあるカキドオシ・・・ふと・・・餃子と一緒に頂いてみたらどうなるんだろう・・・って興味が湧いてしまって早速♪ 今回は、軽くサッと茹でて水に晒してから使いました。 餃子と一緒に口に入れると辛みだけでなく爽やかさも広がる・・・これは面白い♪ 悪くないです♪ 天ぷら。 野草・山菜の定番料理法。美味しいです。 天ぷら。 芽の先端から10cm少々程度を使いました。 採取する時に茎がややシッカリした感じを受けますが、天ぷらにすれば問題ありません。 サクサクと風味良くとても美味しいのです。 天ぷら。 掻き揚げ。芽の先端から5cm程度をまとめて揚げました。 頂き物の米粉があったので使いましたが、小麦粉よりもパリパリに仕上がるので、とても食感が良いです。 塩をパラパラと掛けて・・・とても風味良く、ビールが美味しい! かき揚げ。 “カキ”ドオシの名前から・・・ふと、“かき”揚げを連想したのですが、本にも載っている美味しい食べ方でした。 今回は、風味が喧嘩するかな!?とも思いながら乾燥エビを使いましたが、悪くないです。 カキドオシ自体が風味が強いので、玉ねぎなど市販の野菜との相性は良いと思います。 おすすめ。 炒め物。 2022年、今まで一度も炒め物をした事がないのに気付いて初挑戦♪ やらなかった→不味い のか!?と思いながら・・・ これが、普通に美味しい♪ 肉だけだとクドくなりがちですが、これは見た目も良く美味しく頂けます♪ カレー。 香味の強いカキドオシ。カレーに入れても負けない所か、良いハーモニーになるのでは!? 結果は、悪くない所か良いです。普段食べているカレーがグレードアップします。 焼きそばに♪ パスタにしても美味しそうだ・・・で、早速調理開始♪ 葉を茹でて刻んで・・・って!!! あれ!? パスタが無い!!! 急遽・・・同じ麺類!! の焼きそばに!! 合うのか!? これが、ほんと、怪我の功名とはこのことか♪ ただ濃いソースの風味だけでなく、ここに時々訪れる香味♪ 間違いなく、格が一段上がった焼きそばになりました。ほんとおすすめ♪ パスタに。 カキドオシはサッと軽く茹でたら刻んで使いました。 今回は、混ぜるだけの簡単ペペロンチーノと一緒に♪ サッと茹でた事で、キツ過ぎない爽やかな風味が丁度良かった♪ インスタントラーメンに。 冷蔵庫にヨモギとカキドオシが残っていたので、両方を投入して頂きました♪ どちらも香りがあるもの・・・それぞれの風味を楽しみながら頂きました。 ちらし寿司。 花は生のまま、芽はサッと茹でてから使いました。 彩り良く、香味が強すぎず、美味しい♪ 浸けた直後。このまま冷蔵庫で一晩放置します。 ピリ辛醤油漬け。 さわやかなシソの様な風味が特徴・・・ふと・・・シソと同じレシピはどうかと閃いた!! で、思い出したのが醤油漬けだったのです。 タレは、いろいろなバリエーションがありますが、今回は、生姜、醤油、砂糖、豆板醤、ゴマ油、炒りゴマで作りました。 これに葉を浸けて一晩置くだけ♪ こんな簡単な方法で! これは美味しい♪ おすすめ♪ サッと軽く湯がいて水に晒してから乾燥させて砕いたもの。 (茹でずにそのまま使う場合は、使う時に量を少な目にします。) 香味のある食材・・・乾燥させても風味があるので、お茶漬けにも良いでしょう♪ ポテトチップに。 今回はポテトチップに振りかけて頂いてみました。 ビニール袋にポテトチップの塩味とカキドオシ粉を入れたら軽く振ります。 (使った量は、ひとつ上の粉の写真全てです。) 十分、風味を感じる事ができましたが、もう少し量が多くて良いと思いました。 これは普通に美味しいです♪ カキドオシ茶: 春の花の咲く時期に採取します。 芽の先端から30cm程の長さに揃えて採取しました。 カラカラになるまで乾燥させたら、適当な大きさに揉み砕いたりハサミで切ったりして、フライパンで軽く炒ったら完成。 爽やかな香りのある野草なので期待してました・・・ これは美味しいです。好きな野草茶のひとつになりました。 薬効は、糖尿病、腎臓病、膀胱結石、肝機能促進、滋養強壮など。 ギル茶。 通常のカキドオシ茶の様に葉を乾燥させたらお湯を注いでお茶にするのですが、これに砂糖とハチミツを加えて作るヨーロッパのお茶です。 これが♪ ハチミツの甘味がカキドオシの風味と完全に一体化して・・・何これ!? ほんと美味しい♪ ハーブティ。 今まで色々な野草茶を作って来ましたが、このカキドオシは生の葉を使ってハーブティにする事もできます。 急須の大きさにもよりますが、私は生の葉を20枚近く入れました。10枚程度から好みで調整しましょう。 生の葉を急須に入れたら、熱湯を注いで数分でOK。 これは良い香り♪ そして美味しい♪ 漬けた直後。 1週間と2日過ぎてしまいました・・・ 約3ヶ月半後。 カキドオシ酒。 爽やかな風味のある植物なので、お酒も美味しくなるかな? 花の咲く時期に採取して干し、酒量の5割程度を入れます。 1週間で中身は取り出し、3〜4ヶ月で熟成します。 乾燥させずに生のまま漬けるとの情報も見つかります。 薬効は、疲労回復、強壮、利尿、沈咳、新陳代謝促進など。 カキドオシ茶がとても美味しかったので期待し過ぎました・・・アルコールによって様々な成分が抽出されたのでしょうか。 爽やかな風味は抑えられ、深い味わい・・・“野草酒”と言った感じになりました。