サバイバル節約術


ガマ <蒲・香蒲>






水が減って根が出ていたので撮影してみました。
・・・残念ならがごちゃごちゃして良く分かりませんね・・・実際、根はクネクネよじれているのです。



3月下旬。芽はありますがまだ活動していない感じです。



3月下旬。
別の場所。流れのあまり無い、日当たりの良い場所では、育ち始めてました。



4月中旬。



5月中旬。



6月末。
直ぐ右側は海岸です。だんだんと増えて来ました。
丁度時期が良く、歩きながら次々と・・・簡単に花粉を集める事が出来ました。





雌花がダブル!



7月中旬。
ガマの雄花は咲き終わってました。良く知られた写真の茶色の部分は雌花なのです。







7月下旬。

ガマ。
有名な“ガマの穂”のガマです。
流れの緩やかな川、池、休耕田などで見掛けます。







7月上旬。下↓の写真とは違う年で場所も違う・・・既に咲き終わってました。



7月中旬。ガマの雄花は完全に咲き終わっていたのですが、ヒメガマは今が雄花の咲き頃のようです。





7月中旬。

ヒメガマ。
ガマは雄花と雌花がくっ付いているのに対し、ヒメガマは雄花と雌花が離れているので、間に緑色の茎が見えるのが特徴。
葉はガマよりも細い。




8月上旬。
手触りが良い・・・







根元から折り採るつもりが、なかなか折れず、地下茎まで採れてしまいました。
試しに割いてみたら中は殆どがスポンジ状で中心に僅かに繊維があるのみでした。
地下茎も茹でたり生でも頂けます。



冬。乾燥した穂を触ると・・・一気に爆ぜて辺り一面に・・・





とても小さい種・・・舞い上がるとふわふわと舞い続けます。



穂は火をつけて煙を出し、蚊除けに使えます。
小さな火種が燻り続け・・・ずっと煙が出ます。
これは使えますが、屋外では四方に設置して燃え尽きそうになれば交換・・・毎日かなりの数が必要になりそうです。


ガマ。
とても食べれそうにありませんが、サバイバルの本では若い芽を食用とする事ができるようです。
オーストラリアのアボリジニの方々が穂や地下茎を食用とされているようです。






3月下旬。
流れの少ない場所では、異臭がありますが、ここはアユの住む川の川岸。しかも、臭いのあるドロではなく、砂利なのです。
地下茎も地表スレスレにあったので簡単に採取できました。




地下茎の断面。
中心部分が全て筋っぽいと思っていたのですが、やや違う・・・
上の写真では、中心分が僅かに黄色に色づいていますが、この中心部分全てが筋っぽいのではなく、この中心部分のさらに中心部分はボロボロと取り分ける事ができたのです。
・・・と、言う事で、筋っぽいのは中心部分の周囲。上の写真で濃い黄色に映っている丸い円形部分だったのです。




茹でた地下茎。
中心部の繊維はとても強いので口に残ります・・・
皮と中心部の間にあるスポンジ状のものは柔らかくて食べ易い。
醤油を掛けて頂きました。




焼く前。





炙ったもの。
サバイバルの本に焼くと言う食べ方があったので、ワイルドにやってみました。
結果は、もちろん食べれます・・・ただ、やたらと繊維が強くて筋っぽい・・・
口の中に残った繊維は吐き出し・・・食べれた部分はそれほど無いでしょう・・・
これは、殆ど食べる所の無い食材か・・・

ただ、アボリジニがガマの地下茎を沢山採取し、叩いて繊維をほぐして出て来たペースト状のものを焼いて食べたとの情報もあります。
これは、食べ方を工夫すれば良い気がしました。





芽の断面。穴が沢山あります。



3〜5分ほどジックリ茹でてしょうゆで頂きました。
見た目は、白ネギのようで美味しそう・・・結果は・・・
どこかで食べたことがある味・・・なんと、味は爽やかな若いタケノコの味でした。
想像していませんでしたが、これは美味しい・・・また食べたくなります。





6月下旬。まだ葉に包まれている若い穂を使います。



ロースト。
アボリジニの方々は地下茎の他、この若い穂もローストして食べるとか・・・
で、ロースト!? 調べたら、蒸し焼き、炙る、コーヒーなどは炒ること・・・分からん・・・
ここは豪快&簡単に、そのまま炙ってみました。
炙ったら・・・やはり日本人・・・醤油をチョロッと付けて・・・悪くないです。
多少モコモコ感はありますが、これはおやつ感覚。
ちなみに、時期にもよるかも知れませんが、雄花は柔らかく頂けましたが、雌花はまだカチカチで食べれませんでした。(ほとんど同じですが、上の写真の左上2つが雄花、右下2つが雌花です。)





7月中旬。
ガマは雄花の時期がとうに過ぎていて・・・ヒメガマの雄花はまだ咲いていたので今回はこちらを採取しました。



パチパチと指で弾いて花粉を落としたところ・・・ゴロゴロと固まったダンゴ状のものが・・・(写真右下)
網の上に乗せて軽く転がすと花粉の中から茶色の繊維状のものが出てきました。(写真中央)
恐らく食感が悪くなるのである程度・・・大まかに取り除きました。



ダンゴに。
まずはとてもシンプルに花粉を味わう・・・
集めた花粉を軽く火で炙り、きな粉の代用とする事ができるようです。
きな粉よりもだいぶ黄色い・・・肝心の味は・・・美味しい!!
モコモコするだけであまり味の無いきな粉よりもずっと美味しいです。
これは意外性&手間を考慮すれば、珍味!です。




花粉だんご。
花粉にハチミツを垂らして混ぜただけ・・・
これだけで凄く美味しい・・・子供だったら大喜びするだろうな・・・




ホットケーキミックスに1:1に近い割合で投入!! 黄色い!!



ホットケーキ。
北アメリカの先住民が花粉を小麦粉に混ぜ、パン・ケーキ・ホットケーキの様なものにして食べたとの情報から作ってみました。
花粉が黄色いので当然ですが、凄く黄色い・・・これがとても風味良く美味しいのです。
この後、普通のホットケーキを食べたら味気ない・・・




ポテトチップスに。
良い料理が思い付かず何となく・・・悪くないのですが、それほど風味は感じず・・・
きな粉があったので、きな粉に混ぜてみたら・・・こっちの方が良かったです。
和菓子に使ったら良いかも!




バニラアイスに。
一つ上のポテトチップにかけた残り・・・ガマの花粉ときな粉に砂糖少々が混ざったものが手元にあり、お店でふと・・・バニラときな粉!? 何となく・・・つい、バニラアイスを買ってしまいました。
バニラアイスにかけて見たら・・・悪くない。美味しい♪
食べながら何気にネットを検索したら、バニラアイスの美味しい食べ方のひとつとしてきな粉と黒蜜を掛ける食べ方が!!!
そういえば、テングサからところてんを作った時の黒蜜もある!! 早速!!
こ・れ・が!!! ありえ〜〜〜ん!! 激激美味!! 超絶です♪
幸せ過ぎる・・・これを食べたのは日本で最初かも♪








 

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