サバイバル節約術


ガガイモ・イケマ <蘿藦・鏡芋・芄蘭、牛皮消>





5月中旬。
他のツル性植物よりもだいぶ遅めの成長です。
15cm〜20cm程度でした。



6月上旬。







花。9月上旬。





9月中旬。
別の場所では、花ばかりですが、所々にはすでに大きな実も成ってました。







実。9月下旬。





11月上旬。



12月下旬。



1月上旬。





1月下旬。



実の中身。
絹の様な光沢のあるとても長い綿毛・・・
息を掛けて舞い上げるとなかなか落ちてこない・・・子供のおもちゃになります・・・
その他、裁縫の針山や朱肉にも使われたようです。

ガガイモ。
全草に痙攣性の毒成分を含み、特に根に多いようです。
利用する際は注意しましょう。
「英和の森の植物たち」「救荒雑草」などの本に食用になるとの記載があります♪
新芽や若い実を食べる事ができます・・・とても美味しいうえに滋養強壮・強精効果あり。
※11月に緑色の小型の実を食べてみましたが、口の中に硬いものや、ゴワゴワした繊維が残る・・・時期を過ぎたものは利用できませ ん・・・







ガガイモの芽とブタコマと炒め物。
茹でてアク抜きしてから使いました。
救荒食の本には、煮たりご飯に混ぜて食べるとありますが、今回は炒めてみました。
肉の脂で苦みも大分和らぎ、殆ど感じない程! 熱を加えても退色せず、綺麗なのも良いです。







乾燥させた葉。
葉も強精に利用できます。カラカラに乾燥させて刻んだものは、色々な料理に投入しても違和感がありません。
なぜなら・・・食感にクセが無く、風味もほとんど無いから・・・ただ、彩りが良いのがいいですね。





若い実は食用とする事ができます。
生でも食べれるとの情報があったので、小さなものを食べてみたらクセが全く無く、オクラの様でした。



アク抜きした後、切って水気を取り、ベーコンと一緒に炒めました。
熱を加えると鮮やかな緑色になり、見た目も良くなります。
信じられないほどに美味しい・・・風味良くやや甘い・・・
ネットを検索すると多少ヒットしますが、野草・山菜の本にも実が食用となる事は載っていないものが多い・・・これはもったいないで す。
これは強くお勧め!



9月中旬の若いガガイモを使い、同じ日、握りこぶし程のノウタケを3個採取したのでこれも一緒に・・・
冷凍庫にあった豚肉と一緒に炒めました。
美味しい!! 美味し過ぎる!! どうしてこれが野草・山菜の本に載ってないのか・・・



今回採取したもの全てを投入して作りました。
写真は極一部・・・冷蔵庫にニンジンの残りがあったので使って見ました。彩りが良いとさらに美味しく感じます。



10月上旬に採取。風味が良くてこれがほんと美味しい♪

油炒め。
手軽で美味しいので特におすすめ。
肉料理とあい、彩りも良い! その他の具や味付けはその時の気分で・・・何にでも合います。




天ぷら。
写真右上はアキノゲシ。
何となく・・・半分に切って衣を着けて揚げました。
こちらも口に入れると風味あり甘みありで美味しい・・・




納豆和え。
まだ若い薄黄緑色の実を湯通ししてから使いました。
彩りよく美味しいです。




煮物。
食べる薬草事典では煮物にもされるとあったので、作ってみました。
味が滲みて柔らかくて美味しいです・・・が、これは私個人の好み・・・炒めたものの方が好きです。




スパゲッティー。
11月に試しにまだ緑色の小型の実を集めて使ってみたのですが、ゴワゴワして食べれませんでした・・・
柔らかい実を使っていればとても美味しかったはず・・・





浸けた直後。



約2ヶ月後。

ガガイモ酒。(羅摩酒)
実を乾燥させたものは“羅摩子”と呼びます。
実の量1に対してお酒は10の割合。
約2ヶ月で熟成し実は取り出しておく。
強壮・強精効果があります。

味は・・・苦味があります・・・やや飲み難いです・・・が、薬効を思えば苦いほど効きそうな気がします・・・



ガガイモの根は救荒食として利用されたとの情報があったので、挑戦してみました。
この根は煮て食べられたようです。



6月下旬。右下の株だけを掘ってみました。



さてさて・・・どんな感じの根かな・・・
土質にもよると思いますが、ここでは・・・深さ5〜15cm程度で、兎に角、四方八方に根が広がってました。
※確認しませんでしたが、右下の株を掘り続けたら、上方向にも根が伸び・・・そして、根がT字型に!!
 上の大きな株の根の一部から新しい根が伸び、途中で芽が出たのが右下の掘った株だったのか!?



遅くなりましたが、ガガイモ・・・全草(根も葉も全て)有毒なのですが、根から出る乳液の毒性が一番強く、食べると嘔吐、そして激し い痙攣を起こす痙攣性の毒成分があるんです!!
・・・と、言う分けで・・・そのまま煮たら、全て丸ごと食べてしまう・・・大丈夫か!?
ちょいと不安だったので、一度茹でて水に晒した後、改めて煮込んで作りました。



6月下旬ですが、根の中心部分にある繊維・・・太さ1mm程度なのですが、硬い!!
これは中心以外の柔らかい肉部分を爪でしごき取って使いました。



ガガイモの根の煮物。
これは味が滲みて、柔らかく、瑞々しく・・・変なクセなども無く・・・美味しい♪
私的には、切り干し大根の煮物よりもずっと好きです!!







6月中旬。





7月中旬。



8月中旬。

イケマ。
ガガイモと同じ仲間で根に毒がありますが、芽や実は美味しく頂けます♪
芽はアクがないので、軽く茹でるだけで頂く事ができます。
実の方は、ガガイモに比べて細長くてボリュームが無いのですが、ポツリポツリと実の成るガガイモと異なり、一ヵ所にまとまって成るの で採取は楽です♪





マヨネーズ和え。
“食べられる野生植物大事典”で、マヨネーズで食べるとあったので♪
芽の風味が濃いので、マヨネーズが和らげる感じで良いです♪



お浸し。
こちらも“食べられる野生植物大事典”で紹介されていた食べ方・・・美味しい♪





大きくなった実は硬くなって食べれない・・・今までガガイモで散々経験していたので、成長しきっていないものを中心に採取しました。
小型のものは、4〜5cm程度、一番大きかったものは9cmでした・・・これは、イケマでも同じか確認するため♪



天ぷら。
大きな実は、やや繊維を感じたので、やっぱり、ガガイモ同様にMAXサイズ(10cm程)よりも小さめの実を採取するのが良いです♪
ガガイモ同様にめちゃ美味しいです♪




みそ漬け。
イケマの実はみそ漬けにされる事がある(あった)との記事をネットで見つけたのでやってみました♪
味が染みてるのと、適度なシャキシャキ感があって、これは普通に美味しい♪

作り方:
※当時の作り方はわからないので野菜のみそ漬けを参考にしました♪
1、イケマは僅かに毒性があるので、サッと茹でて水にさらしてから使いました♪
2、漬け床は、みそ300gに酒大さじ2、みりん大さじ2程度を参考に何となくで♪
3、私はビニール袋に漬け床を作り、イケマを投入しました♪
 軽く揉んで、イケマの全ての面にみそが付くように注意しながら・・・隙間が無いように空気を抜いて口を閉じました。
4、翌日〜今回は翌々日・・・取り出したらみそを流水で洗い流してお皿に盛ったら完成♪




パスタ。
サッと湯通ししたイケマをベーコンと一緒にパスタにしてみました。
彩りよく、美味しい♪ これは全く問題ない所か美味しいです♪
ちなみに、元のレシピは、オクラとベーコンのパスタです。

作り方:
1、イケマはサッと茹でて水に晒しておく。
2、フライパンにスライスしたニンニクを入れて香りがでるまで炒める。
3、適度に切ったベーコンを投入してさらに炒める。
4、最後に水で晒したイケマを適度に切って投入し軽く炒めたら、ひとまず終了。
5、鍋でパスタを少し固めに茹でます。
 (コンロ2つで同時進行できたらベスト♪)
6、茹で上がったら、イケマを炒めたフライパンへパスタを投入!! 茹で汁も少し投入!!
7、鷹の爪も投入して馴染んだらお皿に移して完成♪



 

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